マーケティングを進めていて、以下のような悩みを抱えたことはありませんか?
- 見込み顧客の定着、増加に繋がらない
- ユーザーの興味を引き出せるようなマーケティングを行ないたい
そこでおすすめなのが、ユーザー1人1人に合わせた「one to oneマーケティング」になります。
そこで、こちらの記事では以下のような内容についてご紹介します。
- one to oneマーケティングについて
- one to oneマーケティングの具体的な方法について
- one to one マーケティングの導入事例
こちらの記事で、 1人1人の顧客の心を掴めるようなマーケティングを行なっていきましょう。
one to oneマーケティングとは
one to oneマーケティングとは、顧客1人1人のニーズに合ったマーケティングを実施し、売り上げを見込み顧客を増やしていくという施策です。
具体的には、以下のようなデータを元にして、特定の顧客に最適化された施策を作成していきます。
- 顧客の性別、年齢、趣味、好き嫌い
- 行動履歴(商品の購入記録、HPの閲覧ページ、検索履歴などのデータ)
one to one マーケティングは、従来のマーケティングと比べて、「ユーザー1人1人」を大切にした上で、1人1人の心を確実に掴んでいけるメリットがあります。
このように、one to one マーケティングは、顧客ごとにマッチした宣伝を行ない、1人1人の顧客を大切にし、その人のニーズに合った売り方をユーザーのデータを元に決定して、マーケティングを行なっていくという施策です。
one to oneマーケティングを実践する方法
one to oneマーケティングを実践していくための具体的な施策についてご紹介していきます。こちらを参考にして、自社や自社の顧客に合った施策を選択して下さいね。
リターゲティング広告
リターゲティング広告とは、Cookie(クッキー)というデータを活用して、ユーザーの情報を元にその人に合った広告を表示する方法です。
Cookieとは、簡単に言えばユーザーの行動記録か属性がまとまったデータであり、ユーザーがHPにアクセスした際に、取得できます。
Cookieのデータを元にして、ユーザーが求めている内容の広告を表示できるため、購売促進に繋がります。
このように、Cookieを活用してユーザーごとに最適な広告を表示し、売上UPを狙える方法がリターゲティング広告です。
レコメンド
また、レコメンド機能(レコメンデーション)と呼ばれる、顧客の購入した商品データなどを元に、その人が欲しがりそうな商品が適していそうなサービスをおすすめする仕組みになります。
AmazonなどのECサイトでも導入されており、最近では見かける機会も増えた機能です。
具体的には、以下の4種類があり、商品やサービスによって適した仕組みが変わってきます。
種類 | 詳細 |
ルールベース | あらかじめ決めておいたルールに従って、物をおすすめする
例:化粧水を購入した人には、セットで使えるようなスキンケア用品をおすすめする |
コンテンツベース | 購入した商品と似た商品、関連性のあるものをおすすめする
例:栄養機能食品を購入した人に、別の栄養を補えるサプリメントをおすすめする |
協調フィルタリング | Cookieのデータを元に、似たような属性や購入履歴のユーザーが購入した物をおすすめする
例:あなたに似たユーザーはこのようなものを購入しています、興味を持っています、といった形でおすすめする |
ベイジアンネットワーク | Cookieからの情報や、購入する可能性商品の情報などを元にして、が高そうなものをおすすめする |
このように、ユーザーに応じておすすめする商品を表示し分けて、関心を持たせたり、購入に繋げるための方法です。
DM
DM(ダイレクトメッセージ)を送付するのも有用な方法の1つです。
最近はマーケティングの円滑化を目的として、MAツールと呼ばれるマーケティング施策の効率化や、自動化が行なえるツールの導入が進んでいます。
Cookieなどから得られた情報を元に、MAツールを活用すれば以下のようなことが可能になります。
- 購入情報をもとにクーポンやセール情報の送付
- ステップメール(ユーザーの行動履歴に応じたメールを数日後に送付する仕組み)の実施
- one to one メール(個人のニーズに基づいたコンテンツや情報を組み込んだメール)の配信
このように、ユーザーごとの情報を踏まえて最適化した内容のDMを送付するのは一つの手段になります。
web接客ツール
また、web接客ツールを活用するのも手段の1つになります。具体的には、以下のような物が挙げられます。
- プッシュ通知(ユーザーに向けて直接通知を送る仕組み)
- チャットボット(以降の項目で詳しく説明します)
- ポップアップウィンドウ(HPを表示した際などに、別ウィンドウで広告などが表示される仕組み)
上記のようなものを活用すれば、顧客のデータに応じて最適な筋書きに沿ったユーザー対応が可能になります。MAツールを導入することで、手軽に導入も可能ですよ。
このように、web接客ツールを使ってユーザーに応じて最も適した対応を行なうことで、顧客満足度の向上や、関心を引き出すのも有益です。
one to oneマーケティングの事例
画像引用 株式会社ブッチ・ジャパン・インク様 | hachidoriの導入事例 | hachidori(ハチドリ)| プログラミング不要のチャットボット開発ツール
そこで、こちらの記事ではone to one マーケティングを実施して実際に成果を上げた事例をご紹介いたします。
「株式会社ブッチ・ジャパン・インク」様では、LINE公式アカウントにチャットボットを導入することでLINE経由でのお客様からの売上を2倍も上げることに成功しました。
ブッチ・ジャパン・インク様のLINE公式アカウントでは、友だち登録した際に、飼っている犬の情報を登録してもらい、それを基にニーズに近い情報を配信する仕組みが導入されており、one to one マーケティングの分かりやすい例と言えるでしょう。
また、リッチメニューと呼ばれる画面下部の固定で表示されているメニュー画面から商品が購入可能になっている点も売上向上の秘訣になっています。
このように、ユーザーの飼育している犬種に応じた情報を定期的に配信することで、LINE公式アカウントからニーズに近い情報を発信し、コンテンツに関心を持ってもらうことで定期的にLINEを見てもらうタイミングで、商品を購入してもらえる…という仕組みを作り上げて、売上向上に成功した事例と言えるでしょう。
cookieレスに備えてチャットボットの活用を
引用 hachidori(ハチドリ)| プログラミング不要のチャットボット開発
最近では「Cookieレス」によって、Cookieの取得や利用が制限されるようになってきています。
近年ではプライバシー保護の観点から「サードパーティCookie」と呼ばれる、どのようなサイトを見てきたのかといった閲覧履歴などが保存される、one to one マーケティングに効果的な情報がプライバシーの観点から少しずつ制限され始めました。
そこで、Cookieレスに備えてチャットボットを活用したone to one マーケティングがおすすめです。
チャットボットとは、チャット(chat)とロボット(robot)を組み合わせた単語であり、ロボットがHP上などで自動で対話してくれるサービスになります。
チャットボットとの会話を通じて顧客の会話データから顧客情報を取得し、one to one マーケティングに活用可能です。
そのため、Cookieレスの進む今後に備えて、情報収集のためにチャットボットの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
チャットボットに関して、より詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。