Instagramのエンゲージメントとは?確認方法から改善方法まで

Instagramのエンゲージメントとは?確認方法から改善方法まで

Instagramのエンゲージメントとは、アカウントの投稿した内容にユーザーがどれだけ反応したかを表す数値となっています。

この記事では、Instagramのエンゲージメントの説明をはじめ、エンゲージメントを指標とする理由やエンゲージメントを確認する方法、エンゲージメントを高めるためのポイント、注意点などについて詳しく解説していきます。

目次

Instagramのエンゲージメントとは

Instagramのエンゲージメントとは、投稿に対してユーザーがリアクションを起こしてくれた数のことをいいます。

具体的には、いいね・保存・シェア・コメント数などです。

エンゲージメント率が高いアカウントは、ブランド・企業の好意度や純粋想起率が高い傾向にあります。

エンゲージメントを指標とするべき理由

Instagramでエンゲージメントを指標とすべき理由は以下の通りです。

ユーザーとの結びつきを知ることができる

エンゲージメント率をチェックすることで、ユーザーの興味関心や閲覧者との結びつきの強さを把握することができます。

企業にとってはSNSアカウントの運用の指標になります。

アルゴリズムによって、投稿の露出が高まる

エンゲージメント率がアップすれば、各SNSのアルゴリズムにより多くの人の目に触れることが期待できます。

いいね・コメントが多い投稿は、ユーザーにとって質の高い投稿だと感じて頂けているということになります。

ユーザーに対する影響力が高いと見なされる

フォロワーが多い人の方が影響力があると考えられてきましたが、近年ではアカウントを既に使用していなかったり、フォロワーの売買が行われたりと、単純にフォロワー数=影響力とは言い切れなくなりました。

一方で、エンゲージメント率の高さはユーザーとの結びつきの強さを表しているため、エンゲージメント率が高いアカウントの方が閲覧者に影響力があると考えられています。

さらに詳しく知りたい方は以下のURLの記事をご覧ください。

Instagramのアルゴリズムを完全理解!伸びる仕組みを知って運用に活かそう

 Instagramエンゲージメントの計算方法

エンゲージメントは以下の計算方法で求めることができます。

・エンゲージメント数(反応数)

=(いいね数+コメント数)÷投稿数

1投稿あたりのエンゲージメント率(反応率)

=(いいね数+コメント数)÷投稿数÷フォロワー数

業界ごとのエンゲージメント率の目安

Instagramのエンゲージメント率は業界によって平均値が異なってきます。

以下の表は分母をフォロワーとし、フォロワーの数ごと、業界別にエンゲージメント率の平均値を取ったデータとなります。

 

 

1万人未満

1万~5万人

5万~10万人

10万人以上

美容、コスメ

2.6

2.1

1.2

1.0

飲食

3.1

3.2

3.1

2.1

旅行

4.4

4.7

3.9

2.9

アパレル

2.1

1.6

0.9

0.8

メディア

6.3

2.0

2.2

1.4

(引用:Instagramのエンゲージメント率の目安は?業界別の平均値・中央値を解説|MASAI|Instagram(インスタグラム)運用支援ツール

 

Instagramでエンゲージメントを確認する方法

Instagramにてエンゲージメントを確認する方法を解説していきます。

プロアカウントに切り替える

エンゲージメントを確認するには、プロアカウントに切り替える必要があります。

通常のアカウントではエンゲージメントは表示されません。

「設定」を開く

「アカウント」を選択

一番下の「プロアカウントに切り替える」を選択

上記のステップでプロアカウントに切り替えることができます。

プロアカウントでは「インサイト機能」が新たに使用できるようになり、リーチ、インプレッション、プロフィールへのアクセス数、プロフィールに設定しているリンクのクリック数などを確認できます。

さらに詳しく知りたい方は以下のURLの記事をご覧ください。

Instagramのプロアカウント(企業用アカウント)とは?作り方から活用方法までをご紹介

 インサイトで確認をする

 

(引用:Instagramのエンゲージメント率を解説!インサイトの活用の仕方までご紹介 | デジマール株式会社|デジタルマーケティングエージェンシー (digimarl.com)

投稿を選択すると「投稿インサイト」が開きますので、そちらの画面でいいね数・コメント数・シェア数・保存数を確認できます。

その他にも、プロフィール画面からインサイトを開きますと、インタラクション数・インプレッション数・リーチ・プロフィールへのアクセス・インプレッション数等の確認が可能です。

 エンゲージメントを高めるためのポイント

 

エンゲージメントを高めるためのポイントを詳しく解説していきます。

フォロワーとのコミュニケーション

ユーザーがコメントを書いてフォローしてくれる場合などに、こまめにリアクションを取るように心掛けましょう。

コメントに返信を行ったり、フォローし返すなどを行うことで、ユーザーとの関係性が深まります。

フォローの投稿にもいいね!などのアクションを起こすことも良いといえるでしょう。

 インサイトデータに基づく改善

インサイトデータを活用することで、「データからペルソナを考える」「競合分析」などの改善を行うことができます。

 データからペルソナを考える

どういった人物にアカウントの投稿を見て欲しいのかというような「フォロワーの人物像(ペルソナ)」を設定するようにしましょう。

とは言っても、フォロワーの年齢・性別・考え方はそれぞれ異なってきますし、ペルソナを一つに絞るのは難しいかもしれません。

しかし、ペルソナを絞り込まずに万人受けの投稿を行っても、他社との差別化を図ることができませんので、最終的には誰にも受けない投稿になってしまうケースも見受けられます。

