ChatGPT の無料期間はアカウント作成から約1カ月となっています。
この記事では、改めてChatGPT についての説明をはじめ、無料版と有料版の違い・無料で提供されている理由・無料期間の延長の可能性・GPT-3 for Goodなどについて詳しく説明していきます。
ChatGPTとは？
ChatGPTとは、サンフランシスコの非営利団体である「openAI」によって開発された「高度な対話型AI」のことです。
2022年11月末に公開されたばかりにも関わらず、2023年2月時点で1億人を超えるユーザーが登録し、世界中から注目されています。
ChatGPTの特徴は、大量のテキストデータを学習し、人間と同等以上の「自然言語処理能力」を持っている点になります。
質問応答タスク・対話タスクに特化してトレーニングされているため、実際の人間と会話を行う様な会話形式で回答を提示できます。
学習データはWebに存在する大量のテキストになりますので、一部間違った情報が含まれてしまう可能性があるため、全ての質問に対して正しい回答を行うことができない点がデメリットといえるでしょう。
ChatGPTについてさらに詳しく知りたい方は、以下のURLの記事をご覧ください。
chatGPTとは？活用方法や何が凄いのかを解説 | Hummingbird (humming-bird.info)
有料版のChatGPT plusが公開されている
(引用：ChatGPT Plus za darmo: ponad 99 kont z nazwą użytkownika i hasłem 2023 (tecnoguias.com) )
ChatGPTには、有料版の「ChatGPT plus」が公開されています。
無料期間終了後もChatGPTを使用したい場合には、有料版に移行する必要があります。
有料版は月額料金20ドル、1ドル130円とした場合には約2,600円で利用可能です。
無料と有料版の違い
無料版と有料版の違いには以下の4つがあります。
①機能の違い
有料版ですと、より高度な機能が利用できます。
複雑な自然言語処理のタスクの実行であったり、高速なレスポンスタイムが可能であったり、APIの利用制限の緩和などが挙げられます。
②データのトレーニング可能な量
有料版では無料版と違い、さらに多くのデータを使用してトレーニングすることが可能です。
それにより、より高度な自然言語処理を行えます。
③制限の緩和
有料版ではAPIの利用制限が緩和されます。
それにより、多くのリクエストを送ることができるだけでなく、頻繁にAPIを使用することが可能です。
④サポート内容
有料版では無料版と違い、サポート体制がしっかりとしています。
質問・問題があっても、専門家から迅速な対応がして頂けるので、問題解決が早くなります。
無料版と有料版の違いについてさらに詳しく知りたい方は、以下のURLの記事をご覧ください。
ChatGPTの無料と有料版の違いとは？ChatGPTplusは買いなのか？ | Hummingbird (humming-bird.info)
ChatGPTの無料期間はいつまで？
ChatGPTの無料期間は、アカウント作成から約1カ月間になります。
ChatGPTの無料期間の項目について、以下で詳しく説明していきます。
ChatGPTが無料で提供されている理由
ChatGPTが無料で提供されている理由ですが、以下の2つの理由が挙げられます。
①多くのデータを集めるため
無料版の利用者が増加することで、ChatGPTの品質を向上させるために役立つデータが多く収集できるため、無料で提供しています。
②ユーザーに人工知能技術を学んで欲しいと考えているため
一部無料で提供することで、人工知能技術を学びたいと考えている人達がChatGPTを利用できます。
openAIの企業理念は
「人工知能をより安全かつ公正な方法で開発し、世界に導入することです。同社は、AIが持つ潜在的な悪用についても深く懸念しており、そのような問題を解決するための方法論や技術の開発にも力を注いでいます。OpenAIは、協力と知識共有を通じてAIの開発を加速し、人工知能が社会全体の利益に資するような未来を築くことを目指しています。また、同社は、AIの開発と導入に際して、透明性、公正性、倫理性を重視しています。（引用： openai.com ）」
となっているため、企業理念であるAIの開発・世界への普及を促すために無料で提供していると考えられます。
ChatGPTの無料期間の延長
ChatGPTの無料期間の延長については公式で発表されていませんが、過去にはコロナの影響で学校・企業が閉鎖されて、在宅業務・オンライン授業が増えたことで無料期間の延長が行われたことがありました。
その時には1カ月→3カ月に延長されました。
特別な対応であったため、今後無料期間が延長されるかは分かりません。
無料期間の利用を検討している方は、公式サイトの最新情報を確認するようにしてください。
GPT-3 for Good
openAIは無料期間の代わりとして、条件を満たす非営利団体・研究者等にはAPIの使用制限を緩和することのできる「GPT-3 for Good」のプログラムが利用できるようになっています。
GPT-3 for Goodのプログラムを申請し、承認された場合にはAPIの使用回数・利用時間が緩和されます。
このプログラムを使用して、非営利団体・研究者が社会的な価値を生み出すことを支援することが目的のプログラムになります。
GPT-3 for Goodのプログラムに参加するための条件は以下の通りです。
①非営利団体であること
②人々の生活・社会問題の解決に役立つプロジェクトであること
③プロジェクト提案で審査に通ること
プログラムへの応募方法・詳細については公式サイトを確認してください。