メルマガ登録を増やす方法とは?施策やweb、店舗で会員を獲得する

メルマガ登録を増やす方法とは?施策やweb、店舗で会員を獲得する

メルマガ登録とは、企業にとって、消費者からの受注発生のきっかけであり、商品情報の発信、資料請求やセミナー参加の促進のための重要な過程です。

消費者にとっては、個人情報の一つであるメールアドレスを提示するという大事な場面です。

個人情報を提供するとなると、登録先に信用がなければメルマガ登録者数は一向に増えません。

消費者にとって良いコンテンツを適切に発信するために、メルマガ登録者数は増やしていきたい企業は多いのではないでしょうか。 

ここからは、メルマガ登録者数を増やすための施策やweb、店舗で会員を獲得する方法について詳しく説明していきたいと思います。

目次

メルマガ会員が増えない理由

 メルマガ会員が増えないとお悩みの企業も多いのではないでしょうか。

まずはメルマガ会員がなぜ増えないのか、その理由を考えてみましょう。

 主に以下の4つが理由として考えられます。 

  • 登録の手間
  • 登録が分かりにくい
  • プライバシーポリシーが見つからない
  • メルマガ登録のメリットが伝わらない

 それでは詳しくみていきましょう。 

登録の手間

 一つ目は登録に手間がかかるという点です。

メルマガ登録を促されるタイミングとして、記事の閲覧に制限があったり、資料請求をしたい場合、買い物をしたい場合と様々あるかと思います。

せっかく良い気持ちで会員登録をしようと思っても、入力しなければならない情報が複雑で多すぎると、途中で入力するのをやめて諦めてしまいます。

登録が分かりにくい

 

二つ目は登録ページが分かりにくいという点です。

会員登録ページを用意していても、どこからそのページに遷移するのか、リンクが適切に設置されていなければ辿り着けません。

また、会員登録ページ自体も、一目で会員登録についての詳細がわからなければ、登録することを躊躇ってしまいます。

プライバシーポリシーが見つからない

 

画像引用元:株式会社エフ・コード 個人情報保護方針

プライバシーポリシーは個人情報の利用目的を明確に示しているものです。

これから登録する自身の個人情報がどのように使用されるのかが明示されていれば、ユーザーの安心感に繋がります。

このプライバシーポリシーが見える場所にあるかどうかで、サイトの信頼性にも関わってきます。

サイトのトップページなど誰にでも目につきやすい場所に記載しておくと安心ですね。

メルマガ登録のメリットが伝わらない

 

ユーザーがメルマガ登録をするということは、自分にとって有益な情報が発信されている、欲しいものがあるということです。

メルマガ登録すればこのテーマについてより多く情報が得られる、こんな特典がついてくる、というようなメリットをわかりやすく明示すると、メルマガ登録のきっかけをつくることができます。

ユーザーが得られるメリットを明示されていなければ、メルマガ登録をする必要がないと判断されてしまいます。

メルマガ登録者を増やすメリット、重要性

 メルマガ会員登録数を増やすメリットとして、次のようなものが挙げられます。 

  • ユーザー接点の維持
  • CPAで効率の良い顧客獲得

 次に詳しく説明していきます。

ユーザー接点の維持

サイトへの訪問や、店舗への来店だけだと、この顧客との接点は一度限りとなってしまいます。

メルマガ会員登録をしてもらうことで、会員情報削除の手続きを取るまではユーザーとの接点を維持できる手段として有効に活用することができます。

ユーザーとの接点を維持することで、メルマガにより、定期的にお得な情報や最新情報、キャンペーンなどを配信し、2度目以降の来店やサイトへの訪問を促すことができますね。

一度自社の商品やサービスを利用しているので、反応率も高い傾向にあります。

CPAで効率の良い顧客獲得

メルマガ会員登録をしてもらうということは、少なからず自社サービスに興味関心があるということです。

会員情報としてメールアドレス以外に性別や年齢などの情報も獲得できていれば、ターゲットに合わせた適切な広告を直接顧客へ届けることが可能になり、ハウスリストとクラウド型メール配信システムを活用すれば月額数万円程で万単位の顧客へメール配信をすることができます。

