LINE公式アカウントで効果的に集客するには?友だち数を増やす方法や実例をご紹介

LINE公式アカウントで効果的に集客するには?友だち数を増やす方法や実例をご紹介

LINE公式アカウントを活用することで効果的に集客を行うことが可能となります。

この記事では集客に必要な機能の説明をはじめ、LINE公式アカウントが集客に向いている理由や集客方法、実際の成功事例を説明していきます。

 

目次

LINE公式アカウントとは

LINE公式アカウントとは企業やブランドをはじめ、テレビ・ラジオ番組、公的機関などが運用しているアカウントのことをいいます。

企業にとってはビジネスに活用できるアカウントであり、公式アカウントと友だちになっているユーザーに対してメッセージやクーポンなどを送って購入や契約を促すことができます。

20194月にLINE公式アカウントにサービスが統合される前は大手企業向けの機能が豊富な「LINE公式アカウント」をはじめ、中小企業や店舗が利用できる「LINE@」、APIを使用して企業とLINEのシステムを連携できる「LINEビジネスコネクト」、LINEを介してチャットやAIをコンタクトセンターで利用できる「LINEカスタマーコネクト」というそれぞれのサービスに分かれていました。

改めてLINE公式アカウントとは?具体的な使い方から事例まで解説

圧倒的なアクティブユーザー数

 

LINE」は日本国内で最も多くのユーザーに使用されている「コミュニケーションアプリ」です。

月間のアクティブユーザー数は20203月末の時点で8,400万人を越えています。

未だに若い層に使用されているというイメージを持たれる方も多いですが、8,400万人とは日本の人口の66.7%を占めており、年齢層も1060代と非常に幅広い世代に利用されています。

日本の人口は約12,595万人で男女比は男性が48.6%、女性が51.3%となっています。

LINEユーザーの内訳は男性が47.5%、女性が52.5%となっており「選別構成」も日本人口に近い数値となっています。

 

LINE公式アカウントは集客に必要な機能が備わっている

LINE公式アカウントには集客に必要な機能が備わっているため、それらの機能を使用してユーザーに販促を行っていくことが可能です。

以下でそれぞれの機能について解説していきます。

 

メッセージ配信

LINE公式アカウントの集客の機能に「メッセージ配信」があります。

メッセージ配信とは友だちに追加されているユーザーに対して新商品やセールなどの情報をはじめ、店舗の営業時間や顧客にアピールしたい内容のメッセージを配信できる機能のことをいいます。

テキスト以外にもクーポンやスタンプ、動画や画像も配信することができます。

 

リッチメッセージ

リッチメッセージは文字や画像を一つのデザインにまとめて配信できる機能のことをいいます。

組み合わせることができるのは画像・文字・リンク・クーポンなどであり、単純なテキストメッセージよりも「視覚的」に分かりやすくユーザーに情報を伝えることができます。

一度に表示される情報量が少ないですが一つの商品について注目させることができるため、「新商品」や「セール品」などの紹介に適しています。

また、リンク先への「誘導率」が高まる効果が期待できます。

 

セグメント配信

「セグメント」とは顧客を属性ごとに仕分けることを意味しており、住居地・年齢・性別・友だち期間などに合わせて仕分けた対象のユーザーにだけメッセージを送るサービスのことを「セグメント配信」といいます。

セグメント配信をしっかり行わないと男性向けの商品の内容を女性ユーザーに送ってしまったり、関東の店舗の情報を関西のユーザーに送ってしまうなど、顧客にとって必要のない情報を届けてしまう可能性があります。

誤った内容のメッセージを何度も送ってしまうと、最終的にブロックされてしまう可能性があります。

 

ステップ配信

ステップ配信とはユーザーの行動をきっかけにあらかじめ用意していた内容のメッセージを決められたタイミングで順番に配信していく機能のことをいいます。

メールを使用した「ステップメール」はマーケテイング戦略で多く使用されてきており、ECサイトで商品を購入した後に、ショップのメールが1週間後や2週間後に届くことがあります。

これらがステップメールであり、「購入」というユーザーの行動をきっかけに順番に配信されています。

LINE公式アカウントでは友だちの追加をきっかけに、あらかじめ決めていたタイミングで順番にメッセージを配信していくことがステップ配信に該当します。

 

