VR?AR?チャットボット?バーチャルAIチャットボットの未来

バーチャルチャットボット

VR?AR?チャットボット?バーチャルAIチャットボットの未来


チャットボットに携わっていると、筆者自身様々なアイディアが浮かんでくる。個人的な話にはなるが、WEB接客やチャットボット接客などの言葉はあまり好きではない。むしろタイトルにあるようにVRやARの中でチャットボットを活用していく方が、夢があって面白い。さらにキャラクターを搭載することで、キャラクターがバーチャルAIチャットボットとして、ユーザーに対して幅広い世界を見せることができるのではないか。接客というのはただの一部に過ぎず、バーチャルなどの仮想空間やエンターテイメント性を持たせることで、広告・プロモーションの幅も広がり、我々が小さい頃に夢見たSFのような未来をバーチャルAI型のチャットボットで描けると考えている。

VR・ARとは?

VR(バーチャル・リアリティ)とは、仮想現実や人工現実感などと言われ、実際にバーチャルの空間にいるような感覚で、ゲームなどを行なうことができる。つまり、従来のテレビを通して行なっていたゲームではなく、ゲームの世界にあたかも入り込んでいるかのような世界観を創り出すことができる。

VR = 映像の世界に入るイメージ

AR(オーグメンテッド・リアリティ)とは、拡張現実と呼ばれ、実際の現実環境をコンピュータ技術によって拡張することができる。つまり、実際の現実風景をスマホを通して見ることによって、過去の原風景などを映し出すことができるわけだ。

AR = 現実世界をバーチャル化するイメージ

VRは、「プレイステーションVR」など家庭用ゲーム機として販売されている。ARでは、「ポケモンGO」が最も代表的なものであろう。実際の現実にある街中で、ポケモンを捕まえるわけだが、全世界で社会現象にもなった。ゲーム業界では当たり前に活用されてるVRとAR。この技術を利用して、チャットボットでは、どのように活かすことができるだろうか。

VR×チャットボット・AR×チャットボットの世界

では、VRの世界とARの世界でチャットボットをどのように活かしていくか。
VR産業としては、2020年までに18兆円という市場になる見通しで、ほとんどが、ゲーム業界が牽引すると言われている。筆者が考える、今後VR×チャットボットで役立つ業界というのが、観光業と福祉・公共分野だ。

観光業では、VRでPRしたい観光地を再現し、そのVR内での案内説明等をチャットボットで自動受け答えできるようにする仕組みだ。当然、音声認識は必須で、ユーザーが口頭で質問することで、音声がテキスト化され、そのテキストをチャットボットが認識するという流れが必要だろう。紙媒体や動画だけではなく、VRで観光プロモーションを行なっていく。
また福祉・公共分野でも役立つと考えている。それは、抽象的な表現ではあるが、「便利さゆえに不便な社会」だと筆者は思っており、技術革新や、生活ツールが日々充実していく中でも、耳が不自由などの障害者や高齢者などにとっては、より不便な社会になっているケースが多くあるはずだ。最新機器導入による仕様変更などが代表的な例だ。
VR×チャットボットに期待することは、そういうった人々への社会的案内VRとして活躍してもらいたい。VRは空間的および視覚的にダイナミックに表現しているが、そこにチャットなどのテキストメッセージを表示し、且つ、やり取りを自動化するだけで、耳が不自由な人でも簡単に案内に沿うことができる。

上記を踏まえて、ARに期待することは道案内だ。ARを通して、現実世界の道案内を行ない、チャットボットでサポートする。そういった方法に期待したい。

MRという新たな仮想世界

すでにVRやARは聞き慣れた言葉であるが、「MR」という言葉はあまり聞いたことがないと思う。これからさらに期待される新しい技術である。
MR(ミックスド・リアリティ)とは、Mixed・Realityの略で、「複合仮想」という意味だ。これらは、バーチャル空間を本物の3D空間として捉えることで、例えば、ARのポケモンに近づいたり、背後に回ったりすることができ、さらには、その他の人間プレイヤーと同じ空間を共有・体験することができる。例えば、実際に旅行に行かなくても、このMR技術を用いれば、バーチャル旅行を体験することができるということだ。

マイクロソフト「Microsoft HoloLens」


出展:マイクロソフト社

この動画では、古代ローマを探索したり、マチュピチュの秘密を明らかにするために、時間をかけて旅をしている。自分が本当にそこにいるかのように感じることができ、 360度のビデオ、空間音、およびホログラフィックの組み合わせは、自然要素と対話できるようにする仮想旅行ツアーアプリの基盤となっている。

バーチャルAIチャットボットの先駆け「結」

バーチャルチャットボット出展:パナソニック社

パナソニックが企画し、複数社と共同で開発したバーチャルAIチャットボットの「結(ゆい)」というものがある。これは、通常のチャットボットとは異なっており、ユーザーからの問い合わせに対して、結というキャラクターが動いたり、表情を作ったり、音声で回答するようになっているチャットボットだ。家電販売のFAQチャットボットとしてリリースしたが、期間限定ということで現在は体験することができない。しかしチャット画面だけではなく、キャラクターを設置し、ユーザー問い合わせに対して随時動きを伴って反応してくれる。これはバーチャルAIチャットボットとしては革新的であり、斬新なものだ。

バーチャルチャットボット

ダイバーシティを実現するためのバーチャルAIチャットボットの未来まとめ

VRやARそしてMRなどの、バーチャル要素を含んだ世界にチャットボットが必要かどうかの議論はあると思うが、聴覚にビハインドを持った人々がいる限り筆者は必要だと考えている。バーチャルの世界は、リアリティを追求するだけでなく、あらゆる商品をユーザーに対して、視覚的・聴覚的にダイナミック訴求することができる画期的なプロモーションツールではあるが、そこにチャットボットなどの技術が組み込まれた瞬間に、バーチャルの世界でもダイバーシティ(多様性)を実現できるはずだ。
今後、ゲーム市場が盛り上がりを見せるVRやARにおいて、観光プロモーション用などのビジネス利用はもちろん、その他の活用方法としては社会的な活躍も期待することができると考えており、そういう社会を創造していくことが裏にあるAI・人工知能・チャットボットの使命であろう。

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