Instagramには予約投稿を行うためのサービスであるクリエイターズスタジオやスマートフォンから予約投稿を行うことのできる外部アプリなどがあり、上手く活用することでビジネスを展開する上で、非常に有利になることがあります。
この記事では、クリエイターズスタジオや外部アプリのメリットやデメリット、使い方についても詳しく解説していきます。
Instagramで予約投稿をする2つの方法
Instagramで予約投稿をする方法は、「クリエイターズスタジオを利用する方法」と「スマートフォンの外部アプリを使用する方法」の2種類があります。
クリエイターズスタジオは、Instagram・Facebookなどの公式のサービスであり、パソコンからも利用できるなどのメリットがあります。
Instagramの予約投稿ができるクリエイターズスタジオとは
Instagramで予約投稿が可能になるクリエイターズスタジオとは、Instagramの親会社であるFacebookが運営している公式のサービスのことをいいます。
2019年9月16日にIBCで発表されたInstagramのクリエイターズスタジオですが、既存のFacebookクリエイターズスタジオのアップデートに伴って追加された機能であり、パソコン上で2つのSNSの投稿や分析が一括で管理できるようになりました。
クリエイタースタジオのメリット
クリエイターズスタジオには、いくつかのメリットがありますので、詳しく解説していきます。
フィード投稿・IGTVへの予約投稿
クリエイターズスタジオを利用すれば、フィード投稿やIGTVの予約投稿が可能となり、日々の投稿作業をある程度まとめて行えるため、作業の効率化を図ることができます。
予約設定は10分後~75日以内での日時設定が可能となっており、事前に予約投稿を行っておくことで、投稿を忘れてしまうなどのミスを防ぐことができます。
PCからの予約投稿
クリエイターズスタジオはパソコンでも予約投稿が可能であり、企業がInstagramを運営していく上で、統一感のある投稿で考えていかないと企業のイメージが下がる危険性もありますので、画面が見やすく作業のしやすいパソコンを利用した方が良いでしょう。
インサイトを見ることが出来る
クリエイターズスタジオはインサイトを見ることができ、その情報を分析することで、フォロワーからの反応が良い時間帯や曜日などを設定して予約投稿を行うことが可能となります。
インサイトには、インタラクション数・インプレッション数・リーチしたアカウント数・投稿別の情報・フォロワー情報などがあります。
Instagramのインサイトとは?見られるデータから注意点まで徹底解説!
クリエイタースタジオのデメリット
クリエイターズスタジオのメリットをご紹介しましたが、勿論デメリットもありますので、メリットとデメリットの両方を比較して使用するかを検討してください。
ストーリーズ・リールの予約投稿は非対応
クリエイターズスタジオにて予約投稿ができるのは、フィード投稿やIGTV投稿のみとなるため、ストーリーズやリールの予約投稿はできません。
そのため、クリエイターズスタジオはフィード投稿を重点的に利用しているユーザーや企業には向いているといえますが、ストーリーズの投稿に力を入れたいユーザーには不向きといえます。
ですが、クリエイターズスタジオにてフィード投稿の予約を行い、ストーリー投稿も併用で使用していくとさらに戦略的なアピールや宣伝ができるようになります。
スマホからの予約投稿は出来ない
クリエイターズスタジオでは、Facebook用だけが予約投稿の対象となっており、Instagram用についてはスマートフォンからの予約投稿ができません。
スマートフォンから予約投稿を行いたい場合には、「外部アプリ」を使用しないといけません。
データをCSVなどでダウンロードができない
先程、説明したインサイトの分析データの内容はクリエイターズスタジオ上でしか確認できないため、CSVなどでダウンロードすることができません。
つまり、社内でエクセルなどのツールで管理する場合には、クリエイターズスタジオ上のデータを見ながら手入力するしかできませんので、時間と労力が必要となります。
クリエイターズスタジオで予約投稿する方法
クリエイターズスタジオを利用して、予約投稿を行うための方法を詳しく解説していきます。
投稿内容の用意
事前に予約投稿する内容を準備しておきましょう。
投稿には、文章(2,200文字まで)・メンション(30件)・ハッシュタグ(30個)という利用可能な条件が決まっていますので、それを踏まえた上で作成してください。
Instagramをプロアカウントに切り替える
クリエイターズスタジオを利用して予約投稿を行うためには、Instagramで「プロアカウント」を作成する必要があります。 個人アカウントからプロアカウントに切り替える方法ですが、以下で詳しく説明します。
- プロフィールに移動して、右上の三マークをタップして設定を選択する。
- 「アカウント」を選択して、一番下の「プロアカウントに切り替える」を選択する。
- 活動内容に合う「カテゴリ」を選択する。
- プロアカウントの種類を「ビジネス」と「クリエイター」のどちらかを選択する。
