LINE広告の審査に通らない業種やサービスとは?審査にはどれくらいの日数が掛かるのか

LINE広告の審査に通らない業種やサービスとは?審査にはどれくらいの日数が掛かるのか

 

LINE広告には、出稿できない業種やサービスがあります。

この記事では、LINE広告の概要をはじめ、LINE広告に掲載できない業種やサービスや審査基準について詳しく解説していきます。

 

目次

LINE広告とは

 

 

 

LINE広告とは、LINE株式会社が提供する「運用型広告のプラットフォーム」のことであり、LINEトーク画面上部やLINE NEWSなどに広告を掲載することができるサービスです。

日本国内で最も登録者数を誇るアプリであるLINEに広告を掲載できるため、他のSNSなどで広告を出すよりも高い費用対効果が期待できます。

LINE広告とは?配信方法や仕組み、ターゲティングまで

LINE広告の審査は厳しい

結論を先に言いますが、LINE広告の審査は非常に厳しくなっています。

LINE広告の審査基準を知らない状態で申し込みを行っても中々審査が通らないという事態に陥ってしまう可能性もありますので、しっかりと要点を把握しておくようにしましょう。

 

LINE広告審査にかかる日数

LINE広告審査に必要となる日数は全体で10日前後といいます。

 

広告アカウントの審査日数

5日前後

広告アカウント作成後、アカウントにクレジットカードの情報が登録された後、審査が開始される。

広告・メディアの審査日数

5日前後

・広告アナウンスが認証され、メディアが登録済みのタイミングで審査が開始される。

・広告アカウントの認証前に広告作成:広告アカウント承認後、5営業日程度で公開される。

・広告アカウントの承認後に広告を作成:広告作成から5営業日程度で広告が公開される。

 

ちなみにですが、「土日」を除いた平日の営業日がカウントされますので、土日を挟む場合、年末などの時期ではさらに日数が掛かってしまうことを把握しておきましょう。

LINE社では「優先審査」は行っておらず、審査状況の個別確認の問い合わせを受け付けていませんので、早めに申請を行うことをおすすめしています。

 

LINE広告の審査に通らない業種やサービス一覧

LINE広告は以下の内容の業種やサービスでは審査が通りません。

審査の申請を行う前にチェックしておきましょう。

  • 宗教関連
  • ギャンブル関連、パチンコ等(公営競技・公営くじは除く)
  • アダルト関連
  • 出会い系、マッチングサイト等(一部当社が認めた場合を除く)
  • 連鎖販売取引 
  • 探偵業
  • たばこ、電子タバコ
  • 武器全般、毒物劇物
  • 政党
  • 公益法人、NPO/NGO、社団法人(一部当社が認めた場合を除く)
  • 生体販売
  • 整骨院、接骨院、鍼灸院等
  • 未承認医薬品医療機器等
  • 消費者金融などの貸金業、質屋(一部当社が認めた場合を除く)
  • ネット関連ビジネス(情報商材、自己啓発セミナー等)
  • 募金、寄付、クラウドファンディング等の資金調達(一部当社が認めた場合を除く)
  • その他弊社が不適合と判断した業種業態、商品サービス

 

条件付き掲載可の商材・サービス一覧

掲載禁止にはなっていませんが、「条件付き」で掲載が可能となっている商材やサービスがあります。

通販サイト

ランディングページ内・会社HPに特定商取引に関する法律の記載が必要。

古物商

ランディングページ内・会社HPに古物商の許可番号の記載が必要。

アルコール飲料

「お酒、飲酒は20歳を過ぎてから」等の文言の記載、度数1%未満の低アルコール飲料については、アルコール分を有する飲料である旨を記載しないといけません。

公営競技 (競馬/競輪/競艇/オートレース)、公営くじ (TOTO/宝くじ)

過度に射幸心を煽る内容の表現および予想など馬券、舟券等の直接的な購入や購入につながるような表現、映像、画像は配信できません。

未成年への配信も不可。

カードローン(個人向け無担保無保証貸付)

カードローンの訴求において、銀行系カードローン(メガバンクグループに属する消費者金融が運営するカードローンの意)に該当する場合は、下記に記載している2つの事項を始めとした「日本賃金業協会」が定める自主基準を遵守すること。

他の貸金業者の利用者または返済能力がない者に向けて訴求しないこと

借り入れを必要とする者へ安易な借り入れを助長、または過度に強調しないこと

人材派遣有料職業紹介会社

ランディングページ・会社HPに厚生労働省の許可届出番号の記載が必要。

金融商品

金融商品等においては監督官庁への登録が確認できること、ランディングページには費用取引リスクについて明確に表示が必要。

投機心を煽る可能性がある表現を行わないなど、「各種関連団体」の定める広告自主基準等を遵守すること。

コンタクトレンズ

「日本コンタクトレンズ協会」が定めるコンタクトレンズの広告自主基準を遵守すること。

公営くじ

宝くじ等の公営くじにおいては、過度な期待を抱かせるような表現は避けること、未成年への配信は行わないこと。

比較サイト

掲載する商品やサービスの提供元、および表示内容を審査していることを前提としています。

情報が恣意的である場合は掲載できません。

以下の条件を満たしていることを前提としています。

恣意的な順位付けをしていないこと

信憑性に欠ける内容を掲載していないこと

ユーザーにとって有益な情報が十分にあること

医薬品医療機器等法の対象の商品等

医療品・医療部外品・医療機器・化粧品等に関しては、厚生労働省の定める「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」および「医薬品等適正広告基準」に基づいています。

