メルマガを運用していて、このような悩みや疑問を抱いた経験はありませんか?
- メルマガを送信してもユーザーにあまり見てもらえない、効果が得られない
- メルマガ以外に定期的な配信が可能な宣伝方法がないか知りたい
そこでおすすめなのが「LINE公式アカウント」になります。
LINE公式アカウントはメルマガに比べて開封率が高いだけでなく、より開封率を向上させるためのさまざまな工夫が可能になります。
そこで、こちらの記事では、以下のような内容についてご紹介します。
- LINE公式アカウントの開封率について
- メルマガよりLINE公式アカウントを活用するべき理由
- LINE公式アカウントの開封率を上げるコツ
こちらの記事を参考に、ぜひともメルマガの代わりにLINE公式アカウントの導入を検討してみてくださいね。
LINE公式アカウントの開封率
LINE公式アカウントの開封率は、メルマガの開封率と比べて高いと明らかになっています。
そこで、まずLINE公式アカウントにおける開封率の定義と、LINE公式アカウントとメルマガそれぞれの開封率の差について見ていきましょう。
LINEのメッセージ開封率とは
LINEのメッセージ開封率は、「メッセージの吹き出し1つが全て表示された場合」を指します。具体的には、上図のようなメッセージの場合は赤い四角の内部が全て表示された場合に、開封されたとみなします。
そのため、吹き出しが途切れた部分で見るのをやめられてしまった(既読状態になってメッセージが全て見られずに、流れていってしまった)場合は、開封されたとみなされません。
このように、LINE公式アカウントでは吹き出しの全体が表示された場合に、開封されたと扱われます。
LINE公式アカウントとメルマガの開封率
LINE公式アカウントとメルマガの開封率はそれぞれ以下の通り(目安)になります。
- LINE公式アカウント→約60%
- メルマガ→約10%~約30%
また、LINE公式アカウントの公式サイトにおける導入事例でも、メルマガと比べてなんと!10倍もの開封率を挙げられたという報告が挙げられています。
事例は以下参考リンクよりご覧ください
参考 開封率はメルマガの約10倍!美と健康のセレクトショップのLINE公式アカウント活用方法とは| LINE Business
このように、LINE公式アカウントを活用することで大幅に開封率の向上を目指すことが可能です。また、実際の導入事例でも大きな成果が挙げられていることから、実際に結果が出ている事実も明白になっています。
メルマガよりもLINE公式アカウントの方がおすすめな理由
それでは、LINE公式アカウントがメルマガよりおすすめな理由を開封率以外の観点からご紹介していきます。
こちらを参考に、メルマガからLINE公式アカウントへの切り替えを検討してはいかがでしょうか。
LINEの利用ユーザー数
一つはLINEのユーザー数がメルマガに比べて大きく優っている点が挙げられます。
LINEのユーザー数は2022年6月時点のLINE公式調査結果によると、アクティブユーザー数9200万人と非常に多く、幅広いニーズへの宣伝が可能になります。加えて、連絡手段として一日に何度も利用する人も多いです。
そのため、LINE公式アカウントを目にしてもらえる機会や、友だちになってもらえるチャンスやターゲット層も必然的に広がるでしょう。
このように、LINEは多くの人間が高頻度で利用していることから、メルマガに比べておすすめになります。
参考 【公式】LINE広告 – LINE for Business
メールと違い2度の接触機会がある
