Instagramでステマが起きる理由とは?気を付けるポイントやリスクを解説

Instagramでステマが起きる理由とは?気を付けるポイントやリスクを解説

 

Instagramでステマを行っていることがユーザーにバレてしまうと、今まで積み上げてきた企業・インフルエンサーの信頼が崩れてしまう可能性があります。

この記事では、改めてステルスマーケティングについての説明をはじめ、ステマの事例・ステマのリスク・リスクを回避するポイントなどについて詳しく説明していきます。

目次

 ステルスマーケティング(ステマ)とは

 

ステルスマーケティングとは、依頼された案件に対してユーザー・消費者に真実を隠したまま製品の写真・画像をSNSにアップする行為のことを指します。

企業案件なのにPR・案件であることを隠してInstagramYouTubeに投稿を行っている場合、ステルスマーケティングに該当します。

上記の内容以外にも、口コミサイト等に製品の悪評などを掲載する行為などもこれに当てはまります。

インフルエンサーがInstagramYouTubeで紹介する場合でも、「PR」・「広告」といった文字があれば、ステルスマーケティングには該当しません。

インフルエンサーマーケティングについて、さらに詳しく知りたい方は以下のURLの記事をご覧ください。

インフルエンサーマーケティングとは?気を付けるべき点やメリット、デメリットまで | Hummingbird (humming-bird.info)

ステマの事例

実際に起きたステマの事例をいくつかご紹介します。

アニメ作品の事例

世界で大ヒットしたアニメ作品の映画で、同日同時刻に7名のクリエイターが漫画形式で同じ内容の感想をSNSに投稿。

ユーザー達の間で炎上事態に発展し、クリエイター側が謝罪する事態になりました。

炎上騒動は収まることなく、各メディアに取り上げられることになり、大元の映画製作会社が批判される事態にまで発展しました。

化粧品会社の事例

SNS3.8万人のフォロワーを抱えている美容系インフルエンサーが、企業に所属していることを隠して会社の関連商品を紹介していたことがバレてしまいます。

ステマ疑惑が発覚した同月、インフルエンサーが所属している企業が事件の原因と謝罪文を発表。

炎上まではいきませんでしたが、世間からのイメージダウンに繋がってしまいました。

ステマに当てはまる3つの手法

 

ステルスマーケティングに当てはまる3つの手法をご紹介します。

一般ユーザー・消費者になりすます

ステルスマーケティングの目的は、一般ユーザーや消費者になりすまして商品の写真・画像を投稿し、宣伝することです。

「なりすまし型」とも言われており、自分で購入して紹介しているように見せかけてきます。

ステルスマーケティングを行っていることに気が付きにくい方法となります。

芸能人・インフルエンサーが広告であることを隠している

芸能人やインフルエンサーという有名人に企業案件であることを隠して商品を紹介してもらう方法です。

昨今では、InstagramYouTubeが当たり前の時代になっていますので、このような芸能人やインフルエンサーを利用したステルスマーケティングが多発しています。

商品の売上増加は期待できますが、バレた時のデメリットも大きくなる方法だといえるでしょう。

メディアに広告であることを隠してもらう

最後に紹介するのは、メディアに広告であることを隠して紹介してもらう方法です。

メディアに依頼して、広告であることを隠して商品・サービスを紹介する記事を載せてもらうなどの方法が該当します。

商品紹介のフォーマットは記事になりますので、他のステルスマーケティングよりバレにくい方法となります。

 

ステマとアフィリエイトの違い

(引用:【モバオク副業】稼ぐコツは?メリット・デメリットと体験談・口コミも紹介|『ふくぎょう三姉妹』女性のための副業サイト (fukugyou-sisters.com) )

ステルスマーケティングとアフィリエイトは一見よく似ているので混同しやすいですが、全く異なるマーケティング手法になります。

アフェリエイトは、ブロガー・インフルエンサーなどの第三者に自社商品・サービスを宣伝して頂き、実際に購入や注文の成果が出た場合のみ、紹介者に報酬が支払われる仕組みになっています。

ステルスマーケティングとアフィリエイトの決定的な違いは、「宣伝活動であることを隠している」という点です。

アフィリエイトの場合、宣伝活動であることを隠すことはありません。

ステルスマーケティングは、消費者・ユーザーを騙す行為でありますし、場合によっては情報を偽造する行為にあたりますので、様々なリスクが伴います。

 

Instagramでステマが起きてしまう理由

 

Instagramでステマが起きてしまう理由は、「広告感を薄める事で効果が高まる可能性があるから」「広告主側のリテラシー不足」の2つの理由が挙げられます。

以下で詳しく説明していきます。

 

広告感を薄める事で効果が高まる可能性があるから

Instagramでステマが起きてしまう理由ですが、広告感を薄める事でインフルエンサーマーケティングの効果が高まることが原因となっています。

Instagramでは、インフルエンサーには一定層のファンが居るため、インフルエンサーが商品・サービスを紹介すると、ユーザーの購買力が高まります。

そういった背景から意図的かつ容易に顧客の関心を高めることのできるステルスマーケティングが後を絶ちません。

 

広告主側のリテラシー不足

広告主側のリテラシーが不足していることが原因となっているケースもあります。

依頼する企業も、受ける側の芸能人・インフルエンサーも双方がリテラシー不足で行っていた事例があります。

インフルエンサーマーケティングを行う場合には、ステルスマーケティングにならないように注意する必要があります。

 

