先日、LINE DEVELOPER DAY 2017 で見たLINE BOTのこれまでとこれからと言う記事内で、 LINE Loginが新しくなり、Messaging APIとの連携ができるようになった、と言うトピックに触れた。
今回、LINE社より、一般公開に先駆け、LINE Login version2を触れさせて頂いた。
LINE ログインの進化によってチャットボットがどのように変わっていくのか。
今回は、簡単に
①LINE ログインをして
②ボットに友達登録
③ボットでアンケート
という流れを作成してみた。
この記事では、大きく
LINEログインからのボットとの友達化の簡便化
LINEログインを使ったボットの拡張
の2テーマで記述したい。
LINE ログインからのボットとの友達化の簡便化
まず、従来と同じように、LINE ログインをかけると、同意する、というボタンで、LINEアカウントを使ってログインをすることができる。
次が、アップデート部分。
同意した直後に、「ボットと友達になってくださいね」という画面を出すことができ、(ブロックされているユーザーにはアンブロックを促すように出来るようになる)シームレスにログインからボットと友達になるまでを行うことができる。
今までログイン部分とボットが独立してしまっていたので、このアップデートは大きい。
加えて、ボットと友達になるとIDを取得することができるので、これを使って、ボットからメッセージをプッシュすることもできる。
LINEログインを使ったボットの拡張
次に、LINEログインを使うと、ボットのインターフェースに留まらず、Webで自由なUIを作成し、ボットと併せてより便利なサービスを作れるようになったという部分に触れたい。
まず、LINEログインから、友達になると、ボットと友達になった時のウェルカムメッセージを送ることが出来る。
ここで、アンケートを取ってみる。
上記のように、性別のような二択や、選択肢が1つしか送信されないものに関しては、Messaging APIのButton TemplateかConfirm Templateなどを使えば簡単に実現出来る。
(例えはあまり良くないが)上のように複数選択肢を選択される可能性がある時はどうだろう。
こうした場合、Messaging APIのTemplateや、テキストコミュニケーションではユーザビリティが低下してしまうだろう。
そこで登場するのが、新しくなったLINEログインだ。
上の「回答する」ボタンを押すと下のようにWebビューを出すことが出来る。
これで回答をすると、回答したデータを
といった形で、ボットにその情報を戻すことが可能になる。
何がスゴいのか?
ボットとWebの融合という新しい選択肢が可能になったことにある。
今まで、テキストやボットのテンプレートだけでは限界があった。
自由なフォーマットの方が作りやすいインターフェースがたくさんあったからだ。
しかし、Webでの情報をそのままボットに戻すことが出来るようになったことで、チャットボットはもっと自由になった。
LINE上で動くアプリケーションがより自由に作れるようになったのだ。
この流れが続くと、もはやネイティブアプリに近いものでもLINE上で動くミニアプリの形になっていくだろう。
LINEログインを起点に、アプリもLINE上で、コミュニケーションもLINE上で、という企業マーケティングが今後増えていくことは間違い無いだろう。
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