チャット機能

LINE公式アカウントにも11で友だちと会話することのできるチャット機能が備わっています。

LINE公式アカウントの場合にはチャットの友だちごとに「タグ」を貼ることができたり、「メモ」を追加することができます。

・タグ

「要対応」や「対応済み」といったあらかじめ用意されているタグだけでなく、任意のタグも作成することができます。

・ノート

LINE公式アカウントについている「ノート機能」は顧客情報を記入して管理することができます。

こちらの情報は友だちからは一切閲覧することができません。

「顧客管理」や「サポート時」を行う際に非常に便利です。

 

リッチメニュー

リッチメニューはLINE公式アカウントのトーク画面の下部に表示されるメニューのようなモノのことです。

非常に目立つため「訴求」が高まります。

よく混同されやすい「リッチメッセージ」との違いにはユーザーに送信時にポップアップなどで通知されるかの違いがあります。

リッチメッセージは通知されるのに対して、リッチメニューはトーク画面内に常設されているため、更新時にもユーザーには通知されないようになっています。

 

LINEが集客に向いている理由

LINEが集客に向いているのにはしっかりとした理由があります。

 

無料で始められる

LINE公式アカウントはアカウントの開設や初期費用が無料となっており、メッセージ配信についてもプランの内容によりますが、フリープランであれば1,000通までは無料で利用することができます。

フリープランの場合では1,000通となりますので、友だち数が200人なら月5回、500人なら月2回までメッセージ配信が行えます。

メッセージ数が足りない場合には「ライトプラン」「スタンダードプラン」などの有料プランに切り替えていくことで、メッセージ配信数を増やすことが可能です。

 

多くの業界、規模でも活用出来る

LINE公式アカウントは「業界」「規模」「商材」の種類に関わらず、集客に活用しやすくなっています。

理由としては「幅広い世代のユーザーが利用している」からです。

LINE公式アカウントはそういった様々な年代のユーザーにリーチできるコミュニケーションツールとなっています。

 

規約で禁止されている業界に注意

しかしながら「規約」で利用が禁止されている業界が複数存在します。

  • アダルト関係
  • 出会い系
  • 連鎖販売取引関係
  • 人の不安や不幸につけ込んだ販売方法をはじめ、違法な営業方法、科学的な根拠が乏しい商品の販売等

上記の条件に当てはまる業界はアカウントの開設ができないようになっています。

 

双方向的なコミュニーケーションを自然に行える

LINE公式アカウントでは顧客とのコミュニケーションを強化できのも強みの一つといえるでしょう。

今までのメルマガなどと違い、ユーザーと直接チャットで会話のキャッチボールが可能ですので、双方向的なコミュニケーションを自然に行えます。

その他にも「応答メッセージ」を使用することで設定したキーワードに対して、テキストや画像をはじめ、リッチメッセージ・リッチビデオメッセージ・スタンプ・クーポンなど様々なアクションを送信できます。

LINE集客の効果

従来のメルマガの場合ではユーザーにメールを送ったとしても開封して頂けないことが多い傾向にありました。

一方でLINE公式アカウントからのメッセージの開封率は他のSNSと比較すると高い傾向にあります。

開封率が高くなる原因として「アクティブユーザー数が多い」「メールと異なりプッシュ通知を送信できる」などの理由が考えられます。

またLINE公式アカウントからの受け取ったクーポンの利用者は友だちの半数近くにも及ぶと言われています。

 

新規顧客だけでなくリピーター化までを行える

公式アカウントと友だちになることで割引サービスやクーポンの配布など、ユーザーに対してメリットがあることを積極的にアピールしていくことにより「新規顧客」の獲得に繋がっていきます。

クーポンをきっかけに行く予定のなかった店舗に訪問するユーザーも増えてきている現状を踏まえると、LINE公式アカウントでの集客が重要であることがわかります。

また、友だちに追加して頂けると「ブロック」されない限り、メッセージを送ることができるので新規顧客を「リピーター化」させることも可能となります。

 

LINE公式アカウントを活用した集客方法

LINEアカウントで集客を行う際には2つのステップがあります。

 

LINE公式アカウントの友だち数を増やす

まずはLINE公式アカウントの友だち数を増やしていく必要があります。

友だち数を増やすにはいくつかの方法があります。

 

友だち追加後のメリットを用意する

LINE公式アカウントの友だちになってもらうためにはユーザーにとって魅力的と感じてもらえるメリットを用意する必要があります。

LINE公式アカウントの友だちになってくれた顧客に対して「LINEクーポンを発行」したり、「お会計時に割引特典」を受けられるなど、顧客にとってメリットと感じてもらえる特典などを用意して「友だち追加」に誘導する必要があります。