ステルスマーケティングのリスク

ステルスマーケティングのリスクには、「ブランディングへの悪影響」「違法になる場合がある」の2つのリスクが挙げられます。

 

ブランディングへの悪影響

インフルエンサーが本人の意見として商品・サービスの口コミ・レビューをしているように見せかけて、消費者を裏切る形で購買活動を行っているのがステルスマーケティングですので、万が一ステルスマーケティングが発覚した場合には企業・インフルエンサー共に世間からの印象が悪くなってしまいます。

昔から少しずつ積み上げてきた信頼を一瞬で崩すことに繋がってしまいますので、ステルスマーケティングは絶対に行わないようにしましょう。

 

炎上の可能性も

ステルスマーケティングを行ってバレてしまった場合、悪評がSNSですぐに拡散されてしまい、炎上してしまう可能性が高くなります。

SNSは匿名性で特定されにくいため、好きなことを書き込むことができます。

そのせいで事実と違うことも書き込まれてしまうといった事態も発生してしまいます。

SNSで炎上してしまうと、企業単体ではなく業界全体の不買運動にも繋がったり、経済活動に大損害を与えてしまうかもしれませんので注意が必要です。

炎上についてさらに詳しく知りたい方は、以下のURLの記事をご覧ください。

SNSの炎上対策とは?未然に防ぐ方法と対処方法 | Hummingbird (humming-bird.info)

違法になる場合がある

日本では未だに違法とはなっていませんが、アメリカやイギリスではステルスマーケティングは違法行為として規制されています。

日本では違法にはなりませんが、ユーザー・消費者を騙す行為であることは間違いないため、不正競争防止法・景品表示法に抵触する可能性もないとは言い切れません。

そのため、ステルスマーケティングを行わない方が良いといえるでしょう。

 

ステルスマーケティングによるリスクを回避するポイント

ステルスマーケティングによるリスクを回避するポイントは、「インフルエンサーへ設定内容の徹底」「誤った内容を投稿しない」「適切なインフルエンサーの選定」の3つのポイントが挙げられます。

 

インフルエンサーへ設定内容の徹底

インフルエンサーへ設定内容を徹底させることで、ステルスマーケティングになってしまうことを防ぐことができます。

またInstagramの投稿が広告であることを明示しても、広告主が誰であるかを明記しなければ十分とはいえないでしょう。

インフルエンサー(A)は企業(B)から報酬を頂いて宣伝を行っていますという関係性が明確となり、ステルスマーケティングとみなされるリスクを減らすことができます。

 

タイアップ設定や明示

投稿内容に広告である旨を記載する必要がありますが、方法としては「この投稿は依頼企業とのタイアップです」と明記するか、タイアップのハッシュタグを付けるようにすると良いでしょう。

広告であることを示す文言を入れておくことで、ステルスマーケティングと判断される可能性が低くなります。

 

ハッシュタグ

 

引用:fluke_gourmet

広告である旨をハッシュタグで付けることもステルスマーケティングと判断されにくくなる方法です。

PR」「記事広告」「提供」「タイアップ」などのハッシュタグをつけるのが一般的です。

その他にも、ステマと間違われないために効果的なハッシュタグを以下の表で紹介します。

 

ハッシュタグの種類

金銭

物品・サービスのみ

プロモーション

スポンサード

サポーテッド

アンバサダー

協賛

提供

タイアップ

PR

OK

OK

物品提供

サービス提供

プレゼント企画

プレゼントキャンペーン

モニター

モニター・プレゼント

献本

NG

OK

 

誤った内容を投稿しない

消費者に注目してもらうために改ざんされた情報を投稿していると、それが発覚した場合には炎上を止めることが難しくなります。

広告案件の中には、商品に興味を持ってもらうために大げさに内容を発信してしまうケースもあります。

虚偽の情報発信はインフルエンサー・企業ともに信頼と評判を落とすことに繋がります。

企業側もインフルエンサーに投稿内容を強要しないようにしてください。

 

投稿の事前・事後確認の徹底も

投稿内容を事前にしっかりと確認して投稿を行うことが大切ですが、投稿後のフォロワーの反応も確認しておく必要があります。

運用担当者に悪気がない内容であっても、時にはタイミングや少しのミスで炎上してしまう可能性があります。

投稿後の確認をしておけば、素早く火消し対応が可能ですし、次の投稿から炎上する可能性のあるキーワードなどを避けることができます。

 

適切なインフルエンサーの選定

適切なインフルエンサーの選定も重要となります。

以下の2点を押さえているインフルエンサーに依頼するようにしましょう。

競合他社が仕事を任せていない

競合他社が仕事を任せたことのないインフルエンサーに依頼する方が良いといえます。

同じインフルエンサーに複数の案件が集中してしまうと、「お金目的なのか?」と疑うユーザーが一定数存在するからです。

そのせいで、ステルスマーケティングと勘違いされてしまう可能性があります。

企業のコンセプト・ブランドイメージに合う

企業のコンセプトやブランドイメージに合うインフルエンサーに依頼するようにしましょう。

コンセプトやブランドイメージと乖離しているインフルエンサーに依頼しても、ターゲットがずれているユーザーの目にしか届きませんので売上増加には繋がりません。

それどころか、ユーザーからステルスマーケティングと疑われてしまい、企業・インフルエンサーのイメージダウンに繋がる危険性があります。

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