クリエイターズスタジオでInstagramにログインする
プロアカウントへの変更ができたら、クリエイターズスタジオの公式サイトからInstagramにログインしていきます。
画面上部にあるInstagramのアイコンを選択し、右下の「Instagramのログイン」を選択するとログイン画面に繋がるため、パスワード等を入力してログインを完了させます。
投稿内容の作成
画面左上の「投稿を作成」を選択し、「Instagramフィード」を選択すると、投稿画面が出てくるので画面上でキャプションや位置情報を入力します。
画面下の「コンテンツを追加」という項目から画像・動画などをアップロードすることができます。
複数の画像や動画を投稿したい場合には、右上の「コンテンツを追加」を選択してください。 最大で10枚までアップロードすることが可能となります。
投稿日・投稿時間の指定
投稿が完成しましたら、「投稿日時の設定」の横にある「▼」を選択すると、「今すぐ公開」と「投稿日時を設定」が出てきます。
「投稿日時を設定」の方にチェックを入れて、投稿予定である日時・時間を設定すれば、予約投稿が完了となります。
外部アプリを利用してスマホから予約投稿する
クリエイターズスタジオはスマートフォンからの予約投稿ができませんが、どうしてもスマートフォンから予約投稿をしたいという方は、外部アプリを利用することをおすすめします。
内容によっては、有料である場合や日本語が非対応のツールもあるため、注意が必要となります。
外部アプリ利用におすすめのアプリ
Instagramに予約投稿するための外部アプリのおすすめを4つご紹介します。
無料・有料の違いであったり、日本語が対応・非対応であるなどの細かい違いもありますので、しっかりと内容を把握しておく必要があります。
Later
LaterはInstagramの投稿を自動化できるアプリであり、無料で利用することができます。
メリットとしては、投稿をカレンダーで管理できる点・メディアライブラリから簡単に写真がアップロードできる点・ビジュアルプランナーをはじめ、ビジュアルサーチツールや高機能なアナリティクス機能も使用できる点などです。
文字表記が全て英語であるため、英語が苦手な方にとっては少し利用しづらく感じてしまうかもしれません。
Statusbrew
Statusbrewはインド発のソーシャルメディアマーケティングを行えるプラットフォームであり、Instagram以外にもFacebookやTwitterなどへの予約投稿も可能となっています。
メリットとしては、全てのSNSのアカウントを一括で管理できる点・完全日本語対応である点・カスタマーサポートがしっかりとしている点などです。
こちらは7日間の無料トライアルが用意されていますが、基本的には有料のサービスとなっていますので、注意が必要です。
Hootsuite
Hootsuiteは複数のSNSアカウントを管理できるサービスであり、無料プランですと管理できるアカウントは2つのみで、有料プランですと4つのアカウントを管理できます。
メリットとしては、FacebookやTwitterなどのSNSのアカウントも管理できる点・複数のSNSに一括投稿できる点・アクセス分析ができる点・日本語対応している点などがあります。
Storitt
Storittはストーリーズのみ予約投稿が可能なアプリとなっており、完全自動でストーリー予約投稿を行うことができます。
50投稿までが無料で利用できますが、それ以降は有料プランの利用が必要となってきます。
文章は英語のみの対応となっており、スマートフォンからの利用ができない点が他のアプリと大きく異なってきます。
外部アプリ使用時の注意点
外部アプリを利用する際に注意しないといけないのは、どの外部アプリも予約投稿を行っても「完全自動」で投稿してくれるわけではない点です。
予約投稿という名称ではありますが、予約を登録した日時にアプリが通知を出して、作業員が手動で投稿ボタンを押さないと、投稿できないアプリが多いという現状があります。
投稿時刻に外部アプリから通知が来ますので、その時間に投稿ボタンを押せるように待機しておく必要があります。
「完全予約投稿」であることを優先したいのであれば、「自動」で投稿してくれるアプリを調べて選ぶ必要があります。
Instagramをよりビジネスに活用するには?
実は、Facebook社よりInstagramで使用できるMessenger APIのアップデートを発表されました!(2020/10/19)
チャットボット等の外部ツールと連携し、よりInstagramをビジネスに活用しやすくなります!
詳細は以下の記事で紹介しておりますので、Instagramをより活用したいと考えている方はぜひご覧ください!
Instagramのチャットボットとは?メリットや出来ることをご紹介(Messenger API)
hachidoriでは、経験豊富なコンサルタント・カスタマーサクセスが貴社のビジネスに伴走する形で支援します。
この記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひインスタオートDMサービスサイトよりお問い合わせください。