LINEボット(LINE BOT)とは?

LINE BOTとは?

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LINE BOTとは?

LINE BOTとは、一言でいえばコミュニケーションアプリLINEで動くチャットボットだ。チャットボットとは?という方は、当サイト記事のチャットボットとは?を参考にして欲しいが、チャットアプリ上で動くロボットのことだ。
つまりLINE BOTは、LINE上でユーザーの発言に対して自動応答するプログラムの総称とも言える。
LINE BOTがここまで普及してきたそもそもの発端は、2016年4月にLINEがMessaging API(旧:BOT API)を公開したことにより、誰でも簡単にLINEBOTが開発できるようになったことだ。

LINE BOTの仕組み


LINEBOTの仕組みは上図を参考にして欲しい。LINEアプリからのメッセージを、LINEプラットフォームが受ける。それをWEBhookによりBOTサーバーに送る。BOTサーバーからLINEアプリ側にメッセージを配信するには、LINEディベロッパーアカウントでaccess tokenを取得し、BOTサーバからLINE Platformに対してAPIを呼び出す。
つまり、LINEBOTを開発したい場合には、BOTサーバーを用意し、access tokenを元にLINE PlatformにCallするためのAPIを開発するだけでいいということだ。

LINE BOTの活用方法

Messaging APIの公開により、誰でも簡単にLINEBOTが開発できるようになったLINEBOTだが、どんな場面で利用できるのか。

パッと思いつく限りでも、以下のようなLINEBOTボットが世の中にはすでにある、または開発することが可能だ。基本的には、①自社の商品やサービスを知ってもらう買ってもらうマーケティングの側面と、②業務効率化の側面の2種類に大別できる。

企業での活用:
①顧客とのコミュニケーションの活性化
例:商品検索や予約機能、商品理解を深めるクイズやアンケート

②お問い合わせ対応の自動化
例:FAQ対応の自動化

学校での活用:
①学生との中長期的なコミュニケーション手段
例:オープンキャンパスの予約の自動化と、その後のフォローの自動化

②在学生または志望者からの問い合わせ対応の自動化
例:入試関連のお問い合わせ対応を自動化

③単純作業の自動化
例:正解と不正解が明確な算数や社会などの問題であれば、自動採点が可能

自治体での活用:
①住民からのお問い合わせ対応の自動化
例:ゴミの分別方法などのお問い合わせ対応の自動化

②災害発生時の情報発信の自動化
例:災害発生時の情報のハブとしての活用

個人での活用:
①面倒な作業を自動化する
例:駐車違反切符の取り消し手続きの代替をするボット

②定型的な作業を自動化する
例:アラート機能、天気予報の自動取得

チャットボット導入でLINE BOTが選ばれる理由

ブラウザチャットや、Facebookメッセンジャーなどいくつかのチャットツールがある中で、LINEBOTが選択される理由は何だろうか。

まず前提として、それぞれのインターフェースで「得意不得意」がある。
Facebookメッセンジャーであれば、日本の若い層はもはやアプリ自体を使わなくなってきているので向かないかもしれないが、外国人向けであればむしろFacebookメッセンジャーが適すだろう。またビジネスユースはLINEよりも高いので、toB向けのサービスであればLINEよりもFacebookメッセンジャーがベターだろう。
LINEは日本の老若男女が利用するアプリなので、一般消費者向け、かつ日本人向けであればLINEでほぼ間違いない。

一方で、FacebookメッセンジャーもLINEも、万が一アプリを利用していない場合には、ダウンロードするという手間と、LINEであれば友だち登録するという障壁が存在するのは事実だ。
ブラウザチャット(webチャット)であればその点はクリアだが、アプリのようにアカウントレベルで繋がることはできないので、中長期的にフォローすることは難しい。

さて、LINEが多く選択されるのはなぜだろうか。
それは、やはり圧倒的にLINEが一般消費者に普及し、日々使われていることに尽きるだろう。

<LINEユーザー属性(性年代別の利用頻度)>出典:LINEメディアガイド

もはや企業と消費者の接点は、従来のリアルからウェブ(ブラウザ)に変わったが、これからはウェブ(ブラウザ)でさえない。LINEの可処分時間が圧倒的に多い10代20代は、もはやブラウザを開いて検索することすら面倒だと思う世代なのだ。今後の彼らとのコミュニケーションにおいて、ウェブ(ブラウザ)ベースでの接客だけでは、もはや通用しなくなるだろう。