下記の内容の表記・表現が含まれている際には訴求できないようになっています。

  1. 承認等外の効能効果を暗⽰明⽰する表現
  2. 医薬品ではないものに対し、「診断」「治療」「回復」「改善」「処置」等、医学⽤語を⽤いた表現、また、疾病の治療効果、予防効果を暗⽰する表現
  3. 承認等外の効能効果、安全性の保証表現となる使⽤前後の写真
  4. ⼈体への効能効果に関わる「⼝コミ」「個⼈の感想」等を含む表現
  5. 安全性や効能効果に対する絶対的な表現、最⼤級表現やこれに類似する表現、または他よりも優位に⽴つことを意味する⽤語
  6. 医療関係者や、研究者、⼀般⼈の認識に影響を与える団体等の推薦⽂⾔
  7. 不安感を煽る表現、与える表現
  8. 症状や患部の直接的な画像、表現
  9. バイブル商法と考えられる表現

一般医薬品のオンライン販売

 

LINE広告アカウントの審査基準

LINE広告アカウントの審査の基準には以下の3つの種類があります。

アカウント審査

LINE広告を出稿するためには、最初に「広告アカウント」を作成しないといけません。

アカウント審査では「入力間違い」をはじめ、「設定の条件を満たしているか」等も確認されます。

出来れば「正確に正式名称」で記載することが望まれます。

メディアとの整合性も確認されますので、「統一表現」「表記のガイドライン」を作成して、クリエイターの方と情報を共有しておきましょう。

アカウント審査で確認される項目は以下の通りです。

請求先情報

広告主情報

商材情報

基本情報

 

LINE広告ガイドラインには以下の基準が載せられています。

①LINEユーザーの不利益につながる可能性がない

法令における規制の有無と規制内容に抵触するものでないか

利用規約に抵触するものでないか

当社が独自に定める審査基準を満たすか否か

当社の事業へ悪影響を及ぼす、あるいは当社の信用を損なうものでないか

(内容:http://help2.line.me/admanager/win/categoryId/20007426/pc?lang=jaより引用)

アカウント開設の審査結果は、12週間程で分かります。

 

クリエィティブ審査

クリエイティブ審査では、広告のクリエイティブと遷移先の広告の内容が確認されます。

LINE広告には「表現のルール」「記号ルール」「テキスト量のルール」があり、これらのルールを守っていないと審査は通りません。

クリエイティブ審査では以下の内容がチェックされます。

画像

動画

アプリ(プラットフォーム、アプリ名、ストアURL等)

 

クリエイティブ広告の必須項目は、以下の内容が記載されています。

広告の主体者の明示

常に広告の主体を明示し、画像の場合は視認可能な大きさで表示してください。また、広告主が権利を保有しない素材を利用する場合は、必ず権利者名を明記し、当該権利者との関係性を明確にしてください。

業界の自主基準、公正競争規約等の遵守

業界の自主基準や公正競争規約がある場合は、その基準、規約に従った表現、表記を行ってください。

(内容:https://www.linebiz.com/jp/column/policy/20200225/より引用)

広告審査

広告審査では、広告として紹介される商品内容、クリエイティブやライティングページ(商品販売ページ)、アプリ等が審査されます。

広告の「テキスト内容」「タイトル」「ディスクリプション」なども確認の対象です。

広告審査では以下の内容が確認されます。

画像・動画・カルーセル

タイトル

ディスクリプション

アクションボタン

ランディングページ

アプリ

 

 https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/review/cosme/より引用)

 

LINE広告に出稿できる商材であっても、表現の規制が厳しくなった薬機法・景品表示法をはじめ、特定保健用食品・機能性表示食品などの改訂を受けて、「誇大広告」については審査が非常に厳しくなっています。

 

LINE広告特有のポイント

LINE広告には特有の審査の注意点やポイントがあります。

LINE広告特有の審査の注意点は以下の通りです。

友だちの表記

②LINEのコンテンツと誤認されるコンテンツ

 

友だちの表記

LINE公式アカウントでの「企業」と「ユーザー(顧客)」の繋がりは、「友だち」と表現する決まりがあります。

配信を行うクリエイティブや遷移先となるWebページでは、友だち・ともだち・お友達という表現は使用できません。

LINEのコンテンツ誤認されるコンテンツ

 

 

LINEが提供しているロゴ・キャラクターやサービスなどを用いた表現は、LINEコンテンツと誤認や混合をしてしまう可能性があるため、禁止されています。

ですが、LINEロゴやアイコンなどは「ガイドライン」を遵守することで使用できるようになります。

 

LINE広告審査に落ちないために注意すること

LINE広告審査に落ちてしまわないように気を付けるポイントを2つご紹介します。

 

クリエイティブ内容が統一されているかチェックする

 

 

LINE広告で掲載する内容と遷移先のライティングページの内容が異ならないように気を付けておきましょう。

広告の内容とライティングページの内容が異なる場合には、審査が否認されてしまうケースがあります。

「デザイン」「商品名」「価格」「キャンペーン情報」など、全ての内容が同じになっているかを必ず確認してください。

 

不快、不潔、煽る訴求を避ける

 

 

LINE広告では「不快」「不潔」「煽る」などの表現が禁止されています。

人体のコンプレックス部分を露骨に表現したもの、過度な肌露出、性に関する表現、暴力・反社会勢力を連想される内容、グロテスクな表現などが該当します。

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