DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?IT活用とは違うその定義を解説

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?IT活用とは違うその定義を解説

皆さんの会社で「DX」を始めていこう、DX人材を育成していこうという話が挙がったりしていませんか?

  • そもそもDXって言われても何なのか分からない
  • DX化を会社で進めていくにしてもどんなことをすればいいのだろうか

結論としては、DX化を社内で推進していくと、業務の効率化や利益の向上、コストカットといった様々なメリットを得られます。

こちらの記事では、以下のような内容についてご紹介していきます。

  • DXについて、DXを行うメリット及び課題
  • DXIT化の違いについて
  • 企業におけるDXの導入事例

こちらの記事を読んで、ぜひDXについて正しく理解していきましょう。

目次

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは

DXとは、デジタルトランスフォーメーション( Digital Transformation )の略称になります。

最新のIT技術を取り入れていき、仕事や生活をより良いものへとする概念になります。

具体的には、以下のような技術がDXに該当する事例です。

  • ドローンを利用した荷物の配達
  • 書類などの管理のデータベース化
  • キャッシュレス決済

このように、DXとはIT技術を取り入れて日常生活をより良いものへと変えていくことを指します。

現在では国からも推奨されており、「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)」という資料も公開されています。

 

DXが注目される背景

そもそもDXという言葉自体は2004年ごろから専門家によって提唱されていました。

しかし、最近になって最新の電子機器やソーシャルメディアなどがビジネス業界に急激に浸透し始めました。

このように、ビジネス用語として浸透し始めたのをきっかけに、DXは一気に注目される技術となっていきました。

必要とされるDX人材とは

それでは、DX人材としてどのような存在が会社において必要とされているのでしょうか?

具体的には以下のような人材が挙げられます。

  • 最先端のIT技術を学習して取り入れていく人材
  • DXを推進するために、集中して推進業務にあてがえられる人材

最先端の技術を学習しても、それ以外の仕事のためにDXの推進に取り組ませられなければ、意味はありません。

このように、DXのための知識を習得し、社内で集中的に推進活動を行なっていく人材が必要になります。

デジタライゼーションとの違い

【引用】

DXレポート2中間取りまとめ (概要) | 経済産業省

デジタライザーションとは、仕事のデジタル化を指す単語であり、DXとはデジタライゼーションを含んだ概念になります。

上の図は経済産業省によってまとめられたDXの構造についての説明になります。

これらの図のように、DXの中にデジタライゼーションが含まれているというイメージですね。

CXUX類似などとの違い

また、DXと似たような単語として「CX」「UX」というマーケティング用語があります。

CXUXはそれぞれ以下のような意味を持ちます。

CX (Customer Experience)

顧客体験、という意味の単語です。

商品やサービスを購入するまでの過程においてどのような体験をしているのか、その価値を示しています。

UX (User Experience)

ユーザー体験、使用者体験という意味の単語です。

商品やサービスから直接的に得られる体験の質を指します。

このように、2つの単語とDXは大きく異なる意味を持つ単語です。

DXIT化の違い

ここまで、DXについてと類義語との違いをご紹介してきました。

類義語の一つに、「IT化」というものがあります。IT化について、DXとの違いについて見ていきましょう。

IT化とは

IT化とは、業務改善などの目的のために、現在の方法を維持した上でIT技術を取り入れていく考え方を指します。

以下のような例がIT化に当てはまります。

  • 連絡手段が手紙や電話からメールやチャットへと置き換わった
  • 書類の管理方法が紙媒体をそのまま保存しておく方法から、システムなどでPDF管理する方法に変化する

このように方法を置き換えていく手段をIT化と言います。

IT化とDXの違い

IT化とDXの違いは、日常生活をよくしていくことと、よくしていく方法という点にあります。

いわば、IT化という「方法」をもってして、「目標」であるDXを達成するのです。

このように、方法なのか、手段なのかが二つの単語の異なる箇所になります。

DXに対する課題

ここまでで、DX化の推進は企業の成長に大きく貢献するものだとお分かりになったかと思います。しかし、DX化には様々な課題があります。これらの課題を解決していかなければなりません。