 

Webサイトや店頭などのユーザーとの接点に設置

ユーザーにとって魅力的な「特典」を用意していたとしても、LINE公式アカウントに気付いてもらえなければ意味がありません。

LINE公式アカウントの存在や友だち登録でもらえる特典について、しっかりと周知していく必要があります。

周知の方法ですが「Webサイト上で紹介する」「店頭でお知らせする」「SNSで紹介する」などの方法が効果的であるといえるでしょう。

 

認証済みアカウントに変更する

LINE公式アカウントは「未認証アカウント」と「認証済みアカウント」が存在します。

未認証アカウントは誰でも簡単に開設できるアカウントのことで、認証済みアカウントはLINE社の審査を通過した企業に付与されるアカウントとなります。

LINE社の審査に合格することで「認証済みバッチが付与される」だけでなく、「LINEアプリ内の検索結果に表示される」ようになります。

検索結果に表示されるようになれば、興味を持ったユーザーが友だち登録してくれる可能性が高くなりますので、できることなら認証済みアカウントにしておく方が良いといえます。

 

LINE広告を利用する

新規顧客にリーチする方法に「友だち追加広告の配信」という方法があります。

自社のターゲット層のトークリスト上部・タイムライン・LINE NEWSなどにLINE公式アカウントの友だち追加を促す広告を掲示できるようになります。

所謂「LINE広告」を利用することで今まで公式アカウントの存在に気付いていないユーザーに対してもアピールすることができますので、「新規顧客の獲得」に繋がっていきます。

 

友だち追加後のアプローチ

LINE公式アカウントの友だち数を増やしたら終わりというわけではなく、追加後のアプローチも重要になってきます。

効果的なアプローチを行うことで再度商品を購入して頂けたり、顧客がリピーターになることも考えられます。

 

ユーザーに役立つ情報を定期的に配信する

LINE公式アカウントの友だちに対して定期的に役立つ情報やお得な情報を配信するようにしましょう。
長期間配信が滞ってしまうと公式アカウントの存在を忘れられてしまう危険性がありますし、最悪の場合ブロックされることもあります。


友だちに追加してもらった顧客を逃がさないためにも、既存顧客に対して来店・再購入を促せるように定期的・継続的なメッセージを配信する必要があります。

クーポン配信やショップカードの活用

LINE公式アカウントの友だちに対して定期的にクーポンの配信と行ったり、ショップカードの配布や活用を促す内容のメッセージを配信するなど、ユーザーにとって役立つ・お得になる情報を定期的に配信する必要があります。

長期間配信が滞ってしまうと公式アカウントの存在を忘れられてしまう危険性がありますし、最悪の場合ブロックされることもあります。

友だちに追加してもらった顧客を逃がさないためにも、既存顧客に対して来店・再購入を促せるように定期的・継続的なメッセージやクーポンの配信を行っていきましょう。

 

セグメント配信でユーザーごとに内容をカスタマイズ

住居地・年齢・職業・家族構成・ライフスタイル・友だち期間など所謂「属性」ごとのユーザーに対して適切な内容のメッセージ配信を行うことで、効果的にユーザーにアピールすることができます。

そのためにはユーザーの属性をしっかりと把握する必要がありますが、セグメント配信をせずに的外れな内容のメッセージを送り続けてしまうと、最悪の場合「ブロック」されてしまう危険性もありますので注意が必要です。

 

動画などを活用したリッチメッセージで惹きつける

リッチメッセージはメッセージと一緒に動画や画像を配信できるため、動画や画像を活用すれば少ない文字数で商品やサービスの魅力を伝えることができます。

ユーザーに対しても直感的な理解を促せるので、ユーザーの目に留まりやすくなります。

 

チャット機能でニーズを取りこぼさない

チャット機能を利用することで顧客の質問や疑問を解決できたり、顧客が知りたいと思っている内容を伝えることができれば、購入や契約などの購買活動を後押しすることができます。

また問い合わせの多いもの=ユーザーの求めるものとなるため、問い合わせの内容を分析していき、顧客のニーズを理解することでマーケテイング戦略に活かすことが可能となります。

 

