企業やサービスに関するサイトを運営していて、このようなお悩みを抱えた経験はありませんか?
- ECサイトの購入手続きなど、購入までに至る前の段階でユーザーが途中でサイトを閉じてしまう
- アクセス解析をしていると、会員登録や資料請求といったページにアクセスしてきてくれているものの、肝心の会員数や資料請求数に繋がらない
上記のような問題を引き起こしているのは、「EFO」が適切にできていないからかもしれません。
そこで、こちらの記事では以下のような内容についてご紹介していきます。
- EFOについて、EFOの重要性や必要性について
- EFO対策について 具体的な手法
- EFO対策に使えるツールと特徴のご紹介
こちらの記事を読んで、EFOを行い企業やサービスに関心を持ってくれる人を増やしていきましょう。
EFOとは?
EFOはEntry Form Optimization(入力フォーム最適化)の英単語の頭文字をとった略称です。
入力フォームとは、情報を入力するためのフォームを指しており、以下のような場所で使われています。
- 会員登録の手続き
- 資料請求の情報入力
- ・Cサイトなどでの商品購入手続き
しかし、これらの手続きがやりづらかったり、情報入力時のエラー表示や入力ミスがあった際に全て入力し直しになる…などの問題があると、ユーザーたちは入力の過程で諦めてしまい、サイトを去ってしまいます。
このように、EFOは見込み顧客を逃さないようにする、サイトに対する顧客満足度向上といったポイントにおいて必須であり、適切に実施していく必要があります。
EFO対策の方法
EFO対策を行なう具体的な方法としては、以下の2つが挙げられます。
それぞれメリット、デメリットがあるため合った方法でEFOを進めていくとよいでしょう。
- サイトのUIを直接改造・改善する
- EFO対策ツールを活用する
EFO対策ツールについては、以降の項目で説明していきます。
EFOの重要性と必要性
それでは、なぜEFOを実施していく必要があるのでしょうか。
その理由について、EFOの重要性と必要性、2つの側面から見ていきましょう。
大半のユーザーが入力フォームから離脱してしまう
多くのユーザーがEFO最適化がされていないサイトでは、「途中離脱」してしまいます。
途中離脱とは、その名の通りで情報を入力フォーム
に入れている過程で、何らかの理由で最後まで行かずに、そのページから去っていってしまうことです。
その確率はなんと70%とも言われています。
このように、離脱してしまう人を減らし、利益に繋げていくためにも、EFO最適化はとても重要です。
B2B企業にもEFO対策は必須
また、B2B企業だからといって EFO最適化が必要ないか….というと、そんなことはありません。B2B企業では、売り上げに直結する重要な要素がお問い合わせフォームからの問い合わせになります。
そのため、EFO最適化なくしては肝心の観客である相手企業との繋がりを得る機会を失なってしまいます。
このように、お問合せが売上を左右するため、B2B企業では、EFO最適化の必要性があるのです。
離脱率の改善に効くEFO対策
それでは、具体的にどのようなEFO対策が有効なのかについてご紹介していきます。
途中離脱率が高くてお悩みでしたら、ぜひともこちらの施策から始めてみて下さい。
ユーザーの検討フェーズによって項目を出し分ける
検討フェーズの段階によって、記入が必要な項目の数や内容を変更するのは手段の一つです。
検討フェーズとは、商品やサービスの導入を検討している段階、詳細を聞きたい・相談したい段階、購入したい段階のような商品に対する意欲を何段階かに分けたものを指します。
例えば、資料請求やメルマガの登録などフェーズの低い段階では入項目は少なく、購入など高い段階では入力項目は多くする…といった工夫になります。
入力項目の数を減らす
分かりやすい方法の一つが入力項目そのものを減らす方法です。
そもそも入力必須な箇所や、入力項目を減らせばその分ユーザー側の手間や「入力するのが面倒臭そう…」という気持ちを減らせます。
そのため、必須項目を減らし、入力の手間を省くのは一つの手段です。
入力項目の数とコンバージョン率の関係性
引用:EFOとは?コンバージョンが劇的に改善される施策7選と事例
上の図はHubSpotによる入力スペースの行数と、コンバージョン率の相関を表した図です。
実際に、入力項目の数が多ければ多いほど離脱率は上がると明らかになっています。
そのため、入力項目はなるべく数を減らすようにしましょう。
入力エラー時に該当箇所を明記する
また、入力時のミスを減らしてあげるための工夫もEFO対策としておすすめの方法の一つです。誤った入力をしたまま次の画面に遷ろうとして、
例えば、間違っている個所のフチを太くしたり、赤色など別の色に変更したり、メッセージ表記を出すなどの手段が挙げられます。
各項目に入力例を記載する
入力例をフォームの横などに記載しておいて、入力ミスを減らすのも重要な施策です。
例えば、「カタカナの全角・半角」「電話番号や郵便番号のハイフンの有無、数字の全角・半角」は、文字で記載されていても見落としてしまい、ミスの原因になってしまうケースが多いです。
