ECサイトを構築しようとした時に、多くの企業はたまごリピートも選択肢の1つとして考えることが多いと思います。
そんなたまごリピートを検討するために、どんな機能があるのか、費用や実際の導入事例などを交えて紹介していきます。
たまごリピートとは?
たまごリピートとは、定期購入に強いカートシステムのことであり、似たようなものに侍カートやリピストなどがあります。
インターネットを利用して、定期購入される方に特化した通販のシステムですが、業界でも高い評価を得ているサービスとなっています。
この記事では、たまごリピートの特徴や強み、サービスの内容等を紹介していきます。
たまごリピートの強み
たまごリピートの最大の強みは、実績が1,000社以上あるということです。
実績が多い分、経験則からの非常に理にかなっているサービス内容を展開しています。
不具合等の問題が起きた際にも、実績が多い分、的確な対応をして頂けます。
また、コールセンターとの連携を可能にしたり、ステップメール機能を搭載するなどのサービスも充実しています。
たまごリピートの主な機能、特徴
たまごリピートは、定期販売に特化したサービスを展開しており、非常に高品質・高機能なシステムとなっています。
以下で、たまごリピートの特徴的なサービスの内容を説明していきます。
コールセンター連携も可能
たまごリピートの強みですが、トータルサポートができる点です。
ネット通販だけでなく、電話受注での対応も行っているお店や会社であっても、顧客の内容をすぐに確認でき、対応することができます。
顧客の内容を画面1つで全て確認できるため、コールセンターなどでも対応が可能となっています。
例えばですが、ネットで申し込んでいる内容について、電話で契約内容を変更したり、その逆の対応も可能なので、顧客のニーズに合わせることが可能になります。
ステップメール機能を標準搭載
メルマガなどの配信を行う際、顧客の購入履歴などをもとに、データを抽出していきますので、それぞれの「顧客のニーズに対応した」効果的な内容のメルマガを送ることができます。
この機能を「ステップメール」といい、標準搭載しているため、他のシステムを導入する必要がありません。
分析、販促機能が充実
たまごリピートは分析機能の精度が高く、商品の売上集計をはじめ、新規や継続の会員、休眠となった会員の集計などのデータも確認できるため、会員の管理業務の負担を減らしたり、現在利用している会員の特徴に特化したサービスを行えるなど、リピート率を上げていくために利用できます。
ショップカート機能などの豊富なオプション機能
ショップカート機能だけでも、見込獲得用フォーム、ポイントの設定、アフィリエイトタグの設定、アクセスの分析、自動メールの返信機能、レコメンド機能、カートのデザインやベースカラーの変更などが行えます。
但し、カートのデザインについては、HTMLやスタイルシートが使用できないと変更できません。
上記の内容以外にも、オプション機能がとても充実しています。
サポート体制が充実
サポート体制も充実しており、メールや電話から問い合わせを行うことができます。
また、運営会社のテモナは多くの会社と提携しており、ECサービスに必要な決済から保管、発送に至るまでの工程ごとの対応が可能となっています。
クレジットカード決済に対応
インターネットでの定期購入に必要不可欠となっているクレジットカードの決済にも対応しています。
定期コースや定期購入の際の自動引き落とし、オーダーキャンセルの際の自動キャンセル機能などがあります。
その他にも、代引きや銀行振込、NP後払いなどにも対応可能となっています。
たまごリピートの価格、導入の費用感
たまごリピートの料金体制を下記の表で紹介します。
料金プランとしては、決して安価なサービスではなく、少し費用が高めとなっています。
そのため、売上が安定しており、会社の利益率が高い企業が利用するようなシステムであるといえます。
たまごリピートASPプラン | たまごリピートGOLDプラン | |
初期費用 | 税抜69,800円 | 税抜99,800円 |
月額費用 | 税抜49,800円 | 税抜79,800円 |
サーバ | 20Gの共用タイプ、月間出荷数上限1,000件 (1件超過ごとに30円加算) | 専用サーバ、CPU:Xeon E5620、メモリ:16GB、 HDD:1TB(RAID1) |
クレジット決済 | たまごペイメントZ: 初期80,000円、月額5,000円、決済手数料3.4%、売上処理料1件ごとに30円
たまごペイメントG:初期80,000円、月額5,000円、決済手数料3.4%、売上処理料1件ごとに30円 |
たまごペイメントZ: 初期80,000円、月額5,000円、決済手数料3.4%、売上処理料1件ごとに30円
たまごペイメントG:初期80,000円、月額5,000円、決済手数料3.4%、売上処理料1件ごとに30円 |
たまごリピートはこんな企業におすすめ