施策の結果を振り返る

施策を行った後には必ず「分析機能」を使用して結果を振り返ることが重要となります。

分析機能は友だちやメッセージ通数など、いくつかの項目の詳細を確認できます。

施策の結果をこれらの情報から調べて確認することで、結果が伴っているのかを知ることができます。

また予想よりも結果が出ていない場合でも分析結果を元に次の対策を考える際に役に立つといえるでしょう。

LINE公式アカウントの分析機能

施策を行った後には必ず「分析機能」を使用して結果を振り返ることが重要となります。

分析機能はダッシュボード・友だち・メッセージ通数とメッセージ配信・ステップ配信・チャット・タイムライン・クーポン・予約・ショップカード・プロフィールなどの項目の詳細を確認できます。

以下で内容を解説していきます。

 

ダッシュボード

統計情報の概要を確認できる。

友だち

追加数やターゲットリーチ、ブロック数を確認できる。

メッセージ通数

すでに配信したメッセージ数を確認できる。

メッセージ配信

すでに配信したメッセージの統計情報を確認できる。

ステップ配信

ステップ配信の分析結果を確認できる。

チャット

手動応答や自動応答の配信数を確認できる。

タイムライン

フォロワー数や投稿の統計情報を確認できる。

クーポン

統計情報を確認できる。

予約

店舗に予約・来店した数を確認できる。

ショップカード

ショップカードの統計情報を確認できる。

 

施策の結果をこれらの情報から調べて確認することで、結果が伴っているのかを知ることができます。

また予想よりも結果が出ていない場合でも分析結果を元に次の対策を考える際に役に立つといえるでしょう。

 

実際に公式アカウントで集客に成功した事例

実際にLINE公式アカウントを利用して集客に成功した企業も多く存在しています。

「蔵前温泉さらさのゆ」「笹川スポーツ財団」「コロッケ倶楽部」などの成功事例を紹介していきます。

 

蔵前温泉さらさのゆ

 

大阪にある温泉施設である「蔵前温泉さらさのゆ」はLINE公式アカウントを取り入れて集客に成功しました。

そもそも公式アカウントに目と付けた理由としては「若い世代へアプローチがしたかった」ということで、ショップカード機能なども活用していきました。

ショップカードでは貯まったポイント数によって入浴料金の割引券や無料券を配布していきました。

ショップカードからポイントを貯めることにハマってしまう顧客も多いようで集客とリピーターを増やすことに成功しています。

 

笹川スポーツ財団 

笹川スポーツ財団は「Sport for Everyone社会の実現を目指し、実践型のスポーツ政策シンクタンクとしてお取り組みをされている公益団法人」です。

新型コロナウイルスの影響で住民総参加型スポーツイベントである「チャレンジデー」を開催できなくなり、感染リスクの少ない家庭内で運動できるコンテンツ配信型の「うちチャレ(おうちチャレンジャー)」を開催していくことにしました。

その参加報告のためのツールにLINEを選択し、「hachidori」というチャットボットを導入することで「友だち登録時に居住地などを聞くアンケートの構築」「参加報告の仕組みの構築」という2つの施策を行っていきました。

LINE公式アカウントとチャットボットを活用することで、1カ月でCPF100円、友だち登録数も10月の10倍以上という目標としていた結果を出すことができました。

 インタビュー記事の詳細はこちら

コロッケ倶楽部

カラオケ店のコロッケ俱楽部の唐津店ではLINE公式アカウントを活用することで多くの友だち数を獲得することができ、集客を成功させました。

さらに深夜利用の対策としてクーポン配信を行うことで、深夜帯の月間来店数は昨年対比の160%を記録するほどの結果を出しています。

今は利用できなくなりましたが「タイムライン」を利用してユーザーにクーポンを選択してもらう施策を実施したところ、「クーポンシェア」により効率的に友だち集めを行うことができました。

クーポンシェアとは公式アカウントが配信したクーポンの内容をユーザーが自分の「友だち」に共有できる仕組みとなっており、友人から他のユーザーに情報が拡散されるため、友だち登録への誘導がスムーズに進みました。

チャットボットツール「hachidori」

LINEを本格的にビジネスに活用するために、ぜひチャットボットの導入もご検討ください。 チャットボットとは?

弊社hachidoriが提供するチャットボットツール「hachidori」では、ノンプログラミングで開発し、月額50,000円~の運用が可能となっています。

特徴としては、

  • 国内初のチャットボットベンダーとして、7,000を超える開発実績&ノウハウ
  • 有人チャット機能やAIを活用したフリーワード対応も可能
  • LINE社の公式パートナーだからこそ提供できる機能多数

などといった特徴を持っています。

豊富な活用事例や、どんな機能を実装できるのかをまとめていますので、まずはこちらの資料をダウンロードしてみてください。

チャットボット開発ツールhachidoriの資料イメージ

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