中には配信数無制限のサービスもあり、利用するによっては数百円〜数千円で顧客獲得が可能になります。

より広く広告を出そうとすると、事業や広告の規模にもよりますが、月額数十万〜数百万円かかってしまいます。

反応率の高い顧客にメルマガをうまく活用して広告を出す方が顧客獲得単価を抑えることができ、効率的ですね。

メルマガ登録者を増やす方法、施策

 それでは、メルマガ登録者を増やすためにはどうしたらよいでしょうか。

以下7つの方法をご紹介します。

  • 登録項目を減らす
  • 分かりやすい箇所に登録へのリンクを設置する
  • 押されやすいCTAにする
  • 登録の特典を明示する
  • コンテンツ自体への流入を増やす
  • 店舗の場合は魅力的なPOP
  • 店舗ごとに登録数を競わせる方法も

 それでは詳しく見ていきましょう。

登録項目を減らす

画像引用元:GARDENS(ガーデンズ) – 楽天市場

 前述の通り、メルマガ会員登録ページで入力する項目が多ければ、ユーザーは途中で面倒になり登録するのをやめてしまいます。

とはいえ、メールアドレスなどの基本情報以外にも知っておきたいユーザー情報はありますよね。

その場合、メルマガ会員登録は簡潔なものに留め、後日アンケートやコンテンツダウンロードなどのタイミングで、他の情報を取得する仕組みをとると良いでしょう。

そのため、最初の会員登録の項目をどの程度にするかをよく検討することをお勧めします。

分かりやすい箇所に登録へのリンクを設置する

 

メルマガ会員登録は、基本的に自社サイトから登録してもらうことになります。

気になる情報があってサイトを訪れたユーザーに、わかりやすく登録ページへ遷移してもらうために、見やすい場所にリンクを設置しましょう。

例えば読んでいる記事の途中や、トップページなどに、「ここからお得な情報をもらう」「資料の入手方法はこちら」などの、会員登録をすると得られる特典の一部をリンクの文言としても良いですね。

押されやすいCTAにする

CTAとは「Call To Action」の略であり、webサイト上で訪問者を目的のページへ誘導し、なんらかの行動を促すことを指します。

押されやすいCTAにするために、設置場所を工夫してみましょう。

サイドバーやヘッダー・フッター、コンテンツとコンテンツの間や直後、ページ遷移時にポップアップで表示するなど、ユーザーの目につきやすい場所に設置すると、押されやすくなるでしょう。

また、「ここから注文で%オフ」「簡単登録で毎月最新情報やクーポンを配信します」などの文言をアイコンにすればより目を引きますね。

登録の特典を明示する

画像引用元:メルマガ会員募集のご案内 – QUOカードオンラインストア

 ユーザーにとって明確なメリットとして捉えられるのが特典です。

継続的に得られる有益なコンテンツや限定性の高い特典だとより多くの会員獲得に繋がります。

B to Bであれば、最新情報や調査データが魅力的な特典となるでしょう。

また、他にもPDFや動画、ポイントやクーポン、懸賞なども特典として扱われます。

特にクーポンなどは、一目でお得感を感じてもらえる文言として使えます。

これらを組み合わせるとより効果的に会員獲得を目指せるでしょう。

コンテンツ自体への流入を増やす

 

webサイトを見るユーザーが少なければそもそも会員の獲得には至りません。

有益なコンテンツを発信し、この人のこの情報は信頼できると思ってもらえれば、リピートされます。

コンテンツの発信と同時に、多くの人に知ってもらえるよう工夫していきましょう。

そのために、以下のような2点に力を入れると良いでしょう。

流入経路を増やす

 訪問してくれる顧客を増やすために、新しく流入してもらう経路を増やしましょう。

例えば、広告を活用するのも1つの手です。

広告を出すと費用がかかりますが、より多くの人に目にしてもらえるため、潜在顧客の獲得につながります。

そこから自社コンテンツや商品サイトへの誘導リンクを繋げれば、入り口が複数用意されることになり、顧客が流入しやすくなるでしょう。

また、会員登録制度もおすすめです。

会員登録画面などでメルマガ配信の許可を問うチェック項目をつけると良いでしょう。

配信許可のある会員へメルマガ配信が可能になります。

他にも、既存顧客以外へのアプローチとして口コミを利用するのも手です。

「お友達紹介で%割引クーポン」などのキャンペーンを実施すれば、まだ自社の商品を利用したことのない人の会員登録が見込めます。

既存顧客からの紹介や推薦なので、ある程度の商品の良さも知ってもらうことができ、これを活用すれば効率的にメルマガ会員を増やすことができますね。

SNSSEOにも力を入れる

画像引用元:Chelseagardens.UK バーバリーやこだわりのヨーロッパブランドの …

 

