メルマガの最適な配信頻度は?月や週に何通送るべき?

メルマガの最適な配信頻度は?月や週に何通送るべき?

メルマガの最適な配信頻度は業界業種により異なります。

最適な配信頻度でメルマガを配信しないと、ユーザーに受信拒否されてしまう恐れがあります。

この記事では、メルマガの最適な配信頻度の解説をはじめ、メルマガ配信頻度を増やす際のメリット・デメリット、メルマガ配信頻度を減らす際のメリット・デメリット、最適な配信頻度の見つけ方について詳しく解説していきます。

目次

メルマガの最適な配信頻度は業界業種により異なる

SmartrEmailというオーストラリア発の配信スタンドの調査によると、メルマガの平均配信頻度は「月14通」の企業が約60%、「月58通」の企業が約20%程度、「月916通」の企業は10%程度、「月1通以下」の企業は約8%程度となっているそうです。

また平均開封率を確認しますと、「月58通」が約24%、「月4通以下」は約20%、「月916通」が約14%となっています。

 

一般的な配信頻度は以下の通りではないかと推測できます。

毎日配信:メディア等、日々の情報収集ツールとして活用されているもの

1回以上の配信:食品・ファッション等の低単価で購入頻度の高いもの

12回の配信:車やBtoBサービス等の高単価で購入頻度の低いもの

つまり、メルマガの最適な配信頻度は業界業種やサービス等により異なるということです。

メルマガの配信頻度を増やすメリット

メルマガの配信頻度を増やした場合のメリットは以下の通りです。

①CVR向上に繋がる

配信頻度が多いということは、URLのクリック数やコンバージョン数がアップすることに繋がります。

月に1回しかメルマガを配信しない場合ですと、1回しか売上の機会がありませんが、週1回以上配信している場合ですと、毎週売上に繋がる可能性があります。

また配信数が多くなると、その分だけ商品を紹介できますのでCVR向上に繋がります。

情報収集ツールの役割としての価値が高くなる

配信頻度が多いと、メルマガがユーザーの情報収集ツールの一つの役割を果たします。

興味のある情報を集めているユーザーにとっては、情報の集まりやすいメルマガは使用しやすいツールだといえるでしょう。

信頼関係を構築できる

情報・メッセージを発信する頻度が多くなれば、結果として問い合わせなどのユーザーからのアクションが増えることに繋がります。

情報収集ツールとしての価値を高めながらも、適切に対応することでユーザーとの信頼関係を築きやすくなります。

メルマガの配信頻度を増やすデメリット

メルマガの配信頻度を増やした場合のデメリットは以下の通りです。

解除率が高くなってしまう

ユーザーと信頼関係ができている場合やメルマガの内容の質が高く、ユーザーにとって価値の高い情報が書かれている場合を除いて、頻度の多いメルマガはユーザーから嫌われてしまいます。

配信頻度が高いとコンバージョンが獲得できると理由から、内容の微妙な情報ばかりを配信していると、ユーザーからの評価が下がり、最終的には購読解除に繋がってしまいます。

情報が薄くなる

新商品・イベント等を毎日更新している企業は少ないです。

そうなってきますと、メルマガに掲載されるコンテンツの内容が薄くなってしまうことがあります。

その他にも、代り映えのない情報を配信し続けてしまうと、ユーザーからは迷惑だと思わせてしまいます。

結果として解除率が高くなってしまいます。

メルマガの配信頻度を減らすとどうなる?

メールをユーザーに解除されるのを警戒し、配信頻度を少なくした場合のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

 

頻度を減らすメリット

①1通の価値が高まる

配信頻度の少ない場合には、メルマガの内容には「伝えたい情報のみ」が書かれていることが多いです。

ユーザーにとっては興味を持ちやすい内容が多く、内容の価値も高いものになります。

1通の情報価値の観点だけで考えた場合には、配信頻度の低いメルマガの方が質が高くなるケースが多いです。

ブランディングによる差別化を図りやすい

メルマガの配信頻度が少ない方が情報は貴重になりますし、ユーザーも内容をしっかりと読んでくれます。

さらに内容がユーザーの求めるものである場合にはさらに効果が期待できます。

また他社との差別化をはかりやすくなります。

メルマガの内容が濃くなる

配信頻度を減らすことで、「本当に伝えたい情報」だけを配信することができます。

どうしても配信頻度が多くなると、内容が似てきてしまうケースが多くなりますが、配信頻度が少ない場合には配信内容に困ることはありません。

ユーザーにとってメリットのある内容の濃いメルマガを作ることができます。

 

