Instagramを宣伝で運用していくにあたって、いいね数や保存数など様々な気になるポイントがあると思います。
しかし、これらの数自体が重要なわけではなく、最も大切なのはユーザーたちの反応数から算出される「Instagramのアルゴリズム」なのです。
そこで、こちらの記事では、以下のような内容についてご紹介していきます。
- Instagramのアルゴリズムについてとなぜ重要なのか
- Instagramのアルゴリズムの種類についてと種類ごとの伸ばし方
- アカウントを伸ばすためにやっていくべきことについて
こちらの記事を読んでより多くの人に投稿を目にしてもらえるようにして、宣伝をよりスムーズに行えるようにしちゃいましょう!
Instagramのアルゴリズムとは
instagramのアルゴリズムとは、簡単に言えば「AIが自動でユーザーの好みそうな投稿を表示する仕組み、そのランク付けを行うルール」を指します。
Instagram内のAIが様々な反応数をもとに、多くの投稿の中からその人が見たくなりそう、好みそうな投稿を自動で選んでくれる仕組みになっています。
Instagramのアルゴリズムが重要な理由
それでは、Instagramのアルゴリズムはなぜ重要なのでしょうか?理由としては非常に明白で、「多くの人にアカウントの投稿を見てもらえるようになるため」です。
例えばよく似た投稿の項目や、アカウントを表示した際に現れるよく似たアカウントの部分(上記画像の赤い四角をクリックすると表示されます)で表示される投稿は、このInstagramアルゴリズムの独自のルールに基づいて表示される投稿が決められています。
そのため、アルゴリズムの仕組みを少しでも理解して、自分の投稿を普段見てくれる人以外にも見てもらえるようにできるんです。
数千の指標によりアルゴリズムは決定されている
しかし、Instagramのアルゴリズムは、簡単に理解できないように数千以上のシグナル(指標)によって判断されているため、すべてを把握したうえですべての要素を満たした、あるいは高評価な記事を作成するのは難しいでしょう。
そのため、Instagramのアルゴリズムの中でも、特に重要な要素を理解して、そこを重点的に伸ばしていけるような工夫を取り入れていく必要があります。
Instagramのアルゴリズムはフィード、ストーリーズ、リールで違う
Instagramのアルゴリズムには複数の種類が存在しています。
具体的には、フィード、ストーリーズ、リールの3種類(投稿の種類)で指標が異なっています。
そのため、どのアルゴリズムを伸ばしていきたいかによって、気を付けなければならないポイントが変わってきます。
どのようなシグナルを意識していけばよいか、以下の項目で具体的に一つ一つ見ていきましょう。
フィードとストーリーズのアルゴリズム
それでは、まずフィードとストーリーズのアルゴリズムについて詳しく紹介していきます。
フォローしている人の投稿が表示される
フィードおよびストーリーズは基本的に「フォローしているユーザーの投稿」の中で、アルゴリズムに準じて表示順が変わっていく仕組みになっています。
(※一部の宣伝などはアルゴリズムからは除外されたうえで表示されます)
具体的には、フォローしているユーザーの投稿が表示され、その中からアルゴリズムに順じて以下のように表示されるようになっています。
・フィード→アルゴリズムによって評価が高い記事であるほど上のほうに表示されるようになっています。 (上記の画像の赤い四角内がフィードです。ここの上のほうに表示されるようになっています。)
・ストーリーズ→アルゴリズムによって評価が高いほど、左のほうに表示されるようになっています。
(上記の画像の赤い四角内がストーリーズの表示される個所になります。ここの左のほうに表示されるようになります。)
そのため、フィードやストーリーズのアルゴリズムを伸ばすためには、まず、自分たちのサービスのアカウントをフォローしてくれるような働きかけから始めなければなりません。
同じ人からの投稿は連続して表示はされない
また、同じ人の投稿が連続で表示されないようになっているため、その点にも注意が必要です。
アルゴリズムのシグナルを満たせるようになり、表示もいい場所にされるようになったからどんどん投稿をしよう!としても、結果的に表示されるのはいずれか1つの投稿のため、意味がなくなってしまいます。
このように、一つの種類のアルゴリズムを伸ばすだけでなく、3種類すべてのアルゴリズムをしっかりと意識したうえで、記事を見てもらいやすくする必要があります。
なお、次に紹介する発見タブでも同様に同じアカウントの表示は投稿されないようになっています。
フィードとストーリーズで重視されるInstagramアルゴリズムのシグナル
フィード及び、アルゴリズムでは以下のようなシグナルが重視されます。
① 投稿者側の情報
- 投稿に対するエンゲージメント(上記画像の赤い四角内、いいねや保存数などあらゆる反応の回数の合計)
- 投稿の質(内容、情報のクオリティなど)
② フォロワー側の情報
- 投稿者に対して何かしら反応をしたかどうか(コメント、いいね、DMなどのエンゲージメントの有無)
- Instagram内でよく見ている投稿、いいねをした投稿など
- カテゴリに関する興味関心(投稿の閲覧履歴など)
このように、いいねやコメント、保存数などの相手からのリアクションなどを中心として、フィードやストーリーズのアルゴリズムは決定されています。 まずは上記のような相手からの反応を増やしていけるような良質な投稿を行えるようにしましょう。
発見タブのアルゴリズム
次に、発見タブ上でのアルゴリズムについてみていきましょう。こちらは上記のフィードやストーリーズとは異なる仕組みのアルゴリズムが働いています。
発見タブでおすすめ表示されるまでの流れ
発見タブには「アカウントの持ち主が興味を持ちそうなアカウントの投稿」が表示されるようになっています。
具体的な流れとしては、以下のようになっています。
① アカウントの所有者の過去の閲覧履歴をもとに表示するアカウントを選択する
