SNSマーケティングとは、以下のような多くの人に利用されているSNSを活用して行う販促活動全般を指します。
- LINE
SNSマーケティングを軌道に乗せられれば、効率良く情報を拡散できるため、自社商品やサービスの知名度拡大や、売上UPに繋がりますよ。
そこで、こちらの記事では、以下のような内容についてご紹介していきます。
- SNSマーケティングとその特徴について
- SNSマーケティングの方法について
- SNSマーケティング成功のためのポイントについて
こちらの記事を読んで、SNSで上手に販促活動を進めていきましょう。
SNSマーケティングとは
SNSマーケティングとは、SNS(Social Networking Servive)を活用して、顧客とコミュニケーションを取ったり、有益な情報やコンテンツを発信していくマーケティング施策になります。
具体的には、以下のようなメリットが得られます。
- 企業名や商品、サービスの知名度向上に貢献する
- 顧客との距離を縮められる
- 情報を様々な人に拡散できる
以降で紹介する様々な方法で、SNSを通じて売れる仕組みを実現していくのが、SNSマーケティング最大の目的になります。
このように、SNSを通じて顧客と繋がり、情報の拡散や知名度向上を図る販促活動を「SNSマーケティング」といいます。
SNSマーケティングの特徴
SNSマーケティングには以下のような特徴があります。
- 企業名や商品、サービスの知名度向上に強い
- ユーザーレビューや口コミが広がりやすい
上記のようなSNSの情報拡散力に加えて、顧客と接点を持つための以下のような機能を用いて、やり取りをすることでユーザーとの距離を縮められるのも特徴になります。
- いいね!
- RT
- DM(ダイレクトメッセージ)
このように、情報の拡散を見込める点と、ユーザーとの接点を多く設けて、近い距離でコミュニケーションをとれるのがSNSマーケティングの特徴です。
その他のマーケティングとの違い
SNSマーケティングは、「フロー型」と呼ばれるマーケティング手法であり、以下の様な特徴があります。
- 動画や情報を発信して、短期間での拡散を図る
- 情報の拡散によって、短い期間で知名度の向上などのメリットが得られる
一方で、オウンドメディア(ホームページ、コラム)や動画サイトへの動画投稿は「ストック型」と呼ばれるマーケティング手法です。ストック型とフロー型の違いは以下の表を参照下さい。
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ストック型 |
フロー型 |
例 |
・ブログ ・動画(YouTubeなど) |
・SNS ・メールマガジン |
メリット |
・一度作成したコンテンツを残せる ・アクセス数を少しずつ増やしていける |
・情報拡散により、短期間で効果を得られる |
メリットが 得られるまでの期間 |
中〜長期間 |
短期間 |
発信頻度 |
少ない(フロー型ほど多くなくて良い) |
多い |
このように、SNSマーケティングは他のマーケティング施策に比べて、毎日継続していくことで、成功を狙っていく必要があります。
SNS利用者と検索に利用する層の増加
画像引用:2022年度SNS利用動向に関する調査 – ICT総研
2022年度のICT総研による利用動向の調査結果によると、年々SNSの利用者が増えているだけでなく、SNSを情報収集目的で活用している人も増加しています。
具体的には、上図「日本におけるSNS利用者数」によると、日本人の8割以上が何かしらのSNSを利用していると分かります。
また、SNSの利用目的に関するアンケート結果で最も多かったのが、「仕事や趣味などの情報収集」 であり、その割合は45%程度でした。
このように、SNSを使ってビジネスに関する情報収集を行う人は年々増加していることが明らかになっています。そのため、SNSマーケティングは取り組んでいくべき重要な施策の一つと言えます。
代表的なSNSとそれぞれの特徴
代表的なSNSには以下のようなものがあります。
- LINE
それぞれの特徴に関して、以下の表を参考にしてください。
|
|
|
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LINE |
ユーザー数 |
4,500万人 (2017年10月時点) |
3,300万人 (2019年6月時点) |
2,600万人 (2019年3月時点) |
9,300万人 (2022年9月時点) |
ユーザー層 |
20代 |
20〜30代の 女性 |
30〜40代 |
20〜50代 |
特徴 |
・情報のリアルタイム性が強い ・情報拡散(バズる)が起こりやすい |