また、LINE公式アカウントの場合、メールと違ってメッセージに気がつくチャンスが2回ある点もおすすめなポイントです。
メルマガの場合、メールボックスを開いて目に入った時の1回に限られてしまいます。
加えて、以下のような事例でメルマガそのものが目に入らないケースさえあります。
- 迷惑メールとしてユーザーに扱われてしまい、迷惑メールフォルダに入ってしまい目に入らない
- そもそもメールフォルダを定期的に確認しないため、気がつくと埋もれてしまっている
また、メールは頻繁に届くため、通知がうるさく、プッシュ機能がオフにされてしまっている場合も多いです。
一方で、LINEの場合は連絡手段として使われていることもあり、「プッシュ機能」がオンになっているユーザーが多いでしょう。
また、もしプッシュ機能をオフにされてしまっていても、LINEを開けば新規メッセージの通知が現れるため、ユーザーは新しいメッセージが来ていることに気づいてくれます。
このように、LINE公式アカウントはメルマガに比べて、メッセージの存在に気がついてもらえるケースが多いため、開封率も必然的に高くなります。
そのため、メルマガに比べてユーザーに見てもらえる可能性も高い点で秀でており、おすすめです。
開封率を高めるためのコツ
それでは、LINE公式アカウントの配信の開封率を高めるためのコツをいくつかご紹介していきます。
開封率の伸び悩みに悩まれている方は、こちらを参考にしてみて下さい。
プッシュ通知に表示される内容だけで伝わるようにする
プッシュ通知で表示されるテキストの内容を分かりやすくまとめるのはコツの一つとして挙げられます。
プッシュ通知のテキストは、最大100文字まで表示可能です。ただし、長すぎると見てもらえなくなってしまいます。また、単調すぎてインパクトがなくてもあまり見てもらえません。そのため、以下のようなぱっと見で中身が分かるような内容にする必要があります。
- LINE友だち限定!対象商品10%オフ!
- 週末限定 〇〇類1000円以上で1割引!
このように、「割引」「オフ」といった値引きに関する単語や、「LINE友だち限定」といった、特別感が出るような単語をプッシュ機能のテキストに盛り込んでいくのもテクニックの一つになります。
配信内容に友だちアカウント名を使用する
配信内容に友だちアカウントの名称を入れるのも有効なコツの一つです。
LINE公式アカウントで使える「nameタグ」と呼ばれるタグを使用すると、あいさつの部分に自動で友だちのアカウント名が入るようになります。
名前を入れることでユーザーに以下のようなメリットが得られます。
- アカウントに対する親しみを持てる
- 親しみをもってもらうことで、顧客と企業の距離を縮められる
このように、メッセージに相手の名前を入れることで、ユーザーに親近感を持ってもらえ、アカウントとユーザーの距離を縮められるようになります。
適切なセグメントに配信する
適切なセグメントに配信するのもテクニックの一つです。
セグメントとは、いわゆるターゲットのことを指しており、LINE公式アカウントでは配信ごとにセグメントの属性(性別、年齢など)を設定した上で配信を行える仕組みがあります。
例えば、「東京に店舗がある、若者向けレディースファッションの新作の宣伝」場合、セグメントは以下のようにすると見てもらえる可能性は高くなるでしょう。
- 年齢 20代〜30代
- 性別 女性
- 地域 関東
このように、ターゲットを絞り込んだ上で配信を行うことで、ユーザーの関心を惹き、閲覧数の増加を見込めるでしょう。
開封率の高さを活かすために使いたい機能
LINE公式アカウントの開封率の高さを生かすために使える機能としては、どのようなものがあるのでしょうか?