2025年の崖

はじめに、「2025年の崖」という課題が存在しています。これは、経済産業省によって提唱されている用語であり、DXを実現するための課題を解決し、DX化が実現できなかったケースで発生する経済的な損失が生じると推測されています。

その金額は最大12兆円(1年あたり)と言われており、このことからDX化は早急に推進していくべき事項であるといえるでしょう。

【参考】

Xレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~ | 経済産業省

デジタル化でビジネスが多様化

現在、国内ではあらゆる産業において、参入者が急激に増加しています。

その結果、現在のビジネスでは多様なもの、サービス、ビジネスモデルが乱立されている状態です。

このような状況下で企業が安定して経営を持続していくためにも、DX化は必要不可欠になってきています。

 

古いITシステム

次の課題点はITシステムの老朽化になります。現在企業で導入されているITシステムは徐々に古いものになってきています。

経年と共に、古いシステムを理解できる人材は減っていくため改良もできずに古いままになってしまうシステムも数多くあります。

そのようなシステムを使い続けるのは不可能に近く、そのシステムを用いて新しいビジネスを始めるのは非常に困難でしょう。

このように、老朽化の進んだITシステムは課題の一つとして挙げられます。

IT人材の確保

また、DX化を推進させるための人材不足も問題点になります。

IT企業以外の多くの会社では、社内のシステム開発を外注しています。

そのため、社内のDXDX化のために必要なIT知識を理解できる人材が圧倒的に不足しています。

このように、専門の人材の不足および育成ができていない点にも問題があります。

DXを成功させるためのポイント

DXを成功させるためには、以下のようなポイントを抑えるのが重要です。

  • 働き方改革を積極的に実施する
  • 社内に新しい技術を定期的に取り入れて行き、業務の効率化を図る
  • 組織力UPに努める
  • IT知識のある人材の育成を行っている、あるいは組織内の適所に配置する

これらはあくまで一部ですが、重要なのは”IT企業でない企業でも、デジタル知識を取り入れ、そのための人材育成をする。という活動が非常に重要です。

併せて、経営層が上記のようなポイントについて前向きに検討、行動を行ったり、デジタル知識を習得したりしていくのも必須になります。

企業のDXの事例

それでは、実際に企業で行われているDXの事例にはどのようなものがあるのでしょうか?具体的な事例について、いくつか見ていきましょう。

社内でDXを推進していこうと思っている方々は、ぜひともこちらを参考にして取り組んでみてくださいね。

通販サイトのDX化事例

某インターネット通販サイトでは、書籍の販売が行われていました。

しかし、通販での書籍購入が浸透していなかったのもあり、ビジネスモデルがはっきりしないという課題を抱えていました。

そこでDX化として、AIや機械学習による高精度なおすすめコンテンツの表示機能を導入しました。

これによって、お客さまの購入履歴などをもとにして高精度なおすすめコンテンツの表示が可能となりました。

このように、マザーデータを活用したハイスペックなおすすめ機能による売り上げ向上や、顧客の満足度につながった試みはDXの成功例の一つになります。

金融機関のDX化事例

とある金融機関では、毎年3万を超えるユーザーの意見に日々目を通していました。

そこで、ユーザーの意見の文章を分析し、分類・要約するシステムを導入し、仕事の自動化に成功しました。

このように、システムの導入によって仕事の効率向上、コストカットに成功したのもDX化成功の良い例の一つとして挙げられるでしょう。

ハンバーガーチェーンのDX化事例

 また、某ハンバーガーチェーン店もDX化を推進しています。

仕事の効率化に力を入れる一方で、お店のブランド力やサービスの品質低下などが問題になっていました。

そこで、キオスク端末という簡単に注文が行えるシステムを導入し、店舗に設置しました。また、顧客の行動分析を行い待ち時間短縮のための工夫を取り入れました。

このように、DX化でユーザーの満足度向上および人件費の削減に繋がります。実際にこの施策を取り入れたモデルケースの店舗では顧客単価15%アップという大きな成果をあげています。

 

このように、DX化は業務の効率化やユーザーの満足度の向上など様々なメリットをもたらしてくれます。

そのため、推進できる環境作りおよび人材の育成を始めていく必要があります。

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