・画像や動画等のコンテンツ発信に長けている |
・実名の登録が必要 ・ターゲットを決めた上でのマーケティングに強い |
・利用者数が多く、年齢層が幅広い |
Instagramの活用方法に関しては、詳しくは以下の記事をご覧下さい。
Instagramのプロアカウント(企業用アカウント)とは?作り方から活用方法までをご紹介 | Hummingbird
このように、SNSごとにそれぞれ特徴があり、利用しているユーザー層も異なっています。
そのため、自社のサービスやユーザーに適したSNSを選ぶ必要があります。
SNSマーケティング の主な手法
それでは、SNSマーケティングの主な手法についていくつかの方法を例に詳しく説明していきます。SNSマーケティング施策にお悩みの方は、こちらを参考にしてくださいね。
自社SNSアカウント運用
画像引用:ブッチ・ジャパン | LINE
最初に、自社SNSを作成してアカウントを運用していく方法が挙げられます。
自社アカウント運用では、以下のようなことを行っていきます。
- あいさつなどの投稿
- 自社や商品、サービスに関連する情報やコンテンツの発信
- ユーザーからのコメントやリプライ、DMへの返信
上記のような活動を通じて、知名度の向上や、ユーザーからの好感度アップなどのメリットが得られます。
このように、自社SNSアカウント運用では専用のアカウントを作成した上で、情報の発信やユーザーとのやり取りをおこなっていくことです。
インフルエンサーマーケティング
また、インフルエンサー(influencer)と呼ばれる人々に宣伝してもらうインフルエンサーマーケティングという手段もあります。
インフルエンサーとは、影響という意味の英単語である「influence」と、何かをする人を意味する「er」を組み合わせた単語であり、特定の業界や分野で影響力を持つ人物を指します。
インフルエンサーに依頼して、宣伝をしてもらうことで以下のようなメリットが得られます。
- ターゲットに関心や購買意欲を強く抱かせる
- ブランディングに繋がる
このように、影響力のある人物であるインフルエンサーに宣伝を行ってもらうのもおすすめです。
インフルエンサーマーケティングについて、詳細を知りたい方は以下の記事をご覧下さい。
インフルエンサーとは?意味やマーケティングに活用するメリットまで | Hummingbird
SNS広告配信
SNS上で広告を配信する、SNS広告配信も施策の一つです。
SNS広告には以下のようなメリットがあります。
- 自社商品やサービスを知らない人に向けての宣伝が可能
- ユーザーからの反応に応じて、料金が決まるためコストパフォーマンスが良い
SNS広告配信は、自社商品やサービスを利用している層に近しいSNSを選んだ上で、配信を行えるため、他のマーケティング施策に比べてターゲティングを行いやすいです。加えて、SNSにより料金システムは異なりますが、コストパフォーマンスにも長けています。
このように、SNS広告配信はSNSに宣伝を掲載することで、効率の良いアプローチが可能です。
SNSキャンペーン
上画像のように、SNS上で、ユーザーが参加可能なキャンペーンを行うのも施策の一つになります。
SNSキャンペーンには以下のような例が挙げられます。
- フォロー、いいね、リポストなどの反応やフォローで参加できるキャンペーン
- 指定のタグをつけて動画やコンテンツを投稿するキャンペーン
上記のようなキャンペーンを行うことで、自社や製品、サービスの拡散を図ったり、ユーザーが作成してくれたコンテンツ(User Generated Contents、UGC)が広まることで話題になれるといったメリットがあります。
このように、TwitterやInstagram上でSNSキャンペーンを実施するのもおすすめです。
ソーシャルリスニング
ソーシャルリスニングという、SNSを通じて利用者の声を集めるのも施策になります。
具体的には、SNS上で屈託のない意見を集めて、その意見をもとに分析することで、より有益な意見を集められます。
そのため、商品やサービスの品質向上に繋げられます。
このように、SNSを通じてユーザーの正直な意見を集めることで、普段は聞けないようなレビューを集めるのも、立派なマーケティング施策の一つです。
SNSマーケティング成功のためのポイント
それでは、SNSマーケティングを上手に成功させるためのポイントについて、ご紹介していきます。
SNSマーケティングをこれから始める企業の方や、難航している方はぜひこちらを参考にしてみて下さいね。
ターゲットに合わせたSNSの選定
最初に、ターゲット層に合わせてマーケティング拠点のSNSを決める点です。
