インターネットを通して商品の販売を考える企業は自社サイトの作成を考えることも少なくないと思います。
この記事では自社サイト作成に役立つ「カラーミーショップ」をご紹介します。
カラーミーショップとは
カラーミーショップとはインターネットで商品を販売したいという人や企業向けのECサイト開設と運営管理サービスのことです。
ITやデザインの細かな知識がなくても本格的なネットショップをすぐに開設することができます。
2005年にリリースされてから、カラーミーショップを使って14万を超えるインターネットショッピングが開設されており、現在の高い人気を維持しています。
お店のホームページとECサイトの違い
お店のホームページとECサイトの違いは、ショッピング機能の有無と目的です。
ホームページはお店や企業について知ってもらうことが目的です。商品紹介のページがあってもラインナップや新作のイメージを伝えることが目的となることが多く、購入するためには別途設けられたECサイトへ誘導されることが一般的です。
ECサイトは商品の購入が主な目的です。商品を目立たせるためにユーザーに関係ない情報は極力載せないことをおすすめします。
通販サイトに出店するのと何が違う?
「amazon」や「楽天市場」のような複数の店舗が出店するサイトのことを「モール型」と呼びます。
集客力が高いことが特徴ですが、「出店料金が高い」「競合と価格競争がおこりやすい」などのデメリットもあります。
一方でカラーミーショップは「ECサイト」と呼ばれ単体のお店のサイトのことをいいます。
企業の取り扱う商品や店舗のイメージに合わせてデザインを決めたり、商品の表示方法を工夫することが可能です。
カラーミーショップの機能一覧
カラーミーショップにはうれしい機能がたくさんあります。
下記のようなカテゴリーの機能があります。
- ショップを作る
- 商品を準備する
- 決算を設定する
- 配送を設定する
- お客様を集める
- 分析する
- さらに購入を促す
- そのほかの機能
- サポート
- 管理設定
- 機能を追加する
- 連携サービス
それぞれのカテゴリーから一部の機能を抜粋して紹介します。
機能①ショップを作る
・公式Word pressプラグイン
WordPressにプラグインをインストールするとカラーミーショップに登録した商品情報をもとにWordPress上に商品ページを自動生成することができます。
・どこでもカラーミー
ソースを張り付けると外部サイト・ブログがECサイトに。便利なJSカート設置機能。
機能②商品を準備する
・商品カテゴリー設定
大カテゴリーから小カテゴリーまで作成可能。商品を種類別に細かく分けることができ、多種の商品を取り扱うショップには便利な機能です。
・商品掲載期間の設定
商品の掲載期間を決めることができます。公開予約として利用することも可能です。
機能③決算を設定する
・カラーミーペイメント
クレジット決算、コンビニ決算などがまとめてパッケージングされたお得なプランです。初期費用やトランザクション処理料が無料です。
・銀行振込(バーチャル口座)
取引注文ごとに振込の利用ができる専用口座を割り当てて決算をおこなうことができます。
注文ごとに援用口座が作成でき、入金照合にかかる事務コストを削減可能。
機能④配送を設定する
・ギフト設定
のし、メッセージカードmラッピングなどの項目や料金を追加で設定することができます。
・複数配送設定
「全国一律」「注文金額」「配送先」「商品重量」など基準のことなる配送設定を複数利用可能です。
ユーザーに様々な配送方法を案内することができます。
・複数お届け先設定
ユーザーが配送先を入力する際に複数のお届け先を指定することが可能です。
機能⑤お客様を集める
・かんたんリスティング
費用対効果の高いリスティング広告を低価格で利用することができます。
・Instagramショッピング連携
簡単に「Instagramショッピング」を利用できるデータ連携機能があります。
機能⑥分析する
・DeeBoard for EC
商品別、性別・年齢別、デバイス別、地域別などの売り上げ分析やカゴ落ちの分析をすることができます。
・売上データグラフ
売上データを日別、月別でグラフ表示可能です。
機能⑦さらに購入を促す
・ポイント機能
お客様のリピートを促すポイントの設定ができます。
・メールマガジン
HTMLの知識がなくてもブログ感覚でHTMLメールの作成ができます。
機能⑧そのほかの機能
・クラウド確定申告
確定申告、青色申告の自動生成サービス「MFクラウド」で売り上げデータをもとに自動で書類を作成できます。
・常時SSL
データを暗号化して送受信できます。セキュリティ対策、SEO対策に役立ちます。
機能⑨サポート
・開店サポート
カラーミーショップの専用スタッフが新規開店、引っ越し、リニューアルに関してサポートしてくれます。
・制作代行サービス
開店に必要な準備やデザインを格安で代行してくれます。
機能⑩管理設定
・CSVアップロード
商品や顧客情報を一度に300件まで一括登録可能。
・帳票の印刷
領収書、請求書、納品書のPDF作成、印刷が可能。
