Instagramを活用して商品やサービスを活用して売り上げをしている方の中には、以下のような悩みを抱いた経験はありませんか?
- 売上や顧客があまり増加しないため悩んでいる
- もっと商品やサービスを見てもらえるような機会を増やしたい
そのようなお悩みを解決するために知っておきたい考え方が「発見型コマース」になります。Instagramが提唱した発見型コマースを上手に活用することで売り上げなどの大幅アップが見込めます。
そこでこちらの記事では、以下のような内容についてご紹介します。
- 発見型コマースについて
- 発見型コマースの仕組みとロジックについて
こちらの記事を読んで、少しでも多くの人に商品を見てもらえるような考え方を学んでいきましょう。
今後のECで必須の発見型コマースとは
今後のECサイト運営において必須となる概念が「発見型コマース」になります。
発見型コマースとは、従来の「人が欲しいものを見つける」という購入体型とは真逆で、「商品が顧客を見つける」という考え方になります。
例えば、Amazonなどでの買い物の場合、ユーザーが欲しいもののキーワードを入力して、商品を発見し、購入します。
購入型コマースはInstagramで導入されている仕組みになります。 ユーザーの好みやフォロワーなどのさまざまなデータをもとに、その人が好きそうな投稿やアカウント、宣伝などを表示してくれます。
このように、ユーザーことに好みに合いそうなものを分析した上で、最適なフィードやアカウントなどを表示する仕組みを「発見型コマース」と呼びます。
コロナ禍でユーザーの購買行動が変化
画像引用:2020年5月新型コロナウイルスにおけるEC利用動向調査 | MMD研究所
コロナウイルスの流行に伴い、近年ECサイトやネットショッピングなどの利用者は増加傾向にあります。
上の図はMMD研究所による近年のECサイトの利用状況に関する調査結果の一つです。
こちらのデータでは、2020年3月(緊急事態宣言の発令、コロナウイルスの流行開始)からECサイトの利用が増えた人は全体のうち約3割程度であると明らかになっています。
このように、近年ではECサイトで買い物をする人は増えてきています。
そのため、今後もECサイトでの買い物はますますポピュラーなものになっていくでしょう。
しかし、上記のような買い物で購入してもらえるものは多くが消費者が欲しいと思って購入する商品です。
そこで、「発見型コマース」の考え方を導入して、商品やサービスの知名度向上を図る必要があるのです。
発見型コマースの仕組み
発見型コマースの仕組みは、ユーザーごとの行動に基づいて成り立っています。
例えば、以下のようなユーザーの行動を基にして、機械学習技術を用いてその人に合ったフィードやアカウントなどのコンテンツを表示される仕組みになっています。
・よく見ている投稿
・フォローしているアカウントの傾向
・いいねなどをしている投稿 など…。
このように、ユーザーの行動を機械学習で分析して、最適化したうえで、その人が好きそうなものを表示する仕組みになっています。
ビッグデータが発見型コマースを可能にした
上記のような仕組みを実現したのが「ビッグデータ」の活用になります。
Instagramをはじめとした、Facebook社の各種サービスの利用者はなんと世界中で「32億人」にも昇ります。
そのため、膨大なデータが集約されるのです。
このように、Facebook社の抱える莫大な規模のビッグデータを活用して、機械学習を行うことで精度の高いおすすめコンテンツの提供を可能としたからこそ、発見型コマースの実現に繋がっているのです。
発見型コマースのロジック
発見型コマースのロジックは、上記のビッグデータを機械学習で学習させることによって、発見型コマースの品質をより向上させている点にあります。
Facebook社の膨大かつ詳細なデータを学習させることによって、一人一人のユーザーにぴったりなコンテンツの提供を可能にしました。
それに加えて、各社の所有するデータを組み合わせて機械学習の更なる精度アップを実現可能です。
このように、ビッグデータの活用と機械学習の組み合わせによって、発見型コマースのロジックは形作られています。
一連のユーザー行動を繋ぐInstagram
Instagramでは、ユーザーの一連の行動を繋げられる作りになっています。 具体的には以下のような工夫によって実現されています。
- ユーザーにマッチしたコンテンツの提案
- フィードをクリックするだけで購入画面に飛べる仕様(Instagramショッピング機能)
具体的に、認知~購入までの流れとInstagramショッピング機能について、以下で説明していきます。
認知から購入までを一気に産むことが出来るInstagram
Instagramでは、商品やサービスを知ってもらうところから、購入までを一気に行えるようになっています。
まず、認知の段階では「発見型コマース」の考え方を利用して、商品やサービスについてを理解してもらえます。
Instagramでは、コンテンツの写真や着用例などを見て、視覚的に訴えかけることで「良いな」「欲しい」といった気持ちをユーザーに持たせやすいです。 加えて、後述するInstagramショッピングと呼ばれる機能によって、ショッピングタグと呼ばれる購入可能な商品を示すタグ(上画像赤四角部分参照)が登録されているフィードの詳細ページをクリックすると、そのまま購入のためのECサイトへと移行可能です。
具体的には、以下のような流れになります。
1.提案されたフィードのショッピングタグをクリックする(下画像赤四角内) 2.購入ページに移行します。ウェブサイトで見るを押すとECサイトの商品画面に移行します。 3.商品のページが開かれ、購入などが可能です。 このように、お手軽に発見~購入までの一連の活動ができるつくりになっているため、 上手に活用すれば売上アップや知名度の向上に繋げられる作りになっています。
画像引用:DOT OPAL ONE PIECE | CLANE :CLANE | Instagram
ショッピング機能の活用が重要に
上記のようなInstagramに搭載されているお買い物の機能を、「ショッピング機能」といいます。
ビジネスアカウントであれば、誰でも無料で利用可能なサービスなんですよ。
ECでは必須のInstagramショッピングとは?設定方法から事例まで
※ただし、利用のためには以下のような条件を満たしている必要があります。
① ビジネスアカウントである
⓶ 各種契約やポリシーに違反しない商品を販売している
③ アカウントが所有権のあるFacebookアカウントと連携している
④ Facebookアカウント側で、「ショップセクション」 「ビジネスマネージャー→カタログ」の作成を行っている
Instagramショッピングのメリットは以下のような点が挙げられます。
- 様々な商品をリスト化したうえで、画面いっぱいにコレクション形式での表示が可能、 参照性の向上に繋げられる
- 画面レイアウト(色、ブランドイメージ)を自由に変更可能
- 「コマースマネージャー」でInstagramとFacebook共通でショップページの管理が可能
このように、ブランドの魅力を引き出せるだけでなく、シーズン物やおすすめ商品などを上の方に表示する…など細かいレイアウトの調整も可能です。 そのため、ユーザーに売りたい商品を訴えかけたり、管理作業のコスト削減なども可能になります。
Instagramをビジネスでより活用するには?
Instagramアカウントの活用方法をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
実は、Facebook社よりInstagramで使用できるMessenger APIのアップデートを発表されました!(2020/10/19)
チャットボット等の外部ツールと連携し、よりInstagramをビジネスに活用しやすくなります!
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Instagramのチャットボットとは?メリットや出来ることをご紹介(Messenger API)
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