先の項目で説明した通り、SNSごとに以下のような点が異なっています。
- ユーザー層
- 人気の出るコンテンツ
- 強み
そのため、自社の顧客に近いユーザー層がいるSNSを選定するのは重要なポイントになります。
各SNSの特徴を理解する
ターゲットに合わせたSNSを選定するためには、人気のあるSNSの特徴を理解しておく必要があります。
以下のような点を理解した上で、自社の顧客に近い層が利用しているSNSを検討してみて下さい。
- 利用者の年齢層、性別
- SNSの利用目的(ビジネス目的か、日常でのやり取りなどが目的か)
- 投稿形式(動画、画像、テキストなど)、人気が出る投稿
このように、SNSごとに特徴があるため、自社商品やサービスのユーザーに近いSNS上で、そのSNSで人気が出るような投稿を継続していく必要があります。
目的に合わせた手法の選択
目的に沿ったマーケティング手法を選んで進めて行くのも重要です。
マーケティングを行う際には、まず目的となるKGI(Key Goal Indicator、いわばゴール)を決めた上で、その目的に適切な方法を選んで進めて行く必要があります。
そのために、「SNSを使ってどんなことをしたいのか(目的)」「そのために何をするのか(手法)」を明確にしておかないと、失敗に繋がってしまいます。
このように、SNSマーケティングを成功させるためにも目的と、それに合った手法を選んでおく必要があります。
適切なKPIの設定
また、適切なKPI(Key Performance Indicator)を決めておく必要があります。
KPIとは、重要業績評価指標を指すマーケティング用語であり、いわば中間目標のことです。具体的には以下のような、明確な目標を設けておく必要があります。
- 1ヶ月で閲覧回数1000回、コンテンツを経由して製品ページへ遷移してくれた人数10人以上を満たすコンテンツを作成する
- SNSを通じた問い合わせが1週間で1回以上来るようにする
上記のような明確な目標を設けておくことで、その施策が適切か、目標が丁度いいのか測ることが可能です。
また、SNSマーケティングの継続にも繋がります。
このように、適切なマーケティングが行えているか、目標設定は正しいのか、確認するためにも適切なKPIをいくつか決めておく必要があります。
専任担当の設置
SNSマーケティングの専任担当を決めておくのもポイントの一つです。
SNSマーケティングを継続し、成果を上げるためにはある程度の時間を要します。そのため、専属の担当を設けた上で、以下のようなことをしていく必要があります。
- 定期的なKPIの達成率の確認
- PDCAサイクルを回し施策の見直し〜実行を継続して行う
- 投稿したコンテンツが炎上(批判、中傷が大量に集まること)しないよう定期的に監視を行う
このように、SNSマーケティングを成功させるためには、していくべきことが多いため、専任担当や専門のチームなどを結成して、本格的に取り組んでいく必要があります。
LINEの活用ならチャットボットの活用も
画像引用:hachidori(ハチドリ)| プログラミング不要のチャットボット開発ツール
もしSNSマーケティングでLINEを活用するなら、「チャットボット」の導入がおすすめです。
チャットボットとは、チャット(chat)とロボット(robot)を組み合わせた単語であり、ロボットがHP上などで自動で対話してくれるサービスになります。
チャットボットを設置することで、以下のようなメリットがあります。
- 気軽なコミュニケーションが可能になり、ユーザーと親密な関係を構築しやすい
- マーケティングの効率化、人的コストの削減
このように、SNSマーケティングを成功させるために必要な、顧客との関係構築をスムーズに、かつ人的コストを削減した上で行えます。
LINE上でSNSマーケティングを行おうと思っている方や、まだチャットボットを導入していない企業の方は、これを機に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
チャットボットに関して、詳しくは以下の記事をご覧下さい。
チャットボットとは?AIとの違い・種類・選び方など、総まとめ – HummingBird
Instagramをビジネスでより活用するには?
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Instagramのチャットボットとは?メリットや出来ることをご紹介(Messenger API)
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