アメリカの若者の40%が使用しているメッセージアプリ「Kik」とは?

LINE・Facebook Messengerではなく「Kik」?

日本ではメッセージアプリというと「LINE」や「Facebook Messenger」が主流となっているが、海外ではこの2つ以外のメッセージアプリが使われていることはご存知だろうか。
今回は、アメリカの若者に人気のメッセージアプリ「kik」を紹介する。「Kik」を使えばチャットの楽しみがもっと広がって、チャットボットにも興味を持つはずだ。

目次

Kikとは

そもそも「Kik」を知っているだろうか。まずは簡単に「Kik」の紹介をする

Kikは2010年に公開された。電話番号は必要なくユーザー名で繋がり、Wi-Fiを利用すればデータ通信料金もかからず手軽にリアルタイムなやり取りが可能である。iOSやAndroidのほか、Windows Phone、BlackBerryなど複数のプラットフォーム向けに提供されており、米国などではスマホ向けのインスタントメッセンジャーとして特にティーンエイジャー世代に高いシェアを誇る。
なお、Kikは2019年にMediaLabに買収されている。
※出典:Webilo辞典

Kikは電話番号なしで、ユーザー名だけでつながることができるメッセージアプリとなっている。LINEやFacebook Messengerのような無料通話機能はついていない。しかし、その分シンプルで使いやすい仕組みになっている。

また、KikコードもLINEのQRコードとデザインが異なっている、LINEだと四角のQRコードをスキャンして友達になるが、Kikのコードは違う。円状のコードをスキャンして友達になるのだ。非常にデザインに凝っており、若者が好みそうなデザインとなっている。

Kikの凄いところ

機能の説明も必要だと思うが、今回はKikの凄いところを紹介していきたい。
実は、Kikにはボットショップというものがある。

ボットショップとは「自分の好きな企業や内容のボットを簡単に見つけることができる場所」。また、自分で開発したボットもボットショップに登録することができる。

ボットショップの提携先はファストファッションで有名なH&MやWikipediaなどがある。「Yahoo!」などの日本の企業も進出している。Yahoo!の人気コンテンツである「Yahoo!天気」「Yahoo!ニュース」がYahoo!のボットを使って検索できるようになった。(なお確認したところ、現在ボットは停止している模様。)

LINEの公式アカウントと異なり、企業アカウントだけではなくゲームなどもあるのでとても面白いだろう。現在では、6000アカウント以上ボットショップにあるという(2016年の情報)。ぜひ皆さんも、お気に入りのアカウントを登録してみてはいかがだろうか。

また、マーケティングの面でも役に立っているという。
マーケットリサーチ企業のGlobalWebIndexの調査によれば、「2015年にKikユーザの約3分の1近くがチャットボットを通じて広告主のブランドに接触した一方で、Facebook Messengerでの広告接触率(広告がユーザーに見られた比率)は全ユーザの13%だった」そうだ。

これまでWEB広告に関してネガティブな意見が多かった中、Kikは利用者2億4000万人の約3分の1、つまり8000万人が広告に接触しているという計算だ。日本ではまだまだ知名度は低いが、今後海外で事業展開していきたい企業にはオススメのメッセージアプリだろう。

Kikのボット紹介

早速、事例の紹介をしていく。
まず最初はSephora(セフォラ)。Sephoraとは、フランス・パリ発の化粧品や香水を扱う専門店である。Sephoraは2016年から「Kik」上でチャットボットの展開をしたとのこと。商品の問い合わせが可能なのはもちろん、メイクのワンポイントアドバイス(動画付き)やユーザーヒアリングを通じた結果からユーザーに合った商品のレコメンド等も展開している。わざわざデパートに行かなくても、このアカウント一つで商品の検索から購入まで行うことができる。

またSephoraは、Facebook Messengerでもチャットボットを展開している。チャットボットで来店予約をできるようにしたところ、予約獲得率が11%増加したという。さらに、チャットボットを経由して予約・来店した顧客が平均して50ドル以上の買い物をしており、顧客単価も上がったという結果が出ている。

 

次に紹介するのは、「Foxsy」。Foxsyは、チャットボットを通して新しい友達を紹介してくれるマッチングサービス。今までは、アプリをダウンロードをして行うのが普通だったが、Foxsyはチャットボットですべてが完結する。

しかも、マッチングしたら、そのままチャットまでできてしまう。つまり、Kikでは見ず知らずの人とマッチングしチャットを行うことができるのだ。知らない人とチャットをするのは不安かもしれないが、かなり珍しいサービスといえよう。ぜひ一度試してみてはいかがだろうか。

メッセージアプリKikまとめ

今回、アメリカの若者に人気のメッセージアプリ「Kik」を紹介した。Kikは電話番号入力なしで使用できるサービスであるため、導入のハードルが低くシンプルで使いやすいメッセージアプリとなっている。
ボットに関しても、LINEやFacebook Messengerよりも先のサービスが提供されている。これからチャットボットで何か行いたいと考えている方は、一度Kikをダウンロードし実際に使ってみてはいかがだろうか。
何か新しいサービスが生まれるかもしれない。

 

hachidoriはKikには対応していないが、LINEやFacebook Messengerをプログラミングなしで開発することができる。