こちらの記事ではいくつかの例を具体的にご紹介していきます。
ステップ配信
ステップ配信とは、配信するメッセージに物語性を付帯させた上で、特定のタイミングで自動配信を行う機能になります。
配信するメッセージの内容は、以下の要素から設定可能です。
- 友だち追加の経路
- 友だち追加後の経過日数
- ユーザーの属性(年齢、性別など…)
上記の機能を活用すれば、友だち登録のタイミングや生活パターンなどに応じて、メッセージの配信タイミングを使い分けられます。
そのため、ユーザーは自分に合わせたメッセージを送信してくれてるのかと感じて、顧客満足度の向上や、ちょうどいいタイミングに都合の良い配信が来ることでメッセージを見てもらえるようになり、開封率の向上につながります。
このように、その人に合わせたタイミングでメッセージを配信する、ステップ機能を活用するのは手段の一つです。
リッチメニュー
リッチメニューとは、LINE公式アカウントの下部に固定で表示可能なメニュー画面になります。
リッチメニューに以下のような頻繁に使われる機能を固定で表示しておくことで、自然とLINE公式アカウントを開く頻度が上がり、開封率も向上するようになります。
- ポイントカード
- FAQ
- ECサイトや公式サイトへのリンク など…。
このように、便利な機能をリッチメニューに搭載しておくことで、ユーザーが自然とLINEを開くような作りにして、メッセージを見てもらえるようにすることで開封率を高めるのは手段の一つと言えるでしょう。
リッチメッセージ
画像をクリックすると、関連するページへ遷移可能なリッチメッセージも活用していきたい機能の一つになります。
リッチメッセージに以下のような情報を記載して、ユーザーが「見たい」と思ってくれるような配信を行うと、開封率の向上に繋がります。
- セール情報、お得な情報
- 季節毎のキャンペーンや商品の情報 など…。
このように、ユーザーが見たくなるようなリッチメッセージを週1など、定期的に配信するのも良い手段です。
クーポン
クーポンの配布はメッセージの開封率の向上に効果を発揮する分かりやすい手段の一つになります。ユーザーが使ってくれそうなクーポンを配布し、プッシュ機能で通知することで、ユーザーがメッセージを開封してくれる確率が格段に向上します。
実際に、クーポンを活用してメッセージの開封率が3倍にも向上した事例も存在しています。(事例は以下参考リンクよりご覧ください)
開封率30%!LINE公式アカウントのクーポンを使ったカラオケ店の集客術 | LINE for Business
このように、ユーザーのニーズに沿ったクーポンを配布することで、メッセージの開封率の大幅な向上を目指すことも可能です。
応答メッセージ
また、特定の単語を入力すると決まった反応が返ってくる「応答メッセージ」機能も有用な手段の一つとして挙げられます。このような自動で対話を行うプログラムは「チャットボット」とも呼ばれ、最近ではWebサイトやECサイトなどにも多く導入されています。
自動応答には大きく分けて以下の2種類が存在しています。特徴は以下の通りです。
1.AI型
- 送信されてきたメッセージの内容から最適な解答を返すことができる
- ユーザーとのメッセージのやり取りを通じて、学習し、精度の高い返答ができるようになる
- 精度を高めていくために定期的なメンテナンス(チューニング)を行う必要がある
2.ルールベース型
- 特定のキーワードを設定して、そのキーワードに反応する(反応するキーワードを手動で設定しておく必要がある)
- 筋書きに沿って、辿り着いてほしい回答にユーザーを導きやすい
- 表記ブレへの対応ができないため、設定する単語の精査が必要
自動応答の種類についての詳細や、メリット/デメリットに関しては、詳しくは以下の記事を参照下さい。
AIチャットボットとは?シナリオ・ルールベース型との違いも | HummingBird
このように、自動応答メッセージを活用することでユーザーとのやり取りの迅速化に貢献できるため、ユーザーの満足度が向上するだけでなく、LINEアカウントを見てくれる頻度も向上します。これらのメリットが開封率の向上に繋がるのです。
LINE公式アカウントは返信が大量にくる
LINE公式アカウントはユーザーからの返信が期待できる点も魅力的なポイントになります。一般的に、メルマガは一方的に送信するのみで完結してしまい、相手からの返信はありません。
一方で、LINE公式アカウントの場合、普段LINEを使う感覚でユーザーも気軽たメッセージに返信をしてくれます。
そのため、メルマガより登録者が少なくても、返答をもらえる割合が高くなるだけでなく、問い合わせ、サービスへの購入などに至る可能性は高くなります。
このように、メルマガに比べてユーザーからの返信が大量にもらえるため、売上向上に繋げやすいツールと言えるでしょう。
チャットボットツール「hachidori」
LINEを本格的にビジネスに活用するために、ぜひチャットボットの導入もご検討ください。 チャットボットとは?
弊社hachidoriが提供するチャットボットツール「hachidori」では、ノンプログラミングで開発し、月額50,000円~の運用が可能となっています。
特徴としては、
- 国内初のチャットボットベンダーとして、7,000を超える開発実績&ノウハウ
- 有人チャット機能やAIを活用したフリーワード対応も可能
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