たまごリピートのサービスは、どのような事業を展開している会社に向いているのかを説明していきます。
単品通販系ネットショップ
採用している企業ですが、サプリメントをはじめ、ダイエットシェイク、青汁などの健康食品を販売している企業、化粧品を販売している企業が多い傾向にあります。
どの企業も、定期購入の単品通販を行っています。
高齢者層へアプローチしたい企業
ECサイトでのカートシステムだけでなく、コールセンターでの電話対応が可能となっているので、シニア層に対しても、売り出したいと考えている企業にも向いているといえます。
メールマーケティングに注力したい企業
効率的に、顧客の購買意欲を刺激するような内容のメルマガを送ることのできる「ステップメール機能」があるので、「メールマーケティング」に力を入れたいと考えている企業にも向いています。
たまごリピートの導入事例
こちらでは、実際にたまごリピートを導入した会社の事例を紹介していきます。
ユーコネクト
ミドリムシエメラルドを通信販売している「ユーコネクト」も、たまごリピートを採用しています。
ミドリムシエメラルドは、2015~2019のモンドセレクションの健康食品部門を受賞している商品です。
これらの商品の定期販売を行っています。
the MILLS
the MILLSは、女性向けのエイジングケア専用のアミノ酸シャンプーを通信販売しています。
お得な定期コースで販売しており、たまごリピートを採用しています。
導入時の注意点
こちらでは、たまごリピートを導入する際の注意点を紹介します。
非常に高機能なシステムですが、一部の仕様に問題を感じる顧客がいることも確かです。
マイナス点も紹介しますので、参考にしてください。
WordPressが使用できない
たまごリピートは、WordPressを使用することができません。
非対応となっており、既にWordPressにて、ECサイトを運営している顧客が新たにたまごリピートを導入できない状況となっています。
お試しプランがない
たまごリピートには、お試し期間や導入時の最初の割引サービスなどもありません。
そのため、導入前に問題点をしっかりと担当者に確認を行い、導入後にトラブルが起きないようにしておかないといけません。
サポート体制は充実しているので、導入前からしっかりと疑問に答えて頂けます。
デザインテンプレートがない
たまごリピートには、ECサイトのデザインプレートがないため、自身でサイトを全て作成する必要があります。
もし、ECサイトを用意できていない状態で、社内で作成が難しい場合には、外部にてサイトを作成してもらう必要性があり、その費用も掛かってきます。
たまごリピートの導入フロー
たまごリピートを導入するための登録の仕方について説明していきます。
まず、たまごリピートは、法人以外は契約できないようになっており、サイトでのやり取りだけでは登録することができません。
公式サイトの「新規導入を検討中のお客様」をクリックすると、問い合わせフォームが表示されます。
サイトの問い合わせフォームから、会社の情報を送信した後に、営業担当者から連絡が入り、商談後に契約となります。
たまごリピートと他のショッピングカートサービスとの比較
たまごリピートと「侍カート」を比較してみました。
両者を比較すると、料金に少し違いがあります。
・侍カートの場合
ASPプラン・・初期費用10万円、月額費用7万円
カスタマイズプラン・・初期費用15万、月額費用12万円
フルスクラッチプラン・・初期費用100万円、月額費用30万円
・たまごリピートの場合
ASPプラン・・初期費用76,780円、月額54,780円
GOLDプラン(専用サーバ+ASP)・・初期費用109,780円、月額87,780円
たまごリピートは、税込の値段となっていますが、侍カートの方が少し割高であることが分かります。
両社共に、定期販売、頒布会に強みのあるサービスを展開していますが、基本的にどちらの企業にも、定期販売の機能は全て揃っています。
ECサイトの規模によって、どちらがオススメかが変わってきます。
たまごリピートは、定期販売のみに特化しているような小規模サイトに向いているサービスです。
将来的にECサイトを大きくしたいと考えている方であれば、侍カートの方が向いているといえます。
侍カートは、ECシステムの拡張にも対応できますし、売上増加の仕組みに熱を注いでいるため、ECサイトを大きくして、売上も増加させたい企業に向いています。
その他の違いですが、侍カートはLP、アップセルの機能などが充実しているため、新規顧客獲得に力を入れたい会社に向いています。
一方で、たまごリピートは、コールセンターでの利用ができるため、ネット通販だけでなく、電話受注等も行っている企業に向いています。
EC運営に合わせて確認したいこと
EC運用に合わせてSNSの運用は出来ていますでしょうか?
ECにおいて、SNSの活用は必須です。
LINEやInstagramをECに活用した事例を下記にてまとめていますので、併せてぜひご覧ください。