BOT作成に迷っている方注目!LINE BOT AWARDSから作成のヒントを教えます。

BOT作成に迷っている方注目!LINE BOT AWARDSから作成のヒントを教えます。

実際にLINEでチャットボットを作成しようとすると、「どんなチャットボットを作ればいいのか?」「ユーザが望んでいるチャットボットどんなものか」等、わからないことが出てくるだろう。

今回はBOT作成に悩んでいる人に、「LINE BOT AWARDS」からどんなBOTを作成するとがいいのかヒントを紹介する。

LINE BOT AWARDSとは??

BOT内容を紹介する前に、「LINE BOT AWARDS」はご存知だうか??

「LINE BOT AWARDS」とは・・・?

 

 

 

 

 

 

LINEでは、「LINE」を入り口として、自分が必要とする人や情報・サービス、企業・ブランドとシームレスに繋がり、全てが完結する「スマートポータル」の実現を目指しています。その一環として、2016年9月29日に、LINEのMessaging APIを一般公開し、外部開発者がLINEのchatbotを自由に開発できる環境を提供しています。また、多くの開発者がMessaging APIを利用し、「LINE」上で便利で多様なchatbotが展開されることを目的に、個人・法人問わず誰でも参加が可能なアワード「LINE BOT AWARDS」を実施いたしました。
(出典:https://botawards.line.me/ja/
※なおLINE BOT AWARDSは2020年3月現在、2018年開催が最後となっている

誰でも参加が可能で、しかも優勝賞金が1,000万円と他の個人や法人向けのアワードでは見ないレベル。
2017年のエントリー数は国内外から815作品。運営委員会の厳正なる審査の結果最終審査に残ったのは24作品なので、最終審査に残るまでの倍率はなんと約34倍。そこから、最終審査に残った製作者がLINEの役員等計10名の前でプレゼンテーションを行いグランプリなどが決まる。

最終選考の作品を紹介する前に、惜しくも選考に残れなかった作品を紹介。

作品名:いもうとBOT (LINE ID:@imoutobot)
チーム:いもうとBOT開発チーム
概要:「目覚ましをセットする」「時刻表を調べる」という、私たちが毎日繰り返し行なっている単調で無味乾燥な作業。いもうとBOTは、これらすべてを「いもうとにお願いする」に置き換えることによって、毎日の生活に潤いをもたらします。私たちはこの潤いを「いもうとエクスペリエンス」と呼んでいます。(出典:http://imoutobot.com/

内容:時刻表・天気予報・遊び(しりとり・○×ゲーム・リバーシ)・翻訳・目覚ましコール・メモリマインダー・フリートーク・名刺読み取り(連絡先登録)・画像判定(年齢性別・食べ物・花・その他)・いもうと通知API ・設定・最寄駅を覚えてもらう・電話番号を覚えてもらう 計13の内容ができるとの事。

早速友達になって体験してみた。
友達登録したが、なんともリアルな妹感に驚く。

時刻表検索を実際に行ってみた。

駅名を「新宿」と入れてみたところ、いくつか候補を出してくれた。
また新宿にはたくさん路線があるが、どの路線の時刻表を知りたいのかちゃんと聞いてくれるところにクオリティーの高さを感じた。

今回「中央線」を選択したところ、検索した時間帯から5候補も出してくれた。
シンプルで見やすい仕組みとなっている。急いでいるときや、ちょっと調べたいときにオススメ。
  

天気予報を使ってみた。

事前に会社や自宅の最寄り駅を登録しておくと、天気や電車の時間が一発で出てくる。今回は事前に会社の最寄り駅を「新宿」に設定した。天気ボタンを押すと下記画面のように3時間ごとの天気予報が表示される。

どうしてこのようなことができるのか。実は、天気予報のAPIを使っているのである。これは、事前に情報を登録しておいて、天気や時刻表のボタンをタップするとその地域の情報を引っ張ってきてくれるという便利なシステムである。

その他の機能を使ってみた。

その他にも遊び機能としてしりとり・○×ゲーム・リバーシが用意されている。実際にしりとりを行ってみたが、BOTだからといって侮ってはいけないくらいのレベルであった。しりとりでは、名詞以外の言葉を使ってしまった場合、いもうとが「名詞ではないようです」と注意してくれるというクオリティーの高さ。

  

このBOTは他のBOTと違って、1つの機能ではなく様々な機能が使用できるという点が初心者にとっては面白いだろう。
ここで紹介した機能以外にもたくさんあるので、ぜひ一度使ってほしいLINEアカウントである。

LINE BOT AWARDS 受賞作品

さて、実際にLINE BOT AWARDSを受賞した作品の紹介に移る。

最優秀賞 &HAND(LINE ID:@jqv8293w)

