LINEチャットボットの導入方法とは? 活用事例やメリットも

LINEチャットボットの導入方法とは? 活用事例やメリットも

 

この記事では、「LINEチャットボット」の導入方法や、LINEチャットボットを活用している事例やメリットについて紹介します。

 

「LINEチャットボットに興味あるから詳しく知りたい」という方は、ぜひこの記事を読んでいってください。

 

目次

チャットボットとは

 

チャットボットとは「チャット(会話)」と「ボット(ロボット)」を掛け合わせた言葉であり、多くの企業が「LINE公式アカウント」や「Webサイト」などに導入しています。

LINE公式アカウントでユーザーがメッセージを送ると回答が自動で返信されるプログラムであったり、Webサイトでは右下に出てくる「吹き出しマーク」や「チャット画面」などがこれに該当し、裏側には「チャットボット」のシステムが導入されています。


チャットボットとは?AIとの違い・種類・選び方など、総まとめ

LINEチャットボットとは


LINEチャットボットは、LINE公式アカウントで利用されるチャットボットのことです。

LINEチャットボットを活用すれば、LINEアプリでユーザーと自動で会話をすることが可能です。

たとえば、飲食店の予約や、ユーザーに最適なプランを提案することも、LINEチャットボットを利用すれば自動で行うことができます。



LINE for Business

 

LINEチャットボットの種類

 

LINE公式アカウントで使えるLINEチャットボットは下記のとおりです。

 

  • 応答メッセージ
  • AI応答メッセージ
  • Messaging APIを利用したチャットボット


順番に説明します。

 

応答メッセージ

引用:LINE for Business


特定の言葉に反応するチャットボットで、ユーザーによって入力されるとあらかじめ設定していたメッセージを、チャットボットが自動で返信してくれます。

 

応答メッセージで使えるメッセージ

 

応答メッセージで使えるメッセージは以下のとおりです。

 

・写真・動画

・テキスト・スタンプ

・リッチメッセージ

リッチメッセージは、画像や動画、テキストを1つの吹き出しにまとめて配信することができる機能のことです。

 

テキストだけのメッセージより視覚的にわかりやすく、より多くの情報を伝えることが可能です。

 

・カードタイプメッセージ



カルーセル形式で複数枚のカードを配信することができる機能です。

4種類のカードタイプを使い、情報を入力することで整ったレイアウトのメッセージを作成することができます。

 

・クーポン

 

AI応答メッセージ

応答メッセージのようにあらかじめメッセージを設定しなくても、AIが自動でメッセージを判断して返信してくれる機能です。

 

引用:LINE for Business

 

AI応答メッセージで使えるメッセージ


AI応答メッセージで使えるメッセージは下記です。

 

  • 写真
  • リッチメッセージ
  • クーポン
  • テキスト・スタンプ
  • カードタイプメッセージ

Messaging APIを利用したチャットボット

Messaging APIを使用しているチャットボットは、自分でプログラムを作れば使用することができます。

ただ、プログラミング初心者には難しいので、ベンダーが提供しているチャットボットをLINE公式アカウントに導入するという方法もあります。

注意点として、チャットボットは多くのベンダーが提供しているので、導入する場合は性能が良い製品を選べるように、しっかり調べてから利用することをおすすめします。

 

Messaging APIで使えるメッセージ

 

Messaging APIで使えるメッセージは以下のとおりです。

 

  • ボタンテンプレート
  • カルーセルテンプレート
  • 確認テンプレート
  • 画像カルーセルテンプレート

引用:LINE for Business

 

LINEチャットボットの基本機能

LINE独自のユーザーインターフェースとして、下記のようなメッセージを送ることができます。


・ボタン

画像、テキスト、タイトルなどの選択肢を提示することが出来ます。商品サイズを選択するときや、診断などで使えます。

 

・確認

テキストに対して2択の選択肢を提示します。それぞれのボタンにアクションを設定することができます。

 

・カルーセル・画像カルーセル

 

複数ある選択肢を横スクロールで表示することが可能です。「ボタン」のように画像やタイトルの設定をすることが可能です。


引用:LINE Developers

 

LINEチャットボットの作り方


LINEチャットボットの作り方は、大きく分けて2つあります。


ひとつは、LINEの管理画面から作る方法。もうひとつは、Messaging APIを使用して作る方法があります。


管理画面から作る方法は、プログラミングのスキルが不要で簡単に作成できます。

 

一方、Messaging APIを使用した方法は、高性能なチャットボットを作れますが、作り方が複雑で難易度が高いです。


ですから、専門知識がない方は、ベンダーのサービスを利用することをおすすめします。

 

LINE公式アカウントの開設

 

LINE公式アカウントの開設手順は以下のとおりです。


①:LINE for Businessでアカウントを作成する

②:LINE個人アカウントかビジネスidでログインする

③:LINE公式アカウントで必要な情報を入力する

 

管理画面でLINEアカウントを作成

 

管理画面からLINEアカウントを作成することができます。


まずは、「アカウント開設」をクリック。次に、「LINE公式アカウント開設」を選択。



最後に、「LINE公式アカウントの作成」に必要な情報を入力していくとLINE公式アカウントを作成することができます。




応答モードをチャットに変更

 