そのため、別途入力例を記載しておいて、正しい入力方法が分かるようにしておくのも有用な手段と言えますね。
入力フォームにアシスト機能を付ける
入力の手間を省くために、アシスト機能をつけるのもおすすめです。
アシスト機能とは、例えば以下のようなものが挙げられます。
- 郵便番号を入力すると、住所が自動で入力される
- 大学名の頭文字を入力すると、候補の大学名称が表示される
このような、ユーザー側の手間を減らしてあげるのもEFOの有効な方法になります。
文字を大きくする
また、画面の見づらさも途中離脱の要因に繋がりがちです。
スマートフォンからの操作だと、指でタップして操作をするため、入力項目などが小さかったり、文字が小さかったりすると、誤タップや見づらさによるストレスが生まれてしまいます。
そのため、各種項目や文字の大きさを分かりやすくして、スマートフォンからでも見やすい画面、かつ入力しやすくするようにしましょう。
選択式の項目を用意する
選択式の項目を準備して、入力を容易にできるようにして、ユーザーのスムーズな操作を実現するのも一つの施策と言えます。
例えば、住所(都道府県、市区街)や生年月日(年月日)などはプルダウンの選択形式を実装可能です。
そのため、選択式にできる箇所は選択式にするようにして、ユーザーの入力の手間を省いてあげられるようにしましょう。
セッション有効期間を延ばす
また、スマートフォン上で入力をおこなぅている途中に、通話や通知が入ってしまい、謝ってクリックしてしまい、そちらのアプリから戻ってくると入力が1からやり直し…という現象も途中離脱に繋がります。
この現象は、セッション有効期限の短さが原因になっています。
セッションとは、簡単に言えば「有効期限、入力した情報がリセットされるまでの時間」を指します。
そのため、スマートフォンユーザーが別のアプリから戻ってきても操作できるように、セッション時間を長く設定しておくのも重要です。
このように、EFO対策には様々な種類があるため、上手に導入していくことで、途中離脱してしまうユーザー数を減らしていくようにしましょう。
おすすめのEFOツールと特徴
また、途中離脱者を減らすためにぜひとも使っていきたいのがEFOツールです。
EFOツールを使えば、途中離脱の原因となった箇所の特定や、間違った入力の割合を算出可能です。
こちらの記事ではおすすめのEFOツールをいくつかご紹介していきます。
Gyro-n EFO
Gyro-n EFOは、タグを挿入するだけで簡単に使用可能な、手軽さが魅力のEFOツールです。
フォームの入力間違いや途中離脱率を割り出すだけでなく、これらの発生する条件やタイミングも分析可能です。
また、最大の魅力は各社のフォームに合わせて、専門のチームが最適化を実施してくれる点です。
このように、タグを挿入するだけで使える点や、最適化自体もお任せできる点が魅力になります。
formrun
formrunの独自の強みは高いデザイン性と、セキュリティ面における高評価です。
デザインにおいてはグッドデザイン賞の受賞経験があります。また、セキュリティ面においても以下のような工夫がされています。
- ISO27001取得済み
- プライバシーマークの認定済み
- Amazon Web Services(AWS)を導入
このように、デザイン性と安全性に重きを置いたツールを活用したい方にはformrunがおすすめです。
HubSpot
HubSpotは他のEFO専用ツールとは異なり、
マーケティング全般に活用できるMAツールです。
強みはなんといっても世界中で使われているため、
非常に多様な機能を備えている点です。
ツールの機能でフォーム作成が可能になっており、フォーム自体に簡単にEFO対策を導入できます。
このように、EFOツールとしての機能以外も使いたいという方にはおすすめのツールです。
ゴリラEFO
ゴリラEFOはEFOツールの中でもコストパフォーマンスの良さが秀でています。
初期費用3万円、ランニングコストが毎月9800円と非常に安価に設定されています。
そのため、初めてEFOツールを使う人や、コスト対費用を追求したい人におすすめです。
チャットボットを利用したEFO
EFO対策として、最近特に注目されているのが「チャットボットの活用」になります。
チャットボットは対話形式で情報の入力を進められ、具体的には以下のようなメリットがあります。
- 直接入力の手間を減らせる
- 会話感覚で進められるためユーザーのストレスを軽減可能
- LINEなどにも導入可能(わざわざフォーム画面に遷移しないでも入力可能なため、ユーザーの手間を削減可能)
特におすすめなチャットボットが「hachidori」です。開発実績7000件以上であるという信頼感は強みの一つと言えます。
導入実績の中には有名な企業も多く、実力もお墨付きとよくわかりますね。
また、LINEやFacebookなどの多岐にわたるプラットフォームに組み込み可能なため、SNSを見て興味を持った人からの資料請求や、お問合せも狙えます。
そのため、SNSマーケティングに利用したい方にも非常におすすめです。