概要:身体・精神的に不安や困難を抱えた人と、その手助けをしたい周囲の人をLINE Beaconでつなぎ、chatbotを介して具体的な行動をサポートします。手助けを必要する人がLINE Beacon対応端末を携帯し、手助けが必要な状況でBeaconをONにすると、周囲のサポーター(「&HAND」のアカウントを友だち登録している人)にメッセージが届きサポートを促します。また、&HANDアカウントを介し、手助けを希望する人とサポーターが個別にコミュニケーションをとり、その時々で具体的に手助けが必要な内容のやり取りも可能です。今後は、サポートするために必要な情報をタイムラインに定期配信することでのサポーター育成支援や訪日外国人への観光サポート対応などの展開も検討し、開発が進められます。
出典:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1686

実際に友達登録してみると、挨拶+利用方法の動画が出てくる。何か言葉を打っても、対話などはすることは出来ないようだ。
  

ホームページをよく読んでみると、「大日本印刷」「東京メトロ」「LINE」と連携して事業化をするとのこと。また、【&HAND】の公式アカウントも近日公開されるらしい。

実際にプレゼン資料を見てみたが、目の不自由な方や耳の不自由な方の場合等何パターンか、具体的にどういうことを行っていくのか書いてあってとてもわかりやすかった。
プレゼン資料を見たい方はこちら。
&HAND  (2020年3月時点で削除済みであることを確認)

マイクロソフト賞 NAVITIME(LINE ID:@navitime)

概要:自然言語処理技術を用い、乗換案内の要望を伝えると自動的に駅間の乗換経路や、時刻表、運行情報などの、最新の情報を回答します。例えば「表参道駅から国際展示場正門前駅まで」と伝えると、おすすめの現在時刻発の乗換経路を返信で教えてくれます。
(出典:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1686

皆さんご存知の「NAVITIME」。このアカウントも実は、LINE BOT AWARDSで開発されている。これまで乗換案内を調べるときは、友達とLINEでトークした後に、一回閉じてアプリを開いて調べるという作業をする必要があったが、このアカウントならLINE内でシームレスに遷移できる。


実際に使ってみた。

通常検索

今回行くところは、「三田」にしてみた。
まず、「三田に行きたい」とつぶやいたところ、いくつか候補があったらしく「三田」とつく駅名をすべてピックアップしてくれた。選択も駅名入力ではなく、「あかさたな」等ボタン1つで完了するようになっているので非常に使いやすい。

その後も、出発駅を入力するとすぐに乗り換えの案内が出てくる。アプリのように見やすく表示することは出来ないが、現在時刻からの出発時間・乗換駅・乗換路線等最低限の情報は表示されるので機能としては悪くはない。

また、現在時刻の案内以外にも「一本前」や「一本後」をタッチすれば、その前後の乗換案内を見る事ができる。

  

My終電検索

例えば、今日は飲み会があって終電で帰りたい・・・。と思うことがあるだろう。アプリでも検索はできるが、このアカウントに自宅の最寄り駅を登録しておけば、出発駅を入力するだけで簡単に終電を表示してくれる。

また、よく終電の時間を逃してしまう人には「事前通知」という機能がある。20分前・40分前・1時間前の3種類から選択することができ、設定した時間前に通知してくれるという大変便利な機能となっている。よく終電逃してしまう人などは、アプリを使うよりこの公式アカウントを使うことをお勧めする。

  

他にも登録した区間の乗換案内や運行状況、登録した最寄り駅の時刻表などを見ることができる。

また実はこのアカウント、すべて自然言語処理技術で行っているとのこと。
近年、人工知能やAIなどと騒がれているが、人工知能を使わなくてもハイクオリティーなチャットボットを作成することも可能である。人工知能などを入れないことによってメンテナンスが簡易化するなどのメリットもある。

チャットボット作成を考えている方には、人工知能のチャットボットだけではなく、自然言語処理で対応しているチャットボットにも注目をしてほしい。

今後どんなボットが求められるのか。

最近のLINEのチャットボットでは、お問い合わせ対応の自動化以外にも、航空券の検索・予約や荷物の再配達予約など様々なことを行っている。(チャットボットの事例を詳しく見たい場合は、LINE BOTの業種別おすすめ事例14選の記事を是非ご覧いただきたい。)

業種によって求められるBOTは様々だと思うが、何より大切なのは「ユーザーが求めているのは何か?」「ユーザーに使いやすいBOTとは何か?」をとことん考えることである。まず解決したい悩みは何なのか、その手段としてBOTはどのようなことができるのかの順に考えてみてほしい。

チャットボットができることは無限大だが、魔法の杖ではない。
ユーザーニーズと企業のやりたいことをすり合わせて使われるBOTを作り、地道な運用を続ける必要がある。

 

チャットボット開発のご相談は自然言語処理対応の開発ツールhachidori