右上にある「設定」から「応答設定」をクリック。応答設定の「応答モード」から「チャット」を選択する。


応答メッセージの設定


ホーム画面の左にある「応答メッセージ」から、特定の言葉に対して自動で応答してくれるメッセージを設定できます。

AI応答メッセージの設定

 

右上にある「設定」から応答設定をクリック。「応答設定」から「詳細設定」の「応答方法」を「スマートチャット」にします。



Messaging APIを利用したチャットボットの設定

 

前述しましたが、Messaging APIを使用した方法は、作り方が複雑でプログラミング初心者にはハードルが高いです。


プログラミングに強いのであれば話も別ですが、初心者が自力でチャットボットを作成する作業は時間も労力もかかり、挫折する可能性が高いです。

 

ですから、Messaging APIを利用したチャットボットを使用したいのであれば、コストはかかりますがベンターにサービスを提供してもらうのが良いです。

 

LINEチャットボットを導入するメリット

 

LINEでチャットボットを導入すると、下記のようなメリットがあります。


・多種多様なコンテンツを提供できる


ゲームや診断機能など、多種多様なコンテンツをユーザーに提供することができます。

 

・やり取りのハードルがさがる


ボットが自動で返信してくれるので、メッセージを送るハードルがさがり、手軽にコミュニケーションを取ることが可能です。

 

・返信やお問い合わせ対応の効率化ができる


よくある質問などにボットが自動で対応してくれるので、自分で対応する手間が省けて業務の効率化ができます。

 

LINEチャットボットの活用事例

 

チャットボットを活用している企業のLINE公式アカウントを順番に紹介していきます。

 

  • ヤマト運輸
  • ライフネット生命
  • ユニクロ

 

ヤマト運輸

引用:LINEで宅急便

 

ヤマト運輸のLINE公式アカウントは、再配達の受付や、受け取り日時の確認などをすることができます。

電話問い合わせや、ホームページを閲覧しないとわからなかったお届け時刻や、再発送がLINE上で対応できる利便性があります。


また、リッチメニューを選択するとボットが自動でメッセージを送信し、案内してくれます。

 

ライフネット生命


LINEで保険のお問い合わせができます。


質問に答えることでユーザーに合った保険を提案してくれる「保険診断」、月の保険料がいくらくらいかかるのかがわかる「保険見積もり」があります。


スマホ一台で、すきま時間に保険の検討ができるため時間の節約が期待できます。


引用:LINE for Business

 

ユニクロ


引用:LINE公式ブログ


チャットボットでユーザーからのお問い合わせ対応をしています。


「配送」や「返品・交換」などのカテゴリーがあり、ユーザーはその中から項目を絞っていき、ボットからの自動返信に対応していきます。

 

また、「会員バーコード」を導入していることも利便性が高く、わざわざWebサイトから会員にログインしなくても、LINEからバーコードリーダーを表示するだけで会員としてログインできるのは便利です。

 

LINEチャットボットを導入する際の注意点


チャットボットを導入する際の注意点は下記のとおりです。

 

  • LINEチャットボットにかかる費用
  • 難しいお問い合わせ対応に向かない
  • チャットと併用できないことがある

 

順番に説明します。

 

LINEチャットボットにかかる費用

 

LINEチャットボットにかかる費用としては、「LINE公式アカウント」の費用と、「チャットボットベンダー」の費用があります。

 

LINE公式アカウントの費用

引用:LINE for Business

 

「フリープラン」であれば無料で利用できますが、メッセージ通数が1,001通を超えると有料の「ライトプラン」になります。

【企業向け】ビジネスでLINEを利用する際の料金とは?プランごとの詳細も解説

チャットボットベンダーの費用

 

チャットボットベンダーの費用は、シナリオ型であれば初期費用10万円、月額3万円ほど。

 

AI搭載のチャットボットだと初期費用100-300万円、月額20-50万円ほどです。

チャットボット導入の費用の相場や内訳を解説!自社開発との違いも

複雑なお問い合わせ対応には向かない


チャットボットは、あらかじめメッセージを作っておいて、その条件に合った場合に自動で返信してくれるプログラムですから、複雑なお問い合わせ対応には向いていません。

 

ですから、よくあるお問い合わせにはチャットボットを使い、複雑な対応が必要なときは人が対応するのがおすすめです。

 

チャットとの併用が出来ない場合がある

 

LINE公式アカウントでは、応答メッセージを使う場合は、チャットを同時に使用することができません。

 

ただし、AI応答メッセージとMessaging APIはチャット機能を併用することが可能です。

チャットボットツール「hachidori」

LINEを本格的にビジネスに活用するために、ぜひチャットボットの導入もご検討ください。 チャットボットとは?

弊社hachidoriが提供するチャットボットツール「hachidori」では、ノンプログラミングで開発し、月額50,000円~の運用が可能となっています。

特徴としては、

  • 国内初のチャットボットベンダーとして、7,000を超える開発実績&ノウハウ
  • 有人チャット機能やAIを活用したフリーワード対応も可能
  • LINE社の公式パートナーだからこそ提供できる機能多数

などといった特徴を持っています。

豊富な活用事例や、どんな機能を実装できるのかをまとめていますので、まずはこちらの資料をダウンロードしてみてください。

チャットボット開発ツールhachidoriの資料イメージ

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