出典:LINEメディアガイド

LINE BOTの事例

LINEBOTの事例について少しご紹介するが、詳細は当サイト記事のLINE BOTの業種別おすすめ事例14選を参照していただきたい。

企業:ドミノピザ

  

ドミノピザのLINEアカウントでは、LINE内でピザの注文が完結できることで注目されている。

多くのLINEビジネスコネクトアカウントでそうだが、ユーザーはまずはじめに会員データベースとLINEのユーザーIDをコネクトさせる必要がある。
その後、LINEリッチメニューの「ドミノ簡単注文」をクリック。LINE内ブラウザにリンクするので、そこでお好みピザを選択する。

実際に注文してみると、いくつかの便利な機能に驚いた。
まず、受け取り店舗はLINEの標準機能である位置情報送信から、自動で近くの店舗を提示してくれる。おおよそ近い順になっている。

最後にお支払いだが、LINE内ブラウザにはリンクするものの、クレジットカードで事前に決済しておけるため、店舗ではできたピザを受け取るだけでいい。
なかなか便利だ。
開発ベンダー:LINEチャットボット

学校:東京総合美容専門学校

  
美容科、トータルビューティー科など、美容師を目指す人のための美容専門学校である東京総合美容専門学校のLINE@アカウントでは、資料請求や体験予約の他、自動でのお問い合わせ対応も可能だ。

体験入学メニューを押すと、日程を聞かれるので、日程を選択する。日程を確定すると、以前に資料請求をしたことがあるか、聞かれる。ある場合には、一度個人情報を入力しているので、わざわざ再度入力する必要がないように設計されている。これはユーザーとしてはありがたい。

また、お問い合わせ対応では、フリーワードでのお問い合わせに自動応答してくれるだけでなく、質問に対して更に深掘りしてくれる。例えば、「学費はいくら?」という質問に対しては、学部によって異なるため、「学部はどちらですか」と質問で返してくる。学部を選択すると、学費を回答してくれる。単に1問1答だけではなく、人と会話しているかのように、コミュニケーションができる。
開発ベンダー:hachidori

自治体:千葉県市川市

  

千葉県市川市は令和元年東日本台風発生時、情報のハブとして「市川市 2019台風 被災者支援 LINE-BOT」を作成した。数多くの市民に利用されているLINEをプラットフォームとして、国や県が出している信頼できる情報源を集約して簡単にアクセスできるようにした形だ。

り災証明書等のダウンロードも可能となっており、当LINE BOTは1日で17,000名もの市民が利用した。
開発ベンダー:hachidori

LINE BOTの作成方法

LINEボットの作成方法だが、詳細は当サイト記事のLINEBOTの作成方法を参照いただきたい。
当記事では簡単に説明する。

まず前提として、LINEから提供されているMessaging APIを利用することになる。あとはそのAPIを実行するためのプログラムを自力でコーディングするか、BOT作成ツールを用いるか選択することになる。
単に決められた会話を呼び出すためのプログラムをコーディングするだけならある程度のエンジニアでもできるだろうが、チャットボットを開発する上で大変なのは自然言語処理を自分で実装する点だ。ここについては、もちろんオープンソースなどを利用することもできるのだが、何をどのように使えばいいのか、その情報はそう簡単には手には入らない。

また、そもそも海外サービスが多いオープンソースだけでの実装で十分なのかという議論もある。この辺りをクリアにするとなると、結局はどこかのチャットボットビルダーツールを活用するか、業者に委託した方が早いということになる。
エンジニアが興味本位で試しに作る分には構わないが、本気でビジネスで利用するとなれば、そう簡単にはいかないだろう。
なお、世の中にはいくつかのチャットボット開発ツールがあるので、ぜひ活用してLINE BOTを開発してみてほしい。

プログラミング不要のチャットボット開発・内製ツールなら、「hachidori」がある。

 

LINE BOTまとめ


出典:ユニクロ

すでに海外のECサイトでは、チャットボットが導入されていないサイトの方がマイナーになっている。また海外ではFacebookメッセンジャーやアプリ上で自動応答するチャットボットが急速に普及している。日本だけ例外ということはないだろうし、日本の場合は、日本ならではのメッセージアプリLINEを無視することはできないだろう。そうなると、必然的にLINE BOTは一定以上普及すると予測できる。

企業や組織が、LINEアカウントを使ってユーザーとのコミュニケーションを自動化するのが当たり前になる時代はそう遠くないだろう。