過去の閲覧利敵やリアクションなどのデータを基にして、その人が興味を持ちそうなアカウントが選ばれます。
Instagram内には膨大なビッグデータが存在しているため、その情報をもとにして閲覧者が興味を持ちそうなアカウントを選別できるようになっています。
②どの投稿を表示するか選別する
①の手順及び規約を満たしていないアカウントまで絞り込みを行ったのち、さらにその中から発見タブに表示する投稿を選別します。
ここで重視されるのが「ユーザーのアクション傾向」になります。
例えば、いいね!を頻繁に行う人であればいいね!されやすい投稿が、共有をよく行う人であれば共有されやすい投稿が選ばれて発見タブに表示されます。
このように、発見タブでの表示は関心がありそうなアカウントの絞り込み→ユーザーが取りやすいアクションをもとに投稿を選抜 という流れで表示される投稿が決められています。
保存率が最も重要なシグナル
それでは、最も重要なシグナルはいったい何なのでしょうか?それは「保存数」になります。
保存の役割は投稿を見返すためであるため、何度も見返されるくらい有用なコンテンツとみなされます。
そのため、最も重要なシグナルとされています。
リールのアルゴリズム
続いて、リールのアルゴリズムの仕組みなどについて説明していきます。
リールは上記画像赤四角内の「再生マーク」をクリックすると見れるショートムービーをアップできる機能になります。
リールで重視されるシグナル
リールでは以下のようなシグナルが特に重要視されています。 ① 投稿者側の情報
- 独自のコンテンツを提供できているかどうか
② フォロワー側の情報
- いいね!やコメントの数
- 最後まで視聴してもらえたか
もちろん、これ以外にも様々なシグナルがありますが、大切なのは相手から見てもらえるような、独自のコンテンツを発信していく点といえます。
シグナルを貯めるためにやるべきこと
それでは、アルゴリズムでの評価を上げるためにどのようなことをしていけばいいのでしょうか?
投稿頻度を意識する
一つ目に大切なポイントは投稿頻度になります。
投稿頻度が少ないと、必然的に反応の総数が減ってしまうためアルゴリズムの評価は低下してしまいます。 評価を上げたいのであれば、目安2,3日に1回は投稿を行っていくようにしましょう。
ただし、投稿頻度ばかりに意識が言って一つ一つの投稿の品質が落ちてしまわないように注意しましょう。
一貫した投稿の世界観
次に投稿の世界観(雰囲気)が統一されている、しっかりと確立されている点も重要になってきます。
インスタグラムのユーザーはコンテンツの独自性に惹かれるという人も少なからずいます。
そのため、独自のテーマ、世界観を確立したうえで投稿を継続していくのもポイントの一つになってきます。
コメントへの返信、いいね
いずれのアルゴリズムでも大切なのがいいね!や保存数といった反応になります。 基本的に反応が多ければ多いほど、アルゴリズムの評価は上昇します。
そのため、見栄えの良さを意識したり、誰かに見せたいと思えたり、見返したくなるようなコンテンツの発信を心がけていきましょう。
アクションを促す
ユーザーが反応したくなるような投稿をすることも重要な要素になります。
例えば「いいね、共有〇回以上でクーポン配布!」のような投稿をすれば、多くの反応を集められるでしょう。
このように、つい反応したくなるようなコンテンツを提供するようにしていくのも重要になります。
滞在時間の長い投稿をする
潜在時間とは、「1つの投稿をどれくらい見てもらえているか、その時間」を指します。
一つ一つの投稿をなるべく長い間見てもらえるようにするのも非常に大切になってきます。
そのためにも、ユーザーがつい読みたくなってしまうような内容作りや、写真や動画の加工などを行ってじっくりと見てもらえるような良質なコンテンツ作りを心掛けていきましょう。
ユーザーの投稿をリポストする
ユーザーの投稿をしっかり拾う(リポストする)ようにして、相手からより反応がもらえるような投稿を作成するのも方法の一つになります。
リールは人気の音源を使用する
人気の音源を使用するのもポイントの一つになります。発見タブでは、ユーザーが好きな音楽が使われている投稿が紹介されるケースも少なからずあります。
そのため、人気の音楽やアーティストをリサーチしたうえで、その人たちの曲を取り入れたコンテンツを作るのもアルゴリズムの評価向上に有益です。
インサイトで成果の良い投稿を分析する
投稿ごとに上記のようなインサイト画面、というもので各種反応の数などを確認できます。
この画面で自分たちの投稿の中で人気のあったものや、反応が多かったものを見つけて、分析することで成果の出やすい投稿の傾向を見つけられます。
このように過去の投稿のインサイトをもとに、人気の出やすい投稿を行うのも一つのテクニックになってきます。
Instagramのインサイトとは?見られるデータから注意点まで徹底解説!
その他押さえておくべきポイント
ここまで、少しでもシグナルを増やす方法についてご紹介してきました。しかし、何をやってもいいというわけではありません。注意しなければならないポイントについてもご紹介していきます。
利用規約・ガイドライン違反に注意する
Instagramの利用規約、ガイドラインに反した投稿をしないようにしなければなりません。
利用規約やガイドラインに反した投稿はアルゴリズムの評価が下がるだけではなく、人に見てもらえるような場所に載せてもらえなくなってしまいます。
そのためにも、ルールをしっかりと確認したうえで各種投稿を行うようにしましょう。折角の投稿が規約違反で無駄になってしまってはもったいないですよ?
不確かな情報や誤った情報は評価されにくい
また、正確でない情報や正確性が低い情報も評価されにくいです。
もしデータを引用するのであれば、しっかりと引用元やデータをどこから持ってきたか分かるようなソースを用意したうえで掲載するようにしましょう。
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