日本にも『ノーコード』の波!国NoCodeツール紹介
『NoCode(ノーコード)』という言葉をご存知でしょうか?
耳慣れない言葉かもしれませんが、2020年7月22日に「やってきたノーコード アプリ開発、誰でも早く安く」というタイトルで日経新聞でも特集が組まれている、これから注目が集まること間違いなしのワードなのです。
チャットボットNEWSメディア『hummingbird』、本日は『NoCode』について紹介します。
NoCodeとは?
NoCode(ノーコード)とは「プログラミング(ソースコード)不要」という意味で、コードを書かなくてもサービス(WEbサイトやアプリケーション)を開発できるのが「NoCodeツール」です。
通常、サービスを作るためには(ざっくりとですが)環境を構築し、エンジニアがコードを書き、本番環境にリリースし……などの流れを経ますが、この環境構築・プログラミング・デプロイなどが一切不要でサービスを開発できるのがNoCodeツールです。
……これだけだとイメージが持ちにくいかもしれませんが、レゴブロックにも例えられるように、多くのNoCodeツールに必要な動作は「ドラッグ&ドロップ」です。
非エンジニアでも、プログラミングが理解できなくても、PCやスマートフォンがあればサービスを開発できる点に大きな魅力があります。
NoCodeのメリット/デメリット
NoCodeツールは非常に便利なものですが、メリット/デメリットいずれも存在します。
■ メリット
・開発期間が短くなる
・開発費用が安く済む
・非エンジニアでもサービス開発やメンテナンス、内容の変更を行うことができる
・サーバー費用等がかからない
■ デメリット
・自社にアセットが蓄積しない
・SaaSでNoCodeツールを提供している企業が多いので、ランニングコストがかかる
・サービスがツールに依存してしまう。ツール提供元がサービス提供をストップした場合、(ツールによるが)サービスを一切使えなくなる可能性がある
※3点目については、詳しいnoteを見つけたので興味がある方はご覧ください。
『あなたのプロジェクトは、どのサービスと心中する覚悟ができていますか?』
メリットデメリットいずれもあるNoCodeではありますが、筆者としては、ユースケースに応じて上手に利用するのが最も良い方法かと考えています。
たとえば自社サービスを開発している企業は、新規事業にてNoCodeでMVP(Minimum Viable Product)を開発し、リリース後のフィードバックを経て自社開発に切り替える。自社にエンジニアがいない企業であればNoCodeで開発・運用を続ける。単発イベントのLPだけNoCodeで作成するなどです。
日本のNoCodeツール
最近は国内のNoCodeツールがたくさん出てきていますが、ここでは一部を紹介します。(NoCodeツールは他にもたくさんあるので、是非調べてみてください!)
アプリ開発
■ Yappli
Yappliは、アプリ開発・運用・分析をノーコードで提供するアプリプラットフォームです。
ノーコードでiOS/Androidネイティブアプリを開発でき、更新やセグメント別のプッシュ配信、分析なども可能です。
アパレル、飲食、学校、金融など幅広い業界のクライアントに利用されています。
Webサイト
■ Studio
StudioはノーコードWEBサイト開発サービスです。
デザイン、公開、CMS機能など、WEBサイト開発に必要な機能が一つのツールに搭載されています。
ドラック&ドロップで簡単にデザインを作成でき、なんと月額無料からサイトを公開することが可能です!
チャットボット
hachidoriは、ノーコードでチャットボットを開発できるツールです。
チャットボットのシナリオ作成はもちろん、LINEやWEBサイトとの連携もプログラミング不要で行えます。
大手企業からスタートアップまで、様々な規模の企業に利用されています。
WEBショップ開設
■ BASE
BASEはネットショップが簡単に開設できるNoCodeツールです。
デザイン・商品管理・発送・決済など店舗運営に必要な機能が揃っています。
※新型コロナウイルスの影響で新規ショップの開設数、GMV(新規・既存)ともに大きく伸びているようです。(出典:BASE2020年12月期第2四半期決算説明会資料)
SaaS連携(iPaaS:Integration Platform as a Service)
■ Anyflow
Anyflowは、様々なSaaSサービスを繋ぎ(iPaaS)、定型業務を自動化するNoCodeサービスです。
基本的に、異なる企業が提供するサービスを繋ぐためにはエンジニアが各サービスとの連携作業をする必要がありますが、Anyflowはそれを不要にしています。
NoCodeのこれから
今回は、サービスに絞ってNoCodeツールの紹介をしてみました。
本日紹介したのはほんの一部のツールで他にもたくさんのツールが存在しますし、これからより多くのツールが登場することが見込まれます。
NoCodeは企業にとって大きなポテンシャルを秘めているといえます。自社の状況に合わせて、NoCodeをうまく活用していきたいところです。
NoCodeで簡単開発!チャットボットのご相談はhachidoriまで