設定したペルソナに合わせた投稿を行い、アカウントや投稿に統一感を出すようにしてください。

ペルソナが求める情報や見せ方を追求すれば、結果としてユーザーに必要な情報を提示できるようになり、フォロワー数も増えていきます。

競合分析も重要

競合アカウントが存在する場合、競合相手の投稿に対するいいね数やコメント数を確認し、分析を行っていきましょう。

自社のアカウントとどこが違うのか、競合相手のアカウントのどんな投稿に多くのユーザーが反応しているかを確認し、自社の投稿に反映していくと良いでしょう。

ただし、競合アカウントの投稿をそのまま真似すればよいというわけでもありません。

自社アカウントの特徴に合わせて、人気の出やすい投稿を分析した上で、投稿内容を工夫していきましょう。

 インフルエンサーの活用

人気のインフルエンサーを活用することで、エンゲージメント率を向上させることができます。

ただし、インフルエンサーのフォロワーにも商品・サービスに対して興味を持っていただかないといけませんので、自社の商品・サービスに関連する投稿を行っているインフルエンサーに相談する必要があります。

 キャンペーンの実施

景品を用意したキャンペーンを打ち出すことで、効果的に多くのユーザーと繋がりを持てるようになります。

多くの企業が予算を計上して、各種キャンペーンをInstagram上で展開しています。

キャンペーンの実施事例

エンゲージメントを高めるために実際に行われていたキャンペーンの事例を2つほどご紹介します。

ハッシュタグ&フォローキャンペーン 

(引用:エンゲージメントとは?インスタグラムで使う数値の見方 (find-model.jp)  

ハッシュタグ付きで写真を投稿するコンテストは、定番のキャンペーンとしてよく用いられます。

「ときめきメイク」応募キャンペーンは、大丸松坂屋百貨店が主催していたハッシュタグをつけてInstagramに写真を投稿してもらうキャンペーンです。

さらに公式アカウントをフォローしてもらうことが応募条件となっていました。

フォロワー数の獲得がエンゲージメント率を高めることに繋がります。

動画でシェアキャンペーン

(引用:エンゲージメントとは?インスタグラムで使う数値の見方 (find-model.jp)

 「セイバン 天使のはねポーズキャンペーン」はランドセルを販売しているセイバンが行っていた動画投稿のキャンペーンになります。

InstagramTwitterでセイバン「天使のはね」ダンスを踊る動画を投稿してもらうユーザー参加型キャンペーンを行っていました。

子どもにも参加してもらうことでキャンペーンを盛り上げることができ、アカウントのエンゲージメント率も向上します。

上記のようなキャンペーンを行う場合には、以下のポイントに工夫して計画を立てるようにしてください。

  • テーマ、ハッシュタグなどユーザーが参加しやすい企画にする。
  • アカウントの認知度を上げる工夫を行う。
  • 拡散されていくための工夫を行う。

エンゲージメント率についての注意点

エンゲージメント率についての注意点は、「フォロワーが増えるほどエンゲージメント率は下がる」「投稿頻度に気を付ける」「投稿時間に気を付ける」などの3つが挙げられます。

以下で詳しく解説していきます。

フォロワーが増えるほどエンゲージメント率は下がる

フォロワーが増え始めると、それに伴ってエンゲージメント率が下がることがあります。

これは「ファンが減った」のではなく、「分母が大きくなり、相対的に数値が下がっている」可能性が考えられます。

分子(エンゲージメント数)を増やすことが重要となりますので、エンゲージメント率が下がっている場合には、運用方針や投稿内容の改善を行いましょう。

投稿頻度に気を付ける

Instagramを定期的に更新するのは大切なことですが、1日のうちに何度も投稿するのはおすすめできません。

フォロワーのフィードに特定ユーザーの投稿がいくつも並んでしまうので、人によっては鬱陶しく感じてしまう可能性があります。

以下の方法を活用することで、リスクを回避できます。

①112回の投稿にしておく。

複数の写真は1つの投稿にまとめておく。

ストーリー機能を活用する。

 投稿時間に気を付ける

質の高い投稿を行ったところで、ユーザーが見てくれなければ意味がありません。

昨年のデータによると、全ての曜日の2122時台、平日の78時台、12時台など、夕食・通勤通学・ランチタイムなどの時間にアクセス数が多くなることが分かっています。

Instagramではインサイトでもアクセス時間が多い時間帯を確認できます。

これらを活用して、閲覧数の多い時間に投稿するように心掛けましょう。

Instagramをビジネスでより活用するには?

Instagramアカウントの活用方法をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

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Instagramのチャットボットとは?メリットや出来ることをご紹介(Messenger API)

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