XやFacebookInstagramなどのSNSを活用すると、より興味を持ってくれる人への周知が可能になります。

SNSはいわば好きなものを共有するコミュニティと言っても過言ではありません。

ジャンルで検索するだけでも豊富な情報が得られます。

その中で情報を発信できれば、興味を持つユーザーが集まるでしょう。

また、webサイトでSEO対策をしっかり行なっていれば、検索順位が上がり、自身のコンテンツが自然と大多数の人の目に映ります。

もっとこの人の発信する情報を知りたいと思ってもらえれば、メルマガ会員登録も増えていくでしょう。

店舗の場合は魅力的なPOP

画像引用元:POPKITでSNSお友達登録のPOPを作ろう

 

飲食店などで「会員登録するとコーヒー1杯またはデザート1品無料」というようなPOPを見たことはありませんか?

注文して料理が来るまでに、つい目に入ってしまう場面が多くあるのではないでしょうか。

ですが、目立つ場所にPOPを置いておくだけでは会員登録までは至りません。

その特典内容も魅力的なものにしましょう。

例えば「即日クーポン発行」や「会計時に%オフ」に加え、「会員には限定クーポンを毎月配信」など、会員になることのお得感を感じてもらえるようにPOPを作成すると良いですね。

店舗ごとに登録数を競わせる方法も

 

複数の店舗を構えている場合、これまでご紹介したメルマガ会員登録数を増やす方法を用いて、店舗ごとに登録数を競い合う方法も効果的であると言えるでしょう。

社員のモチベーションも上がり、店舗同士で競い合う事で様々な工夫も生まれる上に、優勝したチームの良い点をフィードバックするなどして、より良いノウハウを全体で身につけることができるというメリットもあります。

登録者を減らさないための施策も重要

 せっかく増えた会員登録者に、何も施策や工夫をしなければ退会されてしまいますので、対策が必要です。

それでは最後に、会員登録者を減らさないための施策について説明していきたいと思います。

配信結果を元に改善を繰り返す

 

会員になっているからといって、むやみにセールスメールを送ると、退会やイメージの減退につながってしまいます。

常にユーザーにとって有益なコンテンツを配信し、そのクリック率や開封率を分析し、どの分野に興味が持たれているのか、その年齢層や性別などから、配信するメール内容をブラッシュアップしていきましょう。

配信結果を元に改善を繰り返していくことが重要です。

登録者向けの特典を用意する

画像引用元:メルマガ会員ページ 【リネンや生地・布の通販】鎌倉スワニー …

 

会員登録者に何の旨味もなければ退会していくことは容易に想像できますよね。

コンテンツが余程面白いか有益なものであれば継続しますが、だんだんと通知が邪魔になってくるのか正直なところです。

上記のようなブラッシュアップに加え、メルマガ会員限定の魅力的な特典を定期的に用意することが大切です。

登録者限定のセミナーやクーポン、キャンペーン、ノベルティなどが例として挙げられるでしょう。

継続して登録してもらえるよう、工夫し続けることが重要です。

LINEなど複数チャネルでのCRMで顧客を繋ぎ止める

 

会員を維持するためには、有益なコンテンツを常に提供していかなければなりません。

メールの配信だけでなく、配信先にLINEを活用することで、より情報発信の幅が広がります。

LINEであれば、チャットボットを搭載することもでき、気になる情報にその場で質問ができる環境を作ることが可能になります。

ユーザーから見ても、すぐに質問の返答が来る環境の方が安心できるのではないでしょうか。

LINEチャットボット(LINEボット/LINE BOT)とは?

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