機能⑪機能を追加する
・アプリストア
ショップの成長や特徴に合わせてWeb接客や離脱防止、マーケティングなどの機能を必要に応じてショップに追加することができます。
機能⑫連携サービス
・LogiMo Pro
商品の注文が入ったらLogiMo Pro倉庫から自動で出荷し、商品情報や在庫数も自動で連携してくれます。
・複数店舗の一元管理
ハングリード株式会社が提供する「Robot-in」で受注、顧客を一元管理することができます。
これらの機能以外にも様々な機能があります。
カラーミーショップで製作されたECサイト事例
sousouは実店舗をもつアパレルのネットショップです。実店舗の誘導もわかりやすく地図情報も掲載されています。多言語化、海外発送にも対応しています。ブログの更新を毎日行っておりネットショップと実店舗を組み合わせた事例として参考になります。
カラーミーショップのメリット
カラーミーショップのメリットについて紹介します。
実績とノウハウが詰まっている
2005年にサービスが開始され長い歴史と蓄積されたノウハウがあります。
カラーミーショップは国内最大級のECサイト作成サービスとして4万を超えるショップの作成に利用されています。
初心者でも使えるちょうど良い機能や使用感
カラーミーショップは細かなカスタマイズも可能ですが、初心者でも使えるちょうどよい機能や使用感があり、だれでも簡単に使えて必要十分なところも特徴的です。
デザインに関してもテンプレートが用意されており、デザイン知識がなくてもおしゃれなショップを作成することができます。
ランニングコスト、利用料金が安い
プラン | フリー | レギュラー | ラージ |
初期費用 | 無料 | 3,300円 | 3,300円 |
月額費用 | 無料 | 3,300円 | 7,945円 |
決算手数料 | フリープランは決済金額の6.6%+決済1件あたり30円
レギュラー、ラージプランは クレジットカード4.0%~ 後払い4.0%~ コンビニ払い130円~ 代引き決済280円~ AmazonPay月額2,000円 + 4% 楽天ペイ月額2,000円 + 4% LINE Pay月額2,000円 + 3.45% PayPay月額2,000円 + 3.45% ※GMOイプシロン契約時の料金 ※利用には別途決済代行会社との契約が必要 |
カラーミーショップには3つの料金プランがあります。どのプランでも販売手数料がかからないため、年間ランニングコストは売り上げが上がっていっても大きく増えることはありません。
カラーミーショップ大賞というイベント
2014年から毎年開催している「カラーミーショップ大賞」というイベントがあります。
カラーミーショップを利用しているすべてのショップの中から「デザイン」「成長率」「PR」を基準に総合的に優れた42のショップが選出されます。
企業はショップ運営のモチベーションにつながります。
カラーミーショップのデメリット
カラーミーショップのデメリットについてご紹介します。
高度なサイト設計は難しい
カラーミーショップにはショップのデザインのテンプレートが用意されていますが、細かいデザインを設定するにはITに関する知識や技術が必要になります。
専門のスタッフによるサポートを利用することもできます。
集客が難しい
モール型のECサイトに比べると集客が難しいです。
カラーミーショップではショップの開店や運営は専門のスタッフがサポートしてくれますが、経営方針や新商品の開発などは企業努力が必要となります。
越境ECには向かない
海外への越境ECを考えている企業で日本語を使わないスタッフとの連携を考えている場合はカラーミーショップは向いていません。
一部アプリで多言語に対応可能な部分もありますが。
対応していない部分もあるためです。
カラーミーショップが向いている企業
・初めてネットショップを開業する
・月商数十万円~数百万円規模を目指している
・短時間でネットショップを始めたい
上記のような企業はカラーミーショップが向いている企業といえます。
また「低コストで手軽にECサイトを開設したい企業」「サポートやマニュアルが充実したECプラットフォームを使用したい企業」にも最適です。
カラーミーショップを導入する手順
- ショップづくり
- 商品登録
- ショップデザインの設定
- トップページの設定
- 運営準備
- 特定商取引を掲載する
- プライバシーポリシーを登録する
- 配送会社を決める
- 配送方法の設定
- 決済代行会社を決める
- 決済の設定
- ショップのオープン
- メールを設定する
- 注文が入ってから配送までを確認する
- テスト購入をする
- 契約と支払方法を確認する
上記のような手順で導入を行います。わかりやすいマニュアルや動画が公開されています。また30日間の無料体験プランも用意されています。
EC運営に合わせて確認したいこと
EC運用に合わせてSNSの運用は出来ていますでしょうか?
ECにおいて、SNSの活用は必須です。
LINEやInstagramをECに活用した事例を下記にてまとめていますので、併せてぜひご覧ください。