頻度を減らすデメリット

忘れてしまう可能性がある

配信の間隔が空いてしまうと、ユーザーにメルマガの存在を忘れられてしまう可能性があります。

忘れられてしまうと、他のメルマガと一緒に埋もれる危険性があります。

そうなってしまうと、メルマガを読んで頂けない状況になってしまいます。

コンバージョンが低い状態になる

配信頻度の多い場合と逆で、配信頻度が少ないとユーザーに宣伝する機会が減ってしまうので、コンバージョンに繋がる機会も減ってしまうため、コンバージョンが低い状態になってしまいます。

メルマガの最適な配信頻度は見つけていく必要がある

双方にとって丁度良いと感じる配信頻度を見極めていく必要があります。

適切な配信頻度を見つけるために気を付けるべき点は以下の3つになります。

一つずつ詳しく解説していきます。

サービス種別ごとの配信頻度の目安

先程も触れましたが、商品やサービス、業界業種によってメルマガの適切な配信頻度が異なります。

「他社の適切な配信頻度は自社の適切な配信頻度にあらず」ということを覚えておきましょう。

自社の適切だといえる配信頻度を見つけるためには、少しずつ検証を行っていく必要があります。

まずは週に13回を目安に配信を行ってください。

反応が見えないうちから毎日の配信を行ってしまうと、ユーザーに受信拒否をされてしまう危険性があります。

またメール配信を行った後には顧客のアクションを待つだけでなく、振り返りを行うようにしましょう。

メールの到達率・開封率・クリック率等の効果を測定し、問題点を探していきます。

この際に比較検証を行う対象が毎回変わってしまうと、対策を立てるのが難しくなります。

焦点を決めておき、しっかりと検証を行いましょう。

配信する時間帯や曜日にも気を付ける

メルマガのチェックされやすいタイミングを狙って配信を行うことで、読者の目に留まりやすくなり、開封率も向上します。

プライベートではメルマガを確認するタイミングは異なりやすいですが、ビジネスシーンにおいては決められた時間内で仕事を行いながらメールのチェックを行います。

そのタイミングをしっかりと把握して、ベストなタイミングで配信を行うようにしましょう。

曜日別のメルマガの開封率

BtoBのメール配信については、基本的に火曜日から木曜日の開封率が高くなる傾向があります。

週明けの月曜日は休日に溜まっていたメールをチェックする人も少なくありませんが、大量のメールの中に埋もれてしまい、開封されずにまとめて処理されてしまう可能性があります。

1週間分の仕事を片付けて帰りたい金曜日についても、通常業務に時間を割きたいと考える方が多いため、すぐに開封して頂けないことが多いです。

また営業先の営業時間や営業形態は異なりますので、月曜や水曜日が定休日になるケースもあります。

顧客企業の営業時間・営業形態を必ず把握しておきましょう。

また主婦向けの場合では、休日に開封率が下がる傾向にあります。

時間帯別のメルマガの開封率

BtoBメールでは、比較的時間に余裕のある就業前・昼休み・仕事が一段落する15時頃の開封率が高くなるといわれています。

終業間際は業務に追われているため、すぐに開封して頂けません。

また主婦向けの場合では、平日のお昼~午後の時間の開封率が高くなる傾向にあります。

 

適切なKPIを設定して効果を測定する

メルマガのKPIには以下のものが挙げられます。

配信数

到達率

開封率

④URLクリック率

これらの中から自社の検証に必要なKPIを設定して効果を検証していく必要があります。

また設定したKPIの効果を検証しつつ、PDCAサイクルを回していくことでメルマガの効果を最